チョウ トンボ。 チョウトンボ~輝く羽を持つトンボ~

チョウトンボとショウジョウトンボ : 虫籠物語

チョウ トンボ

チョウトンボ Rhyothemis fuliginosa トンボ目 トンボ亜目 トンボ科 ハネビロトンボ亜科 交尾・産卵・逆立ち 2008. 29 翅の幅が広くてヒラヒラと飛び、光の加減によっては翅が真っ黒に見えるチョウトンボの姿は、その名のごとくチョウと見まごうばかりです。 全国的に激減したといわれていますが、この地域では空高く乱舞する群れも見られます。 2007年、観察地エリア内ではチョウトンボの産卵場所が少なくとも3か所確認されましたが、そのうち1か所は翌年埋め立てられました。 2006年から2016年まででチョウトンボの個体数が最も多く確認されたのは2008年で、92頭を数えました。 羽化直後のチョウトンボは池の水生植物の葉の上でじっとしています。 しばらくすると、オスは池周囲の葉の上や尖ったものの先に止まってメスが来るのを待つようになります。 2009. 20 オスは、なわばり内に他のオスが侵入してくると飛び立って追い払います。 メスが来ると空中で素早くキャッチし、水辺の茎や葉に止まって交尾します。 交尾を終えて飛び立つと同時にタンデムを解きます。 チョウトンボは体色での雌雄の判別は難しいとされていますが、光の加減でメスは黄色く見えることもあります。 交尾後、シオカラトンボはメスの上でホバーリングして産卵を見守りますが、チョウトンボのオスは他のメスを探すために何のためらいもなく飛び去ってしまいます。 取り残されたメスは、腹の先を水面に何度も打ち付けて産卵します。 産卵している最中でも、交尾しようとするオスがメスに体当たりしてきます。 2011. 04 トンボ科のトンボが暑い日に逆立ちのポーズをすることはよく知られています。 逆立ちをする理由については諸説ありますが、日光に当たる体面積を小さくすることで暑さを凌いでいるという説が有力のようです。 チョウトンボも逆立ちをします。 逆立ちが観察されたのは、いずれも8月の暑い日の午後でした。 その日、その池にはチョウトンボの他にもショウジョウトンボ、ウチワヤンマ、シオカラトンボなどがいました。 これらのトンボのうち、ウチワヤンマとシオカラトンボは1頭も逆立ちをせず、ショウジョウトンボは数頭が逆立ちをしていました。 チョウトンボで逆立ちをしたのは、この写真の個体がこの竿の先に止まった時だけでした。 尾張旭の人々は、チョウトンボのことを「オショロトンボ」と呼ぶそうです。 盂蘭盆会の時期に姿を現すことや、フワフワとした飛び方が精霊(しょうりょう)を彷彿とさせるからでしょうか。 ご先祖様の御霊として大事にするように、と代々語り継がれているようです。

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チョウトンボ~輝く羽を持つトンボ~

チョウ トンボ

チョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM ) クリックすると大きめの絵になります 夏のお池にチョウトンボを見に行きました。 チョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM ) クリックすると大きめの絵になります 青紫色の翅をひらひらさせて、チョウのように舞う美しいトンボです。 チョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM ) クリックすると大きめの絵になります メスの翅はオスと少し色合いが異なります。 チョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM ) クリックすると大きめの絵になります メスの翅は光の当たる角度によっては金紫色に輝いていました。 ショウジョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM ) クリックすると大きめの絵になります チョウトンボを見に行ったら、たいてい一緒に見られるのがショウジョウトンボです。 「猩々蜻蛉」と書き、胴体が深紅(猩々色)に染まる美しいトンボです。 ショウジョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2. 8-4. 5 DC MACRO ) クリックすると大きめの絵になります 夕方のお池では近くからゆっくりと観察させてくれました。 ショウジョウトンボ(2019. 7月 奈良県, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2. 8-4. 5 DC MACRO ) クリックすると大きめの絵になります チョウトンボとショウジョウトンボ。

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チョウトンボ(尾張旭おわりあさひの自然)

チョウ トンボ

content• 日本のトンボ アキアカネ 赤トンボ まずは、童謡『赤とんぼ』に登場するアキアカネ。 赤とんぼの歌詞『夕焼け、小焼けの赤とんぼ』の赤とんぼは、アキアカネの事を指しています。 日本では沖縄県を除く各地に分布している種であり、日本以外にもロシアや中国などにも生息しています。 赤い体が特徴的なアキアカネですが、体は最初から赤い訳ではなく、成長するにつれて茶褐色から徐々に赤みを帯びていきます。 アキアカネの成虫は古くから解熱剤や強壮剤として効果があると考えられていて、捕まえて乾燥し民間薬として用いられていた過去があります。 一方でアキアカネについては色々な言い伝えがあり、捕まえるとバチが当たる、東北では捕まえると雷が落ちると言われ『かみなりとんぼ』というちょっと変わった名で呼ばれてたりもします。 オニヤンマ トンボ界最強の呼び声が高いオニヤンマは小さい子供から昆虫好きの方まで幅広い人気を持つトンボです。 体は比較的大きく、黒色に黄色の縞模様が特徴的。 日本列島ほぼ全域に分布しています。 オニヤンマの体長は日本原産のトンボの中で最大。 噛む力はとても強力で飛行時の最大速度は時速70kmで飛ぶと言われています。 この素晴らしい運動性能をもつオニヤンマは、昆虫界最強のスズメバチをも捕食する事もあるようです。 周りに敵はいないように思えるオニヤンマですが、東京都では生息数の減少から『準絶滅危惧種』に指定されています。 オニヤンマの絶滅だけは避けてほしいものですね… コオニヤンマ コオニヤンマは名前の通りオニヤンマにそっくりのトンボで、オニヤンマと比べると体長はやや小さい。 そのため小型のオニヤンマという意味で『コオニヤンマ』と名が付けられたといわれています。 CC BY-SA 3. 複眼と呼ばれる眼がオニヤンマは大きく、頭部の中央で接しているのに対し、コオニヤンマの複眼は小さく、左右にそれぞれ離れています。 CC BY-SA 4. 日本全国に生息しており、都市部などでもその姿を見ることが出来ます。 ギンヤンマは頭から尾まで7cmほどあり比較的大型な種。 流れのない田んぼや湖、流れのゆるい川辺などを好み生息します。 ヤンマ科の中では最も生息域が広く、よく見かけるトンボですが、高知県や長野県では準絶滅危惧種に指定されています。 ちなみギンヤンマの名前の由来は、オスのお腹の付け根が銀色であるところから由来しているといわれています。 シオカラトンボ 赤とんぼ、オニヤンマと並ぶほどの知名度を持つシオカラトンボ。 日本全土に生息し、都市部でも生息している事からトンボの中でも最も目にするトンボなのかも知れません。 シオカラトンボはオスとメスで体色が違います。 メスは黄色の体色に黒色の斑点があり、その見た目からムギワラトンボ 麦藁蜻蛉 とも呼ばれます。 CC BY 3. この白い粉を『塩』に見立ててシオカラトンボの名が付いたといわれています。 名前が『塩トンボ』ではなく『塩辛トンボ』なのは謎ですね。 ショウジョウトンボ 日本全土に生息するトンボ科のトンボ。 体色はオスとメスで違い、オスは全身が鮮やかな赤で複眼まで真っ赤になっています。 CC BY-SA 4. オスは縄張り意識がとても強く、縄張りである池の周りをグルグルとパトロールをします。 他のオスが縄張りに近づくと、にらみ合いが始まり、時には羽音を立てて争う事もあるようです。 また、同じく全身が赤いベニトンボと見た目が似ていますが、ショウジョウトンボの翅は赤くないのでそこで見分けることが出来ます。 ムカシトンボ 日本全国に分布する日本固有の種。 翅は均等亜目に似ていて、胴体は不均等亜目の特徴に似ています。 CC BY-SA 2. また、太古の時代からその姿がほとんど変わっていない事から『生きた化石』とも呼ばれています。 綺麗なトンボ 日本に存在する色々な色を持った綺麗なトンボを見ていきましょう。 ベニトンボ ベニトンボは沖縄を含む九州各地に分布しているトンボ科のトンボ。 大きさは4cmとさほど大きくはなく、湿地などを好んで生息しています。 CC BY-SA 2. 上記の画像はベニトンボのオスですが、羽・体・複眼に至るまで赤紫色をしていてとても綺麗です。 派手なオスに対して、メスは成虫になるとオレンジ色になります。 CC BY-SA 4. ハグロトンボ ハグロトンボはカワトンボ科のトンボで、別名ホソホソトンボ。 体長は5cm〜6cmとやや大型です。 ハグロトンボもオスとメスで体の色に違いがあり、オスは黒く、緑色の光沢を持っています。 CC BY-SA 3. CC BY-SA 3. ハグロトンボの名前は翅が黒い事から羽黒トンボと名が付けられたとか。 またメスは『神様トンボ』と言われおり、とても縁起のいいトンボだとされています。 リュウキュウハグロトンボ リュウキュウハグロトンボはカワトンボ科のトンボ。 ハグロトンボと似ていますが、分類上ではあまり近くありません。 CC BY-SA 4. ハグロトンボと見た目が似ていますが、ハグロトンボより翅が大きく、光沢を持っています。 沖縄県では成虫の姿を2月から12月下旬とほぼ1年を通して見ることが出来ます。 チョウトンボ 青紫の綺麗な翅を持つチョウトンボ。 前翅は細長く後ろ翅は幅が広くなっていて、翅の形は蝶の様です。 青紫の翅は強い光沢を持っていてとても綺麗なんだとか。 この綺麗な翅を使いヒラヒラと蝶のように舞う事からチョウトンボの名が付いたとされています。 触覚があったらほぼ蝶と見た目は同じです。 外で出会っても蝶と見間違えていまいそうですね… アオイトトンボ 北海道〜九州北部に生息するアオイトトンボ科のトンボ。 名前はアオイトトンボといいますが、オスの体色は青くはなく、どちらかといえば灰色。 全体的に黒褐色で所々白くなっています。 CC BY-SA 4. CC BY-SA 4. オスは名前の通り綺麗な青色の複眼を持っています。 CC BY-SA 4. CC BY-SA 4. カラフルなトンボ アオモンイトトンボ アオモンイトトンボはイトトンボ科のトンボ。 オスの腹部の両端が綺麗な空色をしている事が和名の由来になっています。 アオモンイトトンボの体色は少し特殊でオスと同じ体色の『同色型』のメスと、色が違う『異色型』のメスが存在します。 同色型のメスはオスとほぼ同じで交尾をしていてもどちらがメスかわかりません。 それに対して異色型のメスは全体的に茶褐色になっていて全く違う体色を持ちます。 アオモンイトトンボのメスは同色型と異色型の2タイプに分かれることで、メスとオスの区別が付きづらくなりオスから交尾を執拗に迫られる事が減ります。 その結果、集団での増殖性や安定性が高まり、絶滅のリスクが低減しているようです。 セスジイトトンボ セスジイトトンボは日本全国に生息するイトトンボ科のトンボ。 オスの体色はアオモンイトトンボと似ていて、腹部が空色になっています。 セスジイトトンボもアオモンイトトンボと同様に同色型と異色型のメスが存在します、 異色型は青色の部分が緑色になっています。 オスはお腹の下が全体的に青く、節々も空色をしているので、そこでアオモンイトトンボと見分けることが出来ます。 ホソミオツネントンボ ホソミオツネントンボは成虫のまま冬を越すちょっと変わったトンボ。 体は名前の通り細く、冬は茶色の体色のまま越冬します。 CC BY-SA 3. 青色の体色に黒いマダラ模様が入る少し変わった姿をしています。 日本では北海道〜九州にかけて生息しています。 キイトトンボ キイトトンボは名前の通り体色が黄色になっています。 CC BY-SA 4. CC BY-SA 4. しかしトンボとは思えないほど派手な色ですね… モノサシトンボ 腹部の節に等間隔の環状紋があり、モノサシの様に見えることからその名がついたモノサシトンボ。 体長4cm〜5cmでイトトンボ亜目の中では比較的大型。 オスのモノサシトンボは全体的に水色の体色を持ち、背中から後頭部にかけて黒くなっています。 CC BY-SA 4. CC BY-SA 4. 絶滅が危惧されているトンボ ハラビロトンボ 名前の通り腹部が太く、ボテっとしている印象を受けるトンボ。 体長も3〜4cmと小型な為、トンボらしくない寸胴な体型をしています。 CC-BY-3. CC BY-SA 3. シオカラトンボとその姿は似ていますが、分類上はシオカラトンボ属には含まれていません。 CC-BY-3. ニホンカワトンボ ニホンカワトンボはカワトンボ科に属するトンボ。 名前の通り日本に生息、流れの緩い川や、川辺を縄張りとして生息しています。 CC BY-SA 3. また、ニホンカワトンボの翅の色は3種類存在。 橙色、薄い橙色、無色の3つ。 CC BY-SA 3. CC BY-SA 3. 宮崎県、愛媛県、静岡県、鹿児島県などでは絶滅危惧種に指定され、他6県でも準絶滅危惧種に指定されるなど絶滅が懸念されています。 マダラヤンマ 名前の通りマダラな体色を持つマダラヤンマ。 体長6〜7cmとヤンマ科の中ではそこまで大きくはありません。 オスは黒褐色の全身で、青色がマダラに入っています。 CC BY-SA 4. マダラヤンマのメスは関東で一番採集難易度が高いと言われています。 東京では絶滅しており、栃木県、長野県では天然記念物に指定されています。 ナニワトンボ 大阪で最初に見つかった事から名が付いたとされるナニワトンボ。 赤とんぼ属 アカネ属 のトンボなのに赤くならないトンボとして知られます。 オスは複眼を含む全身が青白いのが特徴的です。 メスは黄色の体色に黒色の模様をもちオニヤンマとその姿が似ています。 ナニワトンボは年々減少傾向にあると考えられ、絶滅危惧種II類に指定されています。 赤とんぼなのに青色になる不思議なトンボですね。 最小のトンボ ヒメアカネ 可愛らしい名前を持つヒメアカネは、体長2. 8〜3. 8cm程しかなく、アカネ属の中で最小の種です。 オスは赤とんぼ同様の見た目をしています。 CC BY-SA 4. CC BY-SA 4. ハッチョウトンボ 日本最小のトンボであるハッチョウトンボ。 世界的にみても最小の部類に入ります。 CC BY-SA 4. 7cm〜2cm程しかなく非常に小さいのが特徴です。 オスは赤とんぼの様な赤色の体色に、赤色の複眼が特徴的です。 CC BY-SA 3. CC BY-SA 3. 名前の由来は矢田鉄砲場八丁目で発見された事から来ているとされています。 現在の場所でいうと名古屋の矢田川付近で発見されていたようです。 5円玉より小さいトンボがいるとは驚きですね。 最大のトンボ ハビロイトトンボ ハビロイトトンボは中南米に生息するトンボ。 名前の通り翅が大きく、翅を開いた時の大きさは19cmにも及び、トンボの中では最大の翅を持ちます。 CC BY-SA 3. そのため生息地も広がる事はなく、狭い範囲に限られています。 またハビロイトトンボが飛んでいる姿は「青と白に瞬くビーコンのよう」だと例えられます。 テイオウムカシヤンマ ムカシヤンマ科のトンボの一種。 オーストラリアのクイーンズランドなどに生息します。 テイオウムカシヤンマはトンボの中で世界最大の体長を持ち、その大きさは最大で16cmにも及ぶといわれています。 日本原産の最大種であるオニヤンマと比べても倍近く大きさを誇ります。 テイオウムカシヤンマについては詳しい生態などはわかっておらず、謎が多く『幻のトンボ』と呼ばれます。 また、ムカシヤンマと同じ様に『生きた化石』とも呼ばれます。

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