製図 記号。 図面作成・書き方・記号|製図ガイド

寸法補助記号の一覧表

製図 記号

板金図面の書き方・見方、図面作成のポイント、必要な図面記号・記載事項など ここでは図面の書き方・見方(見かた)がよく分からない方などのために、板金加工部品をはじめ機械部品などを三角法によって図面作成するためのポイント・図面の書き方・見かた・図面記号例などを、実物部品写真とその図面を比べることで分かりやすくご説明いたします。 特に個人のお客様に多いようですが、次に当てはまる方などは、以下でご説明する図面作成の要領・書き方・見方などは大いに参考にしていただければと思います。 図面作成などはやったことがない• なので図面の書き方がわからない• (図面の見方を知らないので図面内容を理解できない)• でも、作ってみたいものがあり、イメージはできている• この際、図面作成にチャレンジしてみる意欲はある• でも、CADソフトは無いので手書き図面しか描けない・・・etc. CADソフト作図によるCAD図面と手書き図面・フリーハンド作成図面 『CADソフトを持ってないので図面が描けないんです…。 』 精密板金 wiz へお問い合わせいただくお客様から時々聞かれる言葉です。 もちろん、図面作成は必ずCADソフトを使って描かなければならないということはありません。 図面は、ものを作る人にその情報を伝える手段に過ぎませんので、必要な情報が漏れなく記載され、読む人に正確に伝わる図面でありさえすれば良いので、CAD図のような体裁の良いきれいな図面であることが図面作成の必要条件ではありません。 手書き図面でも、フリーハンドで書いた図面・スケッチであっても、ものが創れる図面、読む人が誤解無く、理解しやすい図面であることが大切なことです。 図面の書き方が分からない方は、以降でご説明する図面作成のポイントなどを参考に、是非一度あなたの創りたいものを図面にすることにチャレンジしていただければと思います。 精密板金 wiz が、あなたの図面を現実の製品にしてお届けいたします。 図面作成のポイント|図面の書き方・見方、記載すべき必要事項 図面作成するにあたり、最低限図面に記載すべき情報や書き方のポイントを以下にまとめています。 CADソフトで作成する図面でも、手書き図面、フリーハンドスケッチ・マンガ図でも、以下の図面作成のポイントは同じです。 1.三角法による製図 部品を製図する場合には、第三角法に従って描きます。 三角法 三角法とは、部品図などの製図・図面においては、最も一般的に用いられる製図方法の一つで、ある対象物の主投影図のまわりに、いくつかの方向(面)からの投影図を配置して描く製図方法です。 主投影図(正面図)を基準にして、その他の投影図は、必ず次のように配置して描く決まりになっています。 この配置の決まりを守らないと、正確な形状を表すことができません。 上側(上図のB)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の上側に描く• 下側(上図のE)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の下側に描く• 左側(上図のC)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の左側に描く• 右側(上図のD)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の右側に描く• 裏側(上図のF)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の右側又は左側に描く このように配置されたそれぞれの投影図は、一般に次のように呼ばれます。 例えば、正面図以外に、平面図と右側面図だけを描けば、部品の形状が全て伝わるのであれば、それ以外の投影図は省略して問題ありません。 より具体的な例は、以降に示す実物写真を例にした図面作成サンプルを参考にして下さい。 2.寸法はmm(ミリ)単位で 図面中の記載する寸法は、寸法線・寸法補助線を引き出し、寸法数値は全てmm(ミリ)単位で書き、mm(ミリ)の記号は書かないようにします。 例えば、長さが 12cm(センチ) なら、単に「120」と記入します。 ミリやセンチなどの単位を書いては駄目、というわけではないですが、書くと図面が読みにくくもなりますし、書く必要がない、ということです。 3.図面尺度(図面スケール)を意識する 図面を書く際には縮尺(スケール)を決めて書くよう心がけます。 尺度の決め方としては、等倍(1:1)が最も書きやすく、また、図面を読む人に余計な誤解を与えにくい図面作成となります。 逆に部品寸法が小さい場合は、2倍、5倍、10倍等切りのよい尺度に拡大して描きます。 尺度を無視して書くと、図面と実際の製品とのイメージにずれが生じる場合がありますので、たとえフリーハンドで書く場合でもその縮尺を意識して描いたほうがミスを犯しにくくなります。 4.材質(材料)を明記する 図面には必ずその部品の材質(材料)を明記します。 用途や使用目的を考慮して材料を選定・指定して下さい。 詳しい材料種別がわからない場合でも、鉄、ステンレス、アルミ、真鍮などの指定はして下さい。 精密板金・板金加工において一般的に使われる板金材料はこちらを参考にしてください。 用途や使用する材料の強度を考慮して板厚を選定・指定して下さい。 板金材の板厚は材料ごとに市販で購入できる板厚が規格で決まっています。 特別な要求でもない限り、規格にある板厚を選定しますが、も考慮しつつ選ぶことも大切です。 精密板金加工・板バネ加工でよく使われる板金材料の板厚についてはこちらを参考にしてください。 1個作るのと50個作るのでは部品単価(部品1個あたりの製作費用)が変わりますので必ず図面に明記して下さい。 7.表面処理が必要な場合は図面に明記する 部品にメッキ処理や焼付塗装、アルミ材へのアルマイト処理などの表面処理が必要な場合には、その仕様を図面に明記します。 図面に表面処理について指示が無い場合は、表面処理なしと判断されます。 表面処理についてはこちらも参考にしてください。 必要の無い部分の公差指定や必要以上の過度な公差指定はコストアップの要因になりますので、使用目的上、特に精度を必要としない場合は指定しないでください。 寸法精度は、特に指定がなければ、JISの一般公差(JIS B 0408 の普通寸法公差 (近日UP))のB級の公差内での加工となります(以下の表になります)。 9.数字や文字は極力大きく明瞭に 図面中の寸法数字や文字は極力大きく、はっきりと見易いように書いてください。 図面を読む人に誤解されるような小さく見づらい数字や文字は、間違いの原因に直結しますので、これは非常に大切なことです。 紙図面の場合、FAXを通すとさらに見難くなることも考慮して明瞭に書くことを心掛けて下さい。 10.ダンボールや厚紙とハサミが役立つ 自分が書いた図面を検証したいときや、完成品のイメージをつかみたい時には、厚紙やダンボールをハサミで切って折り曲げなどをし、実際にその部品の形状を再現してみます。 原始的な方法ですが、これが一番良いのでおすすめです。 板金加工品実物写真から理解する図面作成例 実際の板金加工部品の図面というのはどういうものかを理解していただくために、完成部品の実物写真と、その元になった加工図面をご紹介します。 実物写真とその図面を見比べることにより、図面作成のイメージがつかめるとともに、図面の見方も理解できると思いますので是非参考にして下さい。 図面作成例1のように、手書きフリーハンドの図面でも、必要事項さえきちんと記載されている図面であれば、十分立派な図面と言えることも理解していただけましたら幸いです。 図面作成例1(手書きフリーハンド図面作成例) 製品データ 材質:アルミ A5052P、板厚:t1. 0、用途:省力化機械装置内板金加工部品 【全景写真(鳥瞰写真)】 【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】 【図面作成例1:三角法による図面作成の例】 図面作成例2 製品データ 材質:ステンレス SUS304-2B、板厚:t1. 5、用途:省力化機械装置内板金加工部品 【全景写真(鳥瞰写真)】 【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】 【図面作成例2:三角法による図面作成の例】 図面作成例3 製品データ 材質:鋼板(鉄) SPCC、板厚:t2. 0、用途:省力化機械装置内板金加工部品 【全景写真(鳥瞰写真)】 【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】 【図面作成例3:三角法による図面作成の例】 図面記号・指示記号など一般的な板金図面の書き方 これまでのご説明した図面作成のポイントを踏まえ、三角法により作図したZ曲げ板金部品の図面を例に取って、穴・タッピング・座グリ・寸法の入れ方・面取り指示など、図面記号・指示方法の一般的な書き方をご紹介します。 その際、部品を投影した際に見える板厚の線は実線に、投影した方向からは隠れて見えない板厚の線は点線にします。 実線は描かないと図にならないのが普通なので特に気にすることもないですが、隠れて見えない板厚の線を点線で描くことがポイントです。 この点線を省略してしまうと、部品形状によっては、図面を読む人に形状が正確に伝わらなくなる場合がありますので、点線は忘れずに描きます。 この例は丸穴が複数ある例ですが、丸穴に限らず、上の説明図にもあるようなタッピングやバーリングタップ、皿モミ(皿座ぐり)、コーナー面取り(R面取り、C面取り)など、それぞれの加工内容が複数ある場合も、同様な書き方をするのが一般的です。 長丸穴の形状は楕円と似ていますが楕円ではありません。 長丸穴は、長さ方向の両端が幅と等しい直径をもつ円の半円形状となっており、その二つの半円同士を直径の幅で繋げた穴になります。 正方形でなく短辺と長辺があるものは一般に、長角穴といいます。 ただの丸(円)だと、図面を読む人が図だけを見て視覚的に丸穴に間違え易いので、二重の丸(円)で描くよう心がけるべきです。 必ずそうしなければならないというわけではないですが、そのほうが図面もスッキリします。 公差範囲の上限値から下限値の数値を記入しますが、上限値または下限値のどちらか一方しか不要な場合は、そのどちらかだけを指示します。 必要でない部分にもむやみに公差指示するとコストアップの原因になる場合もあります。 そのため、部品の機能や目的に直接影響を与えず、加工時に特に注意を要するような寸法でないもの、少し乱暴な言い方をすれば、どうでも良い寸法値などには、図面を読む人にその寸法が参考値であることを伝える目的で、( )カッコを付けます。 ( )寸法(カッコ寸法)を設けることで、カッコが付いていない寸法や公差指示のある寸法との重要度が明確になります。 製図用紙のダウンロード CADソフトを使わずに紙面へ板金加工部品などを製図する場合、以下のような製図用紙をご用意しておりますので、よろしければお使いください。 お見積もり・ご注文用に図面作成いただく場合には、以下のPDFファイルをダウンロード後、印刷したものに作図してお送りください。 もちろんこの製図用紙でなくとも構いません。 どんな用紙に書いて頂いても結構です。 (PDFファイルサイズ:13KB) (ダウンロードは上のリンクを右クリックで「対象をファイルに保存」) 【A4横サイズの製図用紙サンプル】 図面に関するお願いなど 精密板金 wiz にお問い合わせいただくお客様で、お電話で図面が無いけれど、こういうものを作ってもらえませんか?、いくらで作ってもらえますか?、というようなお客様がよくいらっしゃいます。 しかしお電話だけでは、正確に我々がその内容を理解するのは極めて困難で、お返事も難しいです。 正確に作りたいもの伝えるためには図面或いは最低でもスケッチ程度の視覚的情報は必要です。 図面作成に馴れていない方にとっては、部品図面を書くということは多少敷居が高いことかと思いますが、上でご説明した図面作成のポイントに従って描いていただければ、それ程難しい作業ではないと思いますので、是非一度、イメージを図面にした上でをご依頼いただければと思います。 なお、お見積もりの際は、完成度の高い図面作成を心がけていただきますと、図面内容確認などのやり取りが省けるので、お見積もりがスピーディーに運びます。 ちなみに、完成度の高い図面というのは、CADソフトで描いたCAD図のような見た目のよい図面という意味ではありません。 手書きやフリーハンドで書いた図面でも、必要な情報が漏れなく記載された図面が完成度の高い図面です。 関連情報・参考ページ.

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【初心者必見】図面の見方(読み方)|三角法や記号など基本情報を簡単に解説

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板金図面の書き方・見方、図面作成のポイント、必要な図面記号・記載事項など ここでは図面の書き方・見方(見かた)がよく分からない方などのために、板金加工部品をはじめ機械部品などを三角法によって図面作成するためのポイント・図面の書き方・見かた・図面記号例などを、実物部品写真とその図面を比べることで分かりやすくご説明いたします。 特に個人のお客様に多いようですが、次に当てはまる方などは、以下でご説明する図面作成の要領・書き方・見方などは大いに参考にしていただければと思います。 図面作成などはやったことがない• なので図面の書き方がわからない• (図面の見方を知らないので図面内容を理解できない)• でも、作ってみたいものがあり、イメージはできている• この際、図面作成にチャレンジしてみる意欲はある• でも、CADソフトは無いので手書き図面しか描けない・・・etc. CADソフト作図によるCAD図面と手書き図面・フリーハンド作成図面 『CADソフトを持ってないので図面が描けないんです…。 』 精密板金 wiz へお問い合わせいただくお客様から時々聞かれる言葉です。 もちろん、図面作成は必ずCADソフトを使って描かなければならないということはありません。 図面は、ものを作る人にその情報を伝える手段に過ぎませんので、必要な情報が漏れなく記載され、読む人に正確に伝わる図面でありさえすれば良いので、CAD図のような体裁の良いきれいな図面であることが図面作成の必要条件ではありません。 手書き図面でも、フリーハンドで書いた図面・スケッチであっても、ものが創れる図面、読む人が誤解無く、理解しやすい図面であることが大切なことです。 図面の書き方が分からない方は、以降でご説明する図面作成のポイントなどを参考に、是非一度あなたの創りたいものを図面にすることにチャレンジしていただければと思います。 精密板金 wiz が、あなたの図面を現実の製品にしてお届けいたします。 図面作成のポイント|図面の書き方・見方、記載すべき必要事項 図面作成するにあたり、最低限図面に記載すべき情報や書き方のポイントを以下にまとめています。 CADソフトで作成する図面でも、手書き図面、フリーハンドスケッチ・マンガ図でも、以下の図面作成のポイントは同じです。 1.三角法による製図 部品を製図する場合には、第三角法に従って描きます。 三角法 三角法とは、部品図などの製図・図面においては、最も一般的に用いられる製図方法の一つで、ある対象物の主投影図のまわりに、いくつかの方向(面)からの投影図を配置して描く製図方法です。 主投影図(正面図)を基準にして、その他の投影図は、必ず次のように配置して描く決まりになっています。 この配置の決まりを守らないと、正確な形状を表すことができません。 上側(上図のB)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の上側に描く• 下側(上図のE)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の下側に描く• 左側(上図のC)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の左側に描く• 右側(上図のD)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の右側に描く• 裏側(上図のF)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の右側又は左側に描く このように配置されたそれぞれの投影図は、一般に次のように呼ばれます。 例えば、正面図以外に、平面図と右側面図だけを描けば、部品の形状が全て伝わるのであれば、それ以外の投影図は省略して問題ありません。 より具体的な例は、以降に示す実物写真を例にした図面作成サンプルを参考にして下さい。 2.寸法はmm(ミリ)単位で 図面中の記載する寸法は、寸法線・寸法補助線を引き出し、寸法数値は全てmm(ミリ)単位で書き、mm(ミリ)の記号は書かないようにします。 例えば、長さが 12cm(センチ) なら、単に「120」と記入します。 ミリやセンチなどの単位を書いては駄目、というわけではないですが、書くと図面が読みにくくもなりますし、書く必要がない、ということです。 3.図面尺度(図面スケール)を意識する 図面を書く際には縮尺(スケール)を決めて書くよう心がけます。 尺度の決め方としては、等倍(1:1)が最も書きやすく、また、図面を読む人に余計な誤解を与えにくい図面作成となります。 逆に部品寸法が小さい場合は、2倍、5倍、10倍等切りのよい尺度に拡大して描きます。 尺度を無視して書くと、図面と実際の製品とのイメージにずれが生じる場合がありますので、たとえフリーハンドで書く場合でもその縮尺を意識して描いたほうがミスを犯しにくくなります。 4.材質(材料)を明記する 図面には必ずその部品の材質(材料)を明記します。 用途や使用目的を考慮して材料を選定・指定して下さい。 詳しい材料種別がわからない場合でも、鉄、ステンレス、アルミ、真鍮などの指定はして下さい。 精密板金・板金加工において一般的に使われる板金材料はこちらを参考にしてください。 用途や使用する材料の強度を考慮して板厚を選定・指定して下さい。 板金材の板厚は材料ごとに市販で購入できる板厚が規格で決まっています。 特別な要求でもない限り、規格にある板厚を選定しますが、も考慮しつつ選ぶことも大切です。 精密板金加工・板バネ加工でよく使われる板金材料の板厚についてはこちらを参考にしてください。 1個作るのと50個作るのでは部品単価(部品1個あたりの製作費用)が変わりますので必ず図面に明記して下さい。 7.表面処理が必要な場合は図面に明記する 部品にメッキ処理や焼付塗装、アルミ材へのアルマイト処理などの表面処理が必要な場合には、その仕様を図面に明記します。 図面に表面処理について指示が無い場合は、表面処理なしと判断されます。 表面処理についてはこちらも参考にしてください。 必要の無い部分の公差指定や必要以上の過度な公差指定はコストアップの要因になりますので、使用目的上、特に精度を必要としない場合は指定しないでください。 寸法精度は、特に指定がなければ、JISの一般公差(JIS B 0408 の普通寸法公差 (近日UP))のB級の公差内での加工となります(以下の表になります)。 9.数字や文字は極力大きく明瞭に 図面中の寸法数字や文字は極力大きく、はっきりと見易いように書いてください。 図面を読む人に誤解されるような小さく見づらい数字や文字は、間違いの原因に直結しますので、これは非常に大切なことです。 紙図面の場合、FAXを通すとさらに見難くなることも考慮して明瞭に書くことを心掛けて下さい。 10.ダンボールや厚紙とハサミが役立つ 自分が書いた図面を検証したいときや、完成品のイメージをつかみたい時には、厚紙やダンボールをハサミで切って折り曲げなどをし、実際にその部品の形状を再現してみます。 原始的な方法ですが、これが一番良いのでおすすめです。 板金加工品実物写真から理解する図面作成例 実際の板金加工部品の図面というのはどういうものかを理解していただくために、完成部品の実物写真と、その元になった加工図面をご紹介します。 実物写真とその図面を見比べることにより、図面作成のイメージがつかめるとともに、図面の見方も理解できると思いますので是非参考にして下さい。 図面作成例1のように、手書きフリーハンドの図面でも、必要事項さえきちんと記載されている図面であれば、十分立派な図面と言えることも理解していただけましたら幸いです。 図面作成例1(手書きフリーハンド図面作成例) 製品データ 材質:アルミ A5052P、板厚:t1. 0、用途:省力化機械装置内板金加工部品 【全景写真(鳥瞰写真)】 【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】 【図面作成例1:三角法による図面作成の例】 図面作成例2 製品データ 材質:ステンレス SUS304-2B、板厚:t1. 5、用途:省力化機械装置内板金加工部品 【全景写真(鳥瞰写真)】 【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】 【図面作成例2:三角法による図面作成の例】 図面作成例3 製品データ 材質:鋼板(鉄) SPCC、板厚:t2. 0、用途:省力化機械装置内板金加工部品 【全景写真(鳥瞰写真)】 【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】 【図面作成例3:三角法による図面作成の例】 図面記号・指示記号など一般的な板金図面の書き方 これまでのご説明した図面作成のポイントを踏まえ、三角法により作図したZ曲げ板金部品の図面を例に取って、穴・タッピング・座グリ・寸法の入れ方・面取り指示など、図面記号・指示方法の一般的な書き方をご紹介します。 その際、部品を投影した際に見える板厚の線は実線に、投影した方向からは隠れて見えない板厚の線は点線にします。 実線は描かないと図にならないのが普通なので特に気にすることもないですが、隠れて見えない板厚の線を点線で描くことがポイントです。 この点線を省略してしまうと、部品形状によっては、図面を読む人に形状が正確に伝わらなくなる場合がありますので、点線は忘れずに描きます。 この例は丸穴が複数ある例ですが、丸穴に限らず、上の説明図にもあるようなタッピングやバーリングタップ、皿モミ(皿座ぐり)、コーナー面取り(R面取り、C面取り)など、それぞれの加工内容が複数ある場合も、同様な書き方をするのが一般的です。 長丸穴の形状は楕円と似ていますが楕円ではありません。 長丸穴は、長さ方向の両端が幅と等しい直径をもつ円の半円形状となっており、その二つの半円同士を直径の幅で繋げた穴になります。 正方形でなく短辺と長辺があるものは一般に、長角穴といいます。 ただの丸(円)だと、図面を読む人が図だけを見て視覚的に丸穴に間違え易いので、二重の丸(円)で描くよう心がけるべきです。 必ずそうしなければならないというわけではないですが、そのほうが図面もスッキリします。 公差範囲の上限値から下限値の数値を記入しますが、上限値または下限値のどちらか一方しか不要な場合は、そのどちらかだけを指示します。 必要でない部分にもむやみに公差指示するとコストアップの原因になる場合もあります。 そのため、部品の機能や目的に直接影響を与えず、加工時に特に注意を要するような寸法でないもの、少し乱暴な言い方をすれば、どうでも良い寸法値などには、図面を読む人にその寸法が参考値であることを伝える目的で、( )カッコを付けます。 ( )寸法(カッコ寸法)を設けることで、カッコが付いていない寸法や公差指示のある寸法との重要度が明確になります。 製図用紙のダウンロード CADソフトを使わずに紙面へ板金加工部品などを製図する場合、以下のような製図用紙をご用意しておりますので、よろしければお使いください。 お見積もり・ご注文用に図面作成いただく場合には、以下のPDFファイルをダウンロード後、印刷したものに作図してお送りください。 もちろんこの製図用紙でなくとも構いません。 どんな用紙に書いて頂いても結構です。 (PDFファイルサイズ:13KB) (ダウンロードは上のリンクを右クリックで「対象をファイルに保存」) 【A4横サイズの製図用紙サンプル】 図面に関するお願いなど 精密板金 wiz にお問い合わせいただくお客様で、お電話で図面が無いけれど、こういうものを作ってもらえませんか?、いくらで作ってもらえますか?、というようなお客様がよくいらっしゃいます。 しかしお電話だけでは、正確に我々がその内容を理解するのは極めて困難で、お返事も難しいです。 正確に作りたいもの伝えるためには図面或いは最低でもスケッチ程度の視覚的情報は必要です。 図面作成に馴れていない方にとっては、部品図面を書くということは多少敷居が高いことかと思いますが、上でご説明した図面作成のポイントに従って描いていただければ、それ程難しい作業ではないと思いますので、是非一度、イメージを図面にした上でをご依頼いただければと思います。 なお、お見積もりの際は、完成度の高い図面作成を心がけていただきますと、図面内容確認などのやり取りが省けるので、お見積もりがスピーディーに運びます。 ちなみに、完成度の高い図面というのは、CADソフトで描いたCAD図のような見た目のよい図面という意味ではありません。 手書きやフリーハンドで書いた図面でも、必要な情報が漏れなく記載された図面が完成度の高い図面です。 関連情報・参考ページ.

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【初心者必見】図面の見方(読み方)|三角法や記号など基本情報を簡単に解説

製図 記号

幾何公差は、「形状」,「姿勢」,「位置」,「振れ」の4種類に対して全部で19種類の特性が存在します。 この19種類の特性の公差記号を下記に解説します。 真直度 JISでは、 「直線形体の幾何学的に正しい直線からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 真直度は 真っ直ぐさ を指定するものです。 平面ではなく直線に適用されます。 従って、長尺物などの反りの許容などに利用されます。 平面度 JISでは、 「平面形体の幾何学的に正しい平面からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 平面といっても厳密には凸凹しています。 平面度は、 最も出っ張った部分 と 最もへこんだ部分 が、上下に離れた2つの平面の間に挟まれた一定の距離になければなりません。 平面度の測定の様子 真円度 JISでは、 「円形形体の幾何学的に正しい円からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 真円度は まんまるさ を指定するものです。 円筒度 JISでは、 「円筒形体の幾何学的に正しい円筒からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 円筒度は まんまる で 真っ直ぐさ を指定するものです。 線の輪郭度 JISでは、 「理論的に正確な寸法によって定められた幾何学的に正しい輪郭からの線の輪郭の狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 線の輪郭度はデザインのある部品の曲面が、デザインした通りに出来ているか指示するものです。 指定の曲面を切断した断面の線が公差域に入っていればOKです。 面の輪郭度 JISでは、 「理論的に正確な寸法によって定められた幾何学的に正しい輪郭からの面の輪郭の狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 面の輪郭度はデザインのある部品の曲面などが、デザインした通りに出来ているか指示するものです。 面の輪郭度は、線の輪郭度と違って指定曲面全体が対象となります。 平行度 JISでは、 「データム直線、データム平面に対して平行な幾何学的直線または幾何学的平面からの平行であるべき直線形体又は平面形体の狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 平面度と似ていますが、平行度にはデータム(基準となる平面、直線)が存在します。 姿勢公差には基準面が必要) 平行度は2つの直線または平面が平行であることを指定します。 ちなみに、 平行度0. 1の平面であれば、 平面度0. 1以下でなければ平行度が満たされません。 直角度 JISでは、 「データム直線、データム平面に対して直角な幾何学的直線または幾何学的平面からの直角であるべき直線形体又は平面形体の狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ データム(基準となる平面、直線)に対してどのくらい正確に直角であるかを指定します。 直角度で指定する数値は角度ではなく単位は mm です。 傾斜度 JISでは、 「データム直線またはデータム平面に対して理論的に正確な角度をもつ幾何学的直線または幾何学的平面からの理論的に正確な角度を持つべき直線形体及び平面形体の狂いの大きさ」と定義されています。 傾斜度で指定する数値は角度ではなく単位は mm です。 位置度 JISでは、 「データム直線または他の形体に関連して定められた理論的に正確な位置からの点、直線形体または平面形体の狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ データム(基準となる平面、直線)に対してどのくらい正確な位置にあるかを指定します。 同軸度 JISでは、 「データム直線と同一線上にあるべき軸線のデータム軸直線からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 下図のように、2つの円筒の軸が同軸であること (中心軸がずれていないということ) を指定します。 同心度 JISでは、 「データム円中心と同一中心上にあるべき点のデータム円中心からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 下図のように、2つの円筒の軸が同軸であること (中心点がずれていないということ) を指定します。 同軸度との違いは、軸なのか中心点(平面)なのかの違いです。 対称度 JISでは、 「データム軸直線又はデータム中心平面に関して互いに対称であるべき形体の対称位置からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ データム(基準となる平面)に対して対称であることを指定します。 04の範囲になければなりません。 円周振れ JISでは、 「データム軸直線を軸とする回転面を持つべき対象物又はデータム軸直線に対して垂直な円形平面であるべき対象物をデータム軸直線の周りに回転したとき、その表面が指定した位置又は任意の位置で指定した方向に変位する大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 部品を回転させたときの任意の円周の一部の振れを指定します。 円周振れは下図のように部品を回転させたときのダイヤルゲージの振れの範囲になければなりません。 全振れ JISでは、 「データム軸直線を軸とする回転面をもつべき対象物又はデータム軸直線に対して垂直な円形平面であるべき対象物をデータム軸直線の周りに回転した時、その表面が指定した位置又は任意の位置で指定した方向に変位する大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 部品を回転させたときの表面全体の振れを指定します。 全振れは下図のように円筒面全体のダイヤルゲージの振れが規定の範囲になければなりません。

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