ボタン ホール 変形。 明野中央病院 :: リウマチによる手足の変形~その予防と手術療法~

手指に起こる関節リウマチ特有の変形|リウマチ専門医監修|関節リウマチの総合情報サイト リウマチクラス

ボタン ホール 変形

スワンネック変形は、典型的には指のPIP関節が過伸展して、 代償的にDIP関節が屈曲します。 正式な用語では、白鳥の首変形といいます。 反対に、PIP関節が屈曲し、代償性のDIP関節過伸展を生じる変形が ボタン穴変形です。 (上図) 人によってはボタンホール変形ともいいます。 ボタン穴変形はPIP関節の背側の滑膜炎を原因とします。 滑膜炎による伸筋腱中央策の脆弱化と緊張の低下、側索間の連結する繊維の弛緩によって、側索はPIP関節回転中心より掌側への落ち込みがおきます。 PIP関節の伸筋であるはずの側索が、PIP関節の掌側の落ち込むことで 屈筋として働いてしまい、PIP関節の伸展ができなくなるのです。 もともと側索は、PIP関節のポジションによって(伸展から屈曲に向けて) 背側から掌側に位置を変えるようにできています。 なので、 この時点では変形は可逆的です。 ここから側索の短縮がおきると一気に状況は悪化をきたします。 側索の短縮により、PIP関節の背側に再配置することができなくなります。 この時点で装具療法を始めても、側索のトラブルは不可逆、むしろ ゆるむばかりで悪化を助長します。 スワンネック変形では側索のストレッチ訓練が可能なのですが、 ボタン穴変形では、かえってそれも変形を助長します。 ボタン穴変形は当初は機能障害が軽いのですが、悪化するとたちまち手が付けられなくなります。 しかも、 示指・中指の2本だけ罹患するパターンが多いです。 変形が指によって異なると、Quadloateral Phenomenonにより、 屈曲力を減損します。 すなわち、握力が減弱します。 むしろ4本ともボタン穴変形のほうが機能がよいのです。 したがって、 手術適応は示指・中指パターンです。 この結果を近日中に発表を予定しています。 よければ、ご意見ください。 #リウマチ#ボタン穴変形#スワンネック変形#側索#PIP関節#装具治療 #機能障害#Quadlateral Phenomenon#手術 orthopaedicrheumatologist.

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ボタン穴変形と一緒に、Swan-Neck Deformity(スワンネック変形)も合わせてまとめます。 突き指パート1の記事は「」です。 こちらもぜひお読みください! >>参考文献はこちら。 「 」 指と手首の怪我について簡単にまとめられた記事です。 詳細に書かれています。 「 」 ATCプログラムの大学院時代に使っていた教科書です。 今だにわからないことがあると開いて調べます。 上の画像で見てみると、「PIP Joint in Flexion」と書いてある部分で腱が切れてしまいます。 どのように起きるのか、そのメカニズムとしては、突き指のように、何かが指の先端に強く当たること(バスケットボールが指の先端に当たる/手を地面につくときに誤って指をついてしまうなど)で、急激に指の第一関節(=遠位指節間関節/DIP関節)が伸展し、第二関節が屈曲することで、腱が切れてしまって起きます。 このボタン穴変形が起きると、第二関節を伸ばすことができなくなり、第一関節を曲げることもできなくなります。 さらに、すごい痛みと腫れが症状としてあらわれます。 するべき応急処置は、まずは RICE(アイシング)。 氷で冷やすことで痛みを和らげましょう。 痛みで指が硬直してしまうことが多いので、アイシングをすることでその硬直を抑えます。 その後(もしくはアイシングをしながら)、すぐに病院へ行って医者にみてもらいましょう。 多くの場合は、副木(上写真・下リンクのようなもの)をあてて固定することになります。 このボタン穴変形は、ちゃんと処置がされないと、一生第二関節が曲がったままになってしまったり、うまく指が動かなくなってしまうことがあります。 Swan-Neck Deformity(スワンネック変形)とは? より スワンネック変形とは、その名の通り、指がスワン(=白鳥)のネック(=首)のようになってしまうこと。 もう少し詳しく言うと、 第一関節(=DIP関節)が屈曲し、第二関節(=PIP関節)が過伸展を起こしてしまう変形のこと(上画像参照)。 これはつまり、ボタン穴変形とは正反対のことが起きている変形です(ボタン穴変形は、第一関節が過伸展で第二関節が屈曲)。 このスワンネック変形が起きるメカニズムは、大きく分けて2種類あります。 1)関節リウマチ 関節リウマチになると一番影響を受ける関節が、指の第二関節だそうです。 指の第二関節が炎症によって腫れてしまうことで、掌側板がストレッチされます。 掌側板(下画像のVolar Plate)とは、指の第二関節の腹側(=手のひら側)にある軟骨のことで、関節が過伸展しないように抑えているもの。 腫れによって掌側板がストレッチされている状態が続くと、掌側板がゆるくなってしまい、第二関節が過伸展を起こしてしまいます。 それによってその指の伸筋(=指を伸ばす筋肉)の腱が、指の背側から腹側へスライドしてきてしまい、第一関節を屈曲させることで、スワンネック変形が起きます。 指の背側にある腱が逆の腹側にスライドしてしまうことなんてあるのか、、、という感じですね。 注目したいのは、関節リウマチによってスワンネック変形になってしまうというところではなく、 「指の第二関節が炎症によって腫れてしまうことで掌側板がストレッチされ、その状態が続くと掌側板がゆるくなって第二関節が過伸展し、結果として指の背側の腱が腹側にスライドして、スワンネックになる」という、この一連のメカニズムです。 つまり、元をたどると スワンネック変形の原因は「指の第二関節が炎症で腫れ」ということになります。 これは別に関節リウマチにならなくても、突き指などの指の怪我によっても炎症は起こるし、腫れも起きます。 よって、突き指を「すぐ治るだろ」と放置しておいて、第二関節の腫れを放置しておくと、スワンネック変形になる恐れがあります。 しっかり応急処置しましょう。 2)掌側板(=volar plate)の断裂 emedicinehealthより スポーツ中にスワンネック変形が起こるのは、こちらのメカニズムです。 ボタン穴変形と同じように、ボールなどが指の先端に当たったり、転んだときに地面に指をついてしまったときなどに、第二関節の掌側板が断裂してしまうことで、スワンネック変形が起きてしまいます。 症状は、第二関節の痛みと腫れ。 第二関節の腹側を触ると鋭い痛みが起こることも特徴です。 スポーツ中に起こってしまったときの応急処置としては、まずは「」。 病院にもすぐに行き、医師に診てもらいましょう。 上で紹介したボタン穴変形と同じく、副木が必要になります。 まとめ 突き指パート1で紹介したマレットフィンガーやジャージーフィンガーと比べると、あまり見かけない突き指かもしれませんが、トレーナーとしては知っておきたい怪我です。 現に、私が見ていたアメフトの現場で起きたので。 珍しい怪我ではありませうが、応急処置は特別なことをするわけではありません。 基本に忠実に、焦らず行いましょう。 ただ、指は脂肪や筋肉の量が少ないため、腱の断裂や骨折などが起きやすい部位です。 そのため、応急処置をしたら必要があればすぐに病院(整形外科)に行ってドクターに診せましょう。 迅速な処置をしないと、うまく治らなかったり、元に戻るのにかなりの時間が必要になってしまいます。 1度でもしっかり学んで知っておけば、突然現場で見かけてもあたふたすることはないでしょう。 トレーナー仲間にもシェアしていただけたら嬉しいです。

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関節リウマチの症状・手指の変形

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どうしてこのような変形が起こるのでしょうか?これは変形の起こり方を簡単に説明した図です。 (図3)指などの関節は曲げたり伸ばすことはできますが、小指側へ傾けたり背側へ曲げたりはできません。 これは関節を靭帯などが安定化させているためです。 関節に腫れが起こるのは滑膜という関節の中にある組織が腫れるからです。 この状態が長く続くと関節を安定化していた靭帯なども伸びきってきます。 真ん中の線は腱と言って筋肉が縮んだ力を伝える紐のようなものです。 腱は一度伸びても筋肉が引っ張るのでまた緊張しますが、靭帯は伸びたままで関節を安定させられなくなります。 骨の破壊とともにこのようなことが起こるため関節が変形していきます。 手・足の変形予防法 すでに説明したように関節が長期に腫れることが変形の原因ですから一番の予防は関節を腫れさせないことです。 「腫れてはいるけど痛くないからこのままでよい。 」このように考えている方が多いのではないでしょうか?痛くなくても腫れが続くと手・足の変形が起こってきます。 まだ骨が破壊されておらず関節も変形していない早期の患者さんであれば、生物学的製剤の使用を含めて腫れている関節をなくすように薬物治療をしっかりと行うことが大切です。 また薬物治療のみではどうしても腫れが引かない関節があれば、その関節だけ滑膜切除という手術を行うことを考えたら良いと思います。 さてすでに少しずつ変形を認めるようになった患者さんはどうすれば良いのでしょうか?しかりとした薬物治療を行うことはもちろんですが、変形の予防を兼ねて装具を使っていただくのがよいと思います。 図に示したのは母指の関節安定装具と尺側偏位予防用の夜間装具の例です。 (図4)装具には既製のものからオーダーメイドまで種類も色々とあります。 一人一人の生活や変形に合わせて使用することが大切ですので医師に相談して下さい。 手・足の変形矯正 10年前、20年前、さらにそれ以前に関節リウマチを発症した患者さん方もたくさんいらっしゃると思います。 昔は痛みを少しでも楽にするような治療法しかなく、手・足の変形が進行してしまっている患者さんはどうしたら良いのか?進行してしまった変形を矯正するためには手術を受けていただくしかありません。 リウマチ外科治療も薬物療法のようにかなり進歩してきました。 工学の進歩による使用機種の改善、麻酔学の進歩による安全な麻酔、早期リハビリテーションによる早期社会復帰など手技的なもの以外にも大きく進歩しています。 いくつかの例をお示しします。 手指では、母指の関節が不安定になりつまむことのできなくなった患者さんへ行った母指の関節固定術の例です。 (図5)関節は固定され動かすことはできませんが、力を入れて物をつまむことができるようになります。 下着の上げ下ろしが自分でできるようになったと喜ばれる手術です。 また尺側偏位をきたし人前に手を出すのが恥ずかしくなったという患者さんには、MP関節(手を握ったときに指先から3番目の関節です)の人工関節置換術(図6)などがあります。 ある程度骨が残っている時期に行う必要があります。 見た目は大変良くなるのですが、関節リウマチの炎症がしっかり治療されていないと再び破壊が進行します。 足首の変形が強くなりかかとをついて歩けなくなった患者さんへは、足関節固定術(図7)を行います。 足関節の変形を矯正して、動かないように骨で固める方法です。 人工関節置換術もありますが、膝関節や股関節の人工関節のように長く使うことができません。 変形の強い患者さんには固定術のほうが安定した成績が得られます。 足趾の変形で普通の靴がはけない患者さんもおられると思います。 背側に突き出した部位や足のそこにいわゆるタコができ痛くて踏み返しができないなどの悩みが出てきます。 そのような患者さんへは、足趾形成術を行なってあげます。 (図8)いろいろな方法がありますが、私は外反母趾を骨を切ることで矯正して母趾の関節だけ踏み返しができるよう残す方法を行なっています。 手や足の変形に対する手術法はこのほかにもたくさんあります。 手術はその効果も絶大ですが失うものもあります。 たとえば関節を固定する痛みがなくなり変形が矯正されますが、動かすことができなくなります。 一人一人の患者さんの日常生活や日常動作を含めて、どのような手術法が適しているのかを考えなければなりません。 受ける手術法の良い点・悪い点などをよく医師と相談して決めることが大切です。 最後になりますが、どんな治療を行うにしてもリウマチを薬物治療で抑え込むことが必要です。 また状況によれば外科的治療を優先する場合もありますが、この場合も薬物治療が不必要になるわけではありません。 これだけの内容では不明な点もあると思います。 疑問に思われることはなんでも気軽におたずねしていただければと思います。

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