イベルメクチン コロナ。 北里大、新型コロナに対しイベルメクチンの医師主導治験を開始へ:日経バイオテクONLINE

【新型コロナ】治療薬「イベルメクチン」、北里大が1年以内に承認申請へ|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

イベルメクチン コロナ

疥癬は主にリネンを介してどんどん寄生していくのでグループホームなどで発生する場合が多い印象です。 ただ怖いことばかり書きましたが、乾燥や暑さに弱く、きちんとお風呂で清潔を保てればヒゼンダニはすぐに死んでしまいますのでご安心ください。 イベルメクチンは2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授が開発した薬です。 恥ずかしながら、イベルメクチンが大村教授によって開発されたことは知りませんでした。 薬剤師って薬に関しては詳しいけど、その薬の開発経緯とかにはかなり疎いような… 寄生虫駆除薬としてインフラが整っていないアフリカなどでは積極的に使用されているようです。 イベルメクチンのコロナに対する働き 具体的な働きについてはまだ研究途中のようですが、北里大学の報告をもとにまとめてみます。 もともとイベルメクチンは2012年以降様々なウイルスの増殖(複製)を抑制することが報告されてきたようです。 イベルメクチンは新型コロナウイルスのプロテアーゼを阻害することでウイルスの増殖を抑制できると予想されています。 また、イベルメクチンはヒトの細胞に必要な物資を輸送するタンパク質をウイルスが乗っ取るのを防ぐ可能性があるようです。 色々勉強不足を反省しています。 しかも大村教授が携わっていたなんて、すごい薬ですよね。 カモスタット同様、薬は思いがけない作用があるものですね。

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イベルメクチンが新型コロナを99.98%も抑制│気になる情報

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Two elite medical journals retract coronavirus papers over data integrity questions. Science 6月 4日オンライン (内容) Lancetと New England Journal of Medicineという臨床医学分野で最も権威のある医学雑誌が、新型コロナウイルスに関する論文を撤回した。 Lancetの論文はマラリア治療薬であるクロロキンやヒドロクロロキンに心毒性があるという報告。 New England Journal of Medicineの論文は、高血圧治療薬である ACE阻害薬が、新型コロナウイルス感染症を増悪させることはないという報告。 両論文ともアメリカのベンチャー企業が、世界中の病院からの症例報告を集約し、マラリア治療薬や ACE阻害薬の投与の有無以外は、年齢、人種、基礎疾患の有無などを揃えて比較検討を行った。 しかし、データがあまりに揃い過ぎていることからデータ解析に疑義が生じたが、同社は生データの公開を拒否したため、他の共著者が撤回を申し出た。 同社の解析は、本HPで4月27日に紹介したイベルメクチンが新型コロナウイルス感染症による致死率を下げるという査読前の論文(下記参照)でも使われていたが、同論文は現在では削除されている。 (コメント) イベルメクチンの治療薬としての可能性が否定されたわけではない。 進行中の臨床試験に期待したい。 6月7日追記 本論文は現在では削除されている。 Patel et al. , Usefulness of Ivermectin in COVID-19 Illness. SSRN 4月 19日掲載 (内容) 査読前の論文。 大村智先生が開発したイベルメクチンの、新型コロナウイルスに対する治療効果を検討したコホート研究。 アメリカ、ヨーロッパ、アジアの 169病院から、治療としてイベルメクチンを用いた 704名を抽出した。 比較対象として、年齢、性別、人種、喫煙の有無、高血圧や糖尿病などの基礎疾患の有無をマッチさせた、イベルメクチン非使用例の 704名を抽出した。 これは皮膚科での疥癬等の治療に用いられている量と同じ。 ただ、患者の状態により医師が増減した。 2群の致死率を比較すると、イベルメクチン使用群は 1. 重症化し気管内挿管を行った患者の致死率は、イベルメクチン使用群は 7. (コメント) イベルメクチンの治療効果が症状の軽重に関わらず期待される。 今後、ランダム化比較試験を行う必要がある。 オーストラリアの報告で、培養細胞への感染実験では、イベルメクチンの1回投与で、ウイルス量が48時間以内に5000分の1になった。 今回の臨床での結果を裏付ける。 Lin et al, Therapy on Time to Clinical Improvement in Patients with Severe and Life-threatening COVID-19 - A Randomized Clinical Trial (内容) 中国武漢からの報告。 重症や重篤患者 103名を血漿投与群 52名、コントロール群 51名に無作為に分けて、回復(退院、もしくは 6段階評価で 2段階改善)までの時間を比較した。 28日間で回復したのは血漿投与群で51. 79-2. 26 であり統計学上の有意差は無かった。 重症患者においては、血漿投与群では 91. 07-4. 重篤群では 20. 30-2. 83 、有意差は無かった。 28日後の致死率にも有意差が無かった 15. 29-1. (コメント) 中和抗体の力価の強い血漿のみを使い、無作為に血漿投与群とコントロール群に分けた重要な研究。 重症群では抗血漿の効果が認められている。 しかし重篤群では差は無かった。 重篤群ではサイトカインストーム等により全身状態が悪化しており、抗血漿で抗原を中和しても十分な効果が得られないのかもしれない。 治験では 200名以上の参加者を計画していたが、武漢での感染が急速に収束したために 100名程度の規模となった。 今後、より大規模の臨床試験が必要である。 Trogen et al. , Adverse Consequences of Rushing a SARS-CoV-2 Vaccine -Implications for Public Trust. JAMA 5月 26日オンライン版 (内容) 新型コロナウイルス対策の決め手としてワクチン開発が期待されている。 世界中で開発が行われており、少なくとも 7つのワクチンが臨床試験に入っている。 トランプ大統領は Operation Warp Speedと命名した政策により、 2021年初頭までにアメリカ国民にワクチンを届けると宣言した。 しかし私たちは、ワクチンに対する根強い不信感を忘れてはならない。 2019年、 WHOは、ワクチン接種拒否はグローバルヘルスを脅かす 10の驚異の 1つであると位置づけた。 特に子供に対するワクチン接種への反対により、麻疹、百日咳、インフルエンザなど、本来は予防できる感染症が増加傾向にある。 ワクチンに対する(そしてワクチンを推奨する医師や研究者に対する)不信感の多くは、インターネットや懐疑的な団体からの誤った情報に基づいている。 例えば、ワクチン接種より自閉症などの副作用が生じるといったことは、慎重な科学的検証により明確に否定されている。 しかし、ワクチンが実際に被害をもたらしたこともある。 1955年のソーク氏によるポリオワクチンの開発もその一つである。 ポリオワクチンの一部に、感染性のあるウイルスが混入していたため、 7万人以上が筋力低下を示し、 164名は麻痺が残り、 10名が死亡した。 この前例により、ワクチン開発の臨床試験が厳格化された。 ただ、 1976年の豚インフルエンザ流行時には、過ちが繰り返された。 フォード大統領がワクチン接種を大規模に推奨したが、一部のワクチンが誤った系統のウイルスから製造され、高熱や接種部の疼痛といった副作用をもたらす一方、ワクチンとしての効果は認められなかった。 新型コロナウイルス収束のためにワクチン開発は極めて重要であるが、厳格な科学的検証により安全性と効果が確認されなければ、過去の過ちを繰り返すのみならず、ワクチン全体に対する不信感を増大させてしまう。 Cai et al. , Experimental Treatment With Favipiravir for COVID-19: An Open-Label Control Study. Engineering 3 月 18日 オンライン版 (内容) アビガンを投与した 35名と抗 HIV薬カレトラを投与した 45名の比較検討。 001。 胸部 CTでの改善はアビガン群では 91. 004。 有害事象もアビガン投与群の方が少なかった。 Pilkington et al. , A Review of the Safety of Favipiravir - A Potential Treatment in the COVID-19 Pandemic?. J Virus Erad. Published 2020 Apr 30. (内容) アビガンの副作用について文献や Web上の公開データをまとめた総説。 日本の からのものを含む 29報告について解析。 対象は、健常人、インフルエンザ患者、エボラ出血熱患者で、計 4299名。 対称として用いられた薬は、カレトラ、タミフル、アルビドール、もしくは偽薬であった。 解析の結果、副作用の頻度、副作用が原因の服用中止、および重篤な副作用の頻度において、アビガン群と対象群で統計的に有意な差は認められなかった。 消化管症状の発現頻度は、アビガン群の方が少なかった。 しかし、高尿酸血症の発現頻度は、アビガン群の方が有意に多かった。 (コメント) 高尿酸血症は要注意。 催奇形性や QT延長などの心毒性は本解析では評価されていない。 催奇形性は製造した製薬会社も、PMDAも認識しており、服用後、1週間は受精を避けることとされている( の公開文章)。 Biegel et al. , Remdesivir for the Treatment of Covid-19 — Preliminary Report. New England Journal of Medicine 5 月 22日オンライン版 (内容) レムデシビルの効果を調べた臨床試験の速報。 アメリカ国立アレルギー・感染症研究所が資金を提供した 10か国の国際共同治験。 日本も参加している。 1053名の患者をレムデシビル投与群とコントロール群の 2つに分け、臨床経過を比較。 その結果、回復(退院もしくは無治療での入院)までの期間は、レムデシビル群で 11日、コントロール群で 15日であった。 また 14日目の致死率はレムデシビル群で 7. 1%、コンロトール群で 11. 9日であった。 有害事象の発生率は両群で差がなかった。 以上の結果より、新型コロナウイルスに対して、レムデシビルは有効であることが示唆された。 患者を症状別に分けると、酸素投与が必要な中等症群でレムデシビルの効果が統計学上有意であった。 しかし、より高度の呼吸管理が必要な患者では効果が減弱し、人工呼吸器や ECMOが必要な患者では有意な効果が観察されなかった。 また人種別では、白人では有意な効果があったが、黒人では効果は少なく、アジア人では効果が認められなかった。 (コメント) アメリカや日本ではこの臨床試験を根拠にレムデシビルの緊急承認を行ったと考えられる。 アジア人では効果が見られなかったことは注意を要する。 4月末の中国からのでは、レムデシビルの効果は認められなかったが、人種差による可能性もある。 Hamiel et al. , SARS-CoV-2 Rates in BCG-Vaccinated and Unvaccinated Young Adults. JAMA 5月13日オンライン (内容) BCGワクチン接種国(特に日本やロシア株を用いている国)では、新型コロナウイルスの感染者数、死亡者数が少ない傾向がみられる。 一方、82年以降は、結核蔓延地域からの移民にのみBCG接種が行われている。 今回、1979 から1981年生まれ 39-41歳 の3064名と、1983 から1985年生まれ 35-37 歳 の2809名においてPCR検査を実施したが、陽性率は11. それぞれの群で重症化例はそれぞれ1例であった。 今回の解析からはBCGワクチンの効果は確認できなかった。 (コメント) イスラエスで用いられたワクチンが日本・ロシア型かデンマーク型かは不明。 より高齢者での効果も不明である。 Wang et al. , Remdesivir in adults with severe COVID-19: a randomised, double-blind, placebo-controlled, multicentre trial. Lancet 4月 29日オンライン公開 (内容) 中国、湖北省からの報告。 酸素吸入が必要な中等症の患者が対象。 158人にレムデシビルを、 79人に偽薬を投与。 臨床症状を 6段階( 1は退院、 6は死亡)で評価し、 2段階以上の改善、もしくは退院までの期間を評価した。 その結果、レムデシビルによっても、回復が早くなるという結果は得られなかった。 同じ研究グループは3月末に、抗HIV薬であるリトナヴビル・ロビナビルの効果が確認できなかったことをNew England Journal of Medicineに報告している。 (コメント) 高い期待を集めているレムデシビルだが、過度の期待は禁物であることを思い知らされる結果。 しかし、早期に投与すれば効果ある可能性は残された。 米国・国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はホワイトハウス( White House)で記者らに対し、「アメリカが主導している臨床試験で、レムデシビルには、回復までの期間を短縮させる効果があることが示された」と表明。 新型コロナウイルス治療薬として初の承認薬になることを示唆している。 Quinti et al. , A possible role for B cells in COVID-19? : Lesson from patients with Agammaglobulinemia. Journal of Allergy and Clinical Immunology 公開予定 (内容) 細菌やウイルスを攻撃する抗体は Bリンパ球で作られる。 遺伝子異常により抗体を作ることのできない患者は、免疫不全となる。 遺伝子異常により Bリンパ球が機能不全となり抗体を作ることのできない 5名の患者が新型コロナウイルスに感染したが、全員が重篤な肺炎となった。 一方、違う遺伝子異常が原因で、 Bリンパ球が存在しない(したがって抗体もできない) 2名の患者が新型コロナウイルスに感染したが、肺炎は起こらず軽症であった。 このことから、 Bリンパ球が産生する炎症性サイトカイン( IL6)などが、新型コロナウイルスによる肺炎や全身状態の悪化に関与している可能性が示唆された。 (コメント) アビガン等の抗ウイルス薬は、感染初期に効果が期待されています。 一方で、重篤した場合は、ウイルスそのものに加えて、過剰な免疫反応で産生された IL6等を抑えることが治療につながる可能性があります。 先日、前大阪大学総長の平野先生が提言されていたポイントです。 Ammanat and Krammer, SARS-CoV-2 Vaccines: Status Report. Immunity 4月6日オンライン版 (内容) ウイルス感染を予防するワクチンの開発は、新型コロナウイルスとの闘いを終息させる鍵となる。 世界中でワクチンの開発が進んでいる。 しかし、実際的に考えると、臨床試験が始まったとしても、実際にワクチンの効果が期待できるのは1年から1年半後である。 ワクチンの技術は過去10年間で劇的に進化している。 またSARSやMERSの研究から、新型コロナウイルスについてもウイルスのどの部分をワクチンとするべきかわかっている。 したがって臨床試験までは、早ければ数か月で到達できる可能性がある。 実際、1つの臨床試験が始まっている。 しかし、臨床試験においては、第1相から第3相まで徐々に対象を増やし、安全性と効果を慎重に見届ける必要がある。 臨床試験が終わっても、FDA(アメリカ)、EMA(EU 、PMDA 日本)から承認を受ける必要がある。 承認を受けた後で、何百万人から何億人用のワクチンを大量生産する必要がある。 これらを考えると、臨床試験に入ってからも最低半年、通常では1年から1年半を要する。 Sanders et al. , Pharmacologic Treatments for Coronavirus Disease 2019 COVID-19. 米国医師会誌4月13日オンライン版 (内容) 新型コロナウイルスの治療薬としては、現時点では効果が科学的に確認されたものはない。 しかし、他の病気の薬や、開発中の薬について、世界中で少なくとも109件の臨床試験が進行している。 著者らが一番、有望としているのはエボラ出血熱で使用されているRemdesivirである。 これはウイルスの遺伝子であるRNAの合成を低濃度で阻害する。 子供や妊婦にも使える。 日本で期待されているアビガン(Favipiravir もRNA合成を阻害するが、Remdesivirより高濃度が必要で、催奇形性があるため妊婦には使えない。 またアメリカでは今のところ使用できない。 マラリアやSLEで用いられているクロロキンやヒドロクロロキンは、ウイルスの細胞侵入を抑えると考えられ、新型コロナウイルスに対する臨床試験が行われている。 これまでのところ効果があるという結果、無かったという結果の両方が報告されている。 心毒性や腎毒性などの副作用にも注意が必要。 新型コロナウイルスにも治療効果が期待されるが、中国での臨床試験の結果によると、コントロールと比べて統計学的に有意な効果は観察されなかった。 Camostat mesylateは膵炎の治療薬として日本で承認されている。 ウイルスの細胞侵入に必要なタンパク質分解酵素TMPRSS2を阻害することから、新型コロナウイルスに対しても治療効果が期待される。 Hirano and Murakami COVID-19: a new virus, but an old cytokine release syndrome. Immunity 掲載予定 (内容) 大阪大学前総長、インターロイキン(IL 6を発見した平野俊夫先生による論説。 新型コロナウイルスの治療薬としては、受容体であるACE2や、細胞への侵入に必要なタンパク質分化酵素であるTMPRSS2に作用する薬物が期待されている。 一方で、ACE2がウイルスにより阻害されることによりアンギオテンシンIIの作用が過剰になり、IL6などのサイトカインが異常に活性化されることが重篤化に関与していると考えられる。 したがって、IL6やその下流であるSTAT3に作用する薬物も、新型コロナウイルス治療薬の重要な候補となる。 平野先生ご自身の解説は Monteil et a. , Inhibition of SARS-CoV-2 infections in engineered human tissues using clinical-grade soluble human ACE2. Cell Pressの発行する科学雑誌(多分、Cell誌)で査読され採択された論文。 校正前であるが4月3日に公開された。 (内容) iPS細胞から血管組織を作り、新型コロナウイルスが感染することを確認した。 培養液中に可溶性のACE2受容体を加えることにより、ウイルスの細胞への侵入が抑制された。 ウイルス実験に良く使われるVero細胞やES細胞由来の腎臓様組織でも同様の結果が得られた。 ACE2が、新型コロナウイルスの受容体(の少なくともその一つ)であることが証明された。 また可溶性のACE2が治療薬の一つのなりうることが示された。 (コメント) iPS細胞が新型コロナウイルス研究にも役立っています。 私達も頑張ります。 本論文は 5月 21日現在で依然、査読中のようです。 下記で紹介したのは Ver. 1ですが、最新の Ver. 1396, difference of recovery rate: 0. 0305 to 0. 2213. と記載が変わり、有意差はないことになっています。 ご指摘頂き、有難うございました。 Chen et al. , Favipiravir versus Arbidol for COVID-19: A Randomized Clinical Trial. MedRxiv 3月27日公開 (内容) 2種の抗インフルエンザ薬(アビガンとアルビドール)の新型コロナウイルスに対する効果を比較検討した。 アビガンは日本で開発され、新型インフルエンザ流行時にのみ生産が認められるという条件付きで承認されている。 これは動物実験において、胎児に奇形を引き起こすことが示されているから。 アルビドールは中国とロシアで抗インフルエンザ薬として用いられている。 今回のの新型コロナウイルス感染者に対する臨床研究においては、240名の中等症患者を無作為に120名づつの2群に分け、1群にはアビガンを、他の1群にはアルビドールを投与した。 7日目の回復率を、解熱、呼吸の正常化、血中酸素濃度の正常化、咳の消失から判定した。 その結果、アビガン投与群では71. 43%が、アルビドール投与群では55. 86%が回復し、アビガンの方が統計的に見て有意に高い治療効果を示した。 一方、アビガン投与群では、肝機能検査異常、尿酸値上昇、消化管症状、精神症状の発生率が、アルビドール投与群より高かった。 (コメント) 患者は無作為に2群に分けられたが、本人や医師はどちらの群かが知らされおり、2重盲検ではない。 PCRでウイルス陽性が確認されているのは両群とも半分以下。 アビガン投与群では18名、アルビドール投与群では9名が重症となった。 より厳密な臨床試験が必要。 また重症や重篤患者における効果も不明。 Vrieze. Can a century-old TB vaccine steel the immune system against the new coronavirus? Science 3月23日オンライン版 (内容) 結核に対するBCG予防接種が、新型コロナウイルスに対する効果を検討するための臨床試験が、オランダ、オーストラリア、イギリス、ドイツの4か国で行われる。 医療従事者や高齢者が対象。 BCGは結核以外に、様々な感染症全般への予防効果が以前から指摘されている。 実際に新型コロナウイルスに有効かどうかは、今回の臨床試験の結果を待つ必要がある。 (コメント) 新型コロナウイルスの感染予防のために、新たにBCG接種をすることは推奨されません BCGと新型コロナウイルスについては東北大学大隅典子先生がブログで解説されています。

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オーストラリアのグループがAntiviral Researchに、イベルメクチンが新型コロナウイルスの増殖をin vitroで強く抑制したことを報告しました。 イベルメクチンは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生が発見したアベルメクチンを元に開発された薬剤です。 イベルメクチンは抗寄生虫薬であり、フィラリア感染症などの治療に使われています。 イベルメクチンがコロナウイルス蛋白の核内移行を抑制することで作用を発揮すると考えられています。 実際、タイではこのイベルメクチンをデング熱ウイルス感染者に使用する研究が進められています。 ただ、血中のウイルス蛋白は減らすものの、臨床的な有用性はまだ認められていないようでした。 その結果、細胞上清のウイルスはイベルメクチン投与に寄って93%減少、細胞内ウイルスは99. 8%減少しました。 48時間まででウイルスRNAは5000分の一に減少、細胞毒性も無く、新たな抗SARS-CoV-2薬として候補に躍り出てきました。 この報告はまだ in vitroの結果だけで、細胞を用いた実験結果のみとなっています。 出来ればマウス感染モデルを用いたin vivoの結果もあったら最高でした。 しかしながら、毒性の低い薬剤で有り、これまでも抗寄生虫薬として人に投与されていた実績がありますので、新型コロナウイルス患者への投与で臨床症状の改善や、ウイルス量の減少などが確認されたら、この薬剤も一気に脚光を浴びる可能性も秘めています。 ただ、有効な投与量の設定などが今後必要となってくるでしょう。 もし、アビガンもイベルメクチンも効果有りとされたら、どっちを使うかとなるのでしょうか。 可能であれば、併用でしょう。 難治性の感染症に対して作用機序の異なる薬剤を併用する事は非常に有用です。 ただ副作用のチェックは必要になってくるでしょう。 イベルメクチンの開発ももちろん、この寄生虫の薬がウイルスの増殖を抑えると言う結果も、世界の基礎医学者が地道に研究を重ねて来た結果だと思います。 私も大学にいた頃は研究を継続していましたが、段々と研究費獲得が難しくなってきていました。 すると研究は常に出口の結果だけを求められてしまいます。 つまり、「その研究は臨床にどう役に立つんだ?」としか問われない、そんな研究だけが求められるようになってきているのを感じました。 しかし、これまでの医学の進歩の大部分は、小さな一歩一歩が積み重なってきたものです。 一つ一つの研究結果を見ていると、どう使うのかわからない。 一つ一つは役に立つのかわからない小さな研究に見えても、それぞれの知恵を合わせて見ると、実は大きな進歩につながっている。 研究ってそんなものじゃないかなと考えます。 「すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。 」 そのとおりだと思っています。

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