インフルエンザ ワクチン。 インフルエンザワクチン

インフルエンザ・ワクチンは打たないで!

インフルエンザ ワクチン

2018年12月20日 10年前に「うがい」、「手洗い」、「マスク」を励行することは、インフルエンザ対策として根拠はなく、これらは日本特有の「風習」の一種で、世界的にインフルエンザ対策にこのような行為を奨励するのは珍しい、と書いたら、ずいぶんとまあ、何を言うか、と批判がきたものです。 後に厚労省も我が国固有の風習であり、今後は特に推奨しないとなりました。 やってはいけない、とも言わなかったのですが。 手は清潔にすればいいじゃないですか、それとインフルエンザウイルス感染は関係ないということです。 のどがイガイガすればうがいすればいいし。 湿度保持のために私も時折マスクしています。 くしゃみする人はマスクしないと迷惑ですよね。 ですからやってはいけないとは言ってないのですが、インフルエンザウイルスをそんなもので防げるなど迷信の類ですよ、ということです。 この国では国もマスメディアも根拠のない医療情報を「これが正しい」「他はまちがい」と執拗に主張し続け、そんなことを言ってるのは日本だけだ、という声が強くなると謝罪も何もなく、いつの間にか声を鎮めるということを繰り返しています。 一部の例外を除いて抗がん剤だけで進行がん患者の命は助からないことは自明ですが、これを公的医療機関が認めたのは2005年のことです。 「これから貴方に施す治療は延命を目的としたものです」という説明書面を進行がん患者に配るようになったのです。 それまでは抗がん剤を続けてもどうせ助からない事実は伏せられていたのです。 今、免疫チェックポイント阻害薬を夢の薬のように明らかに実態と異なることを主張する人々は5年前までは免疫治療に根拠がないと主張していた人々です。 どうしようもなくいい加減なのです。 「マスク」に感染予防効果はないことは今日では概ね認められています。 一方、多くの人が一斉にマスクをする「奇行」は日本だけの風習だったのが、最近では東アジア・東南アジアに広がっています。 もちろん、くしゃみをするのにマスクもしないのは失礼であり、濃密なウイルス密集塊を飛ばすことを多少は防ぐ効果や気道粘膜の湿度維持効果は期待できます。 「うがい」については感染まで20分しかかからないからあまり意味がないという説を時折みかけますが、ウイルスが気道粘膜上皮細胞にとりついて感染するのは「一瞬」です。 つまり「うがい」はウイルス感染予防には関係ないということです。 「手洗い」については一時、鳴りをひそめていましたが、その後、執拗に指先などにウイルスがついていてその指で目や鼻などを触る人が多く、感染ルートになっているとする意見が盛んに広められるようになりました。 英国では、95N以上の医療用マスクについて一般人が使用するのを禁止する根拠として、95Nのマスクを顔に密着して装着すると訓練を受けた専門家でない限り、息が苦しくてマスクを触ってしまう。 その際、マスクによって濃縮されたウイルス塊をつい一般人は指で触ってしまい、更に顔の粘膜露出部分に近いところをその指で触るので感染リスクが高まるとしていました。 その英国で実際に実験をやったことがあります。 「強制感染実験」というものです。 日本でやったら違法ですが英国なら倫理委員会を通せば合法だったのでボランティアの方々に実験台になっていただきました。 インフルエンザウイルスの感染を防ぐ薬の効果をみるための基礎実験だったのですが、健常者を使うとなかなか感染しません。 指についたウイルス塊くらいで本当に感染するのかどうにも疑問があり、いや、感染するんだと主張する人々に聞いてみても「そう思っている」だけで実際に生身の人間で実験をやったことはないようです。 (例えば日本国内でそんな実験をやったら違法ですから)何を根拠におっしゃってるのでしょうか。 やたらと顔を触る人は心理的に不安定な状態でウイルスに感染しやすい、そういうことはあるのかもしれませんが、指にウイルスをつけて、その指で顔を触って実際に感染するかどうか実験したのでしょうか? 指先の皮脂や唾液中には大量のDANやRNA分解酵素、たんぱく質分解酵素等が分泌されています。 ウイルスを扱う実験中に皮脂や唾液に触れてしまうとたちどころにウイルスがバラされてしまうので、ウイルスを傷めないように慎重に扱う必要があります。 もちろん基本的な無菌操作をしていればそんなことはおこならないのですが、新人さんがうっかり皮脂がついた器具を使ってしまうとたちどころにウイルスはバラバラです。 もし少しでも皮脂や唾液と接触すれば、エキソヌクレアーゼというタイプの強力な酵素により、ウイルスゲノムの端からバシバシ削られ、ゲノムが短くなってしまいます。 そういう背景もあり、強制感染実験で確実に健常者にインフルエンザウイルスを感染させるには、感染者の鼻の粘膜を無菌の綿棒でこそぎとり、たっぷりと鼻水をしみこませ、その綿棒を被験者の鼻の孔に突っ込んで強く粘膜に「鼻水+感染者の粘膜片」をこすりつける方法が選択されました。 指で感染者に触り、その指で顔を触るなどという生ぬるい方法では強制感染実験になりません。 綿棒法なら少々、元気な人でも確実に感染します。 元気な人は粘膜も丈夫で、粘膜自体がウイルスをトラップする上、粘膜に大量のウイルス分解酵素を分泌しているわけですが、綿棒でこすりつけられたら物理的に防御網を突破されるのでどうにもなりません。 これ位やらないと確実な感染は起こらないので、ちょっと指で触ってそれで感染という話を聞くとほんとかな「????」という感じがします。 もちろん、稀にそういうこともある、という話なのかもしれませんが。 ただ、指先のケアをして何かまずいことはないでしょう。 また、熱心に吊革の触り方などを主張しておられる方々に対して、そんなことしても意味がないと言っても聞く耳はなさそうですし、対策法を考えてそれで少しでも安心できるならそれはそれで構わないので、手洗いに意味なしを強調するのはやめておこうかと最近では考えるようにしています。 とはいえ、インフルエンザウイルス感染者がくしゃみをすれば2キロ先までインフルエンザウイルスが飛んだという報告もあります。 本人がまだ風邪をひいたという自覚もない状態で、電車、レストラン、飛行機、会議室などに一人感染者がいるだけで、その空間の全員がインフルエンザウイルスに接触します。 これほど拡散力のあるインフルエンザウイルスが息を吸っただけで気道粘膜にたどりつきます。 この状況で手を洗うとか洗わないとか、いったい何の意味があるのか、それは申し上げておきます。 そもそも手洗い如きの簡単な方法で感染を防げるなら毎年こんなに流行を繰り返さないでしょう。 手洗いをするなとは言いませんので、やりたい人はやられればいいのではないですか、と申し上げますので、手洗いを励行すれば感染を防げるなどといい加減な主張はしないで頂きたいです。 ちなみに先ほどの薬はインフルエンザの感染を完全に予防できましたがこれがなぜか承認になっていません。 (後日注: 新型コロナウイルス対策として手洗いが強調されていますが、インフルエンザウイルスよりも空中を漂う時間が遥かに短く、また拡散する空間も相当狭いために感染者周辺に「落ちた」ウイルス塊の重要性がインフルエンザウイルスよりも高いと考えられているわけです。 長時間空中に漂い、気道にどんどん直接入ってくるインフルエンザを防ぐのに手を洗ったところで大勢に影響ないのでは、あるいは効果があったとしてもメインルートを遮断したことにはならない、一方、新型コロナウイルスでは事情が違うだろう、と。 ウイルスの特性の違いという背景があります。 ) ところで、昔のインフル対策三種の神器に意味はないと書いてから10年たちましたが、まだ99Nマスクを大量に売っています。 一番役に立つガーゼのマスクが見当たらなくなってしまいました。 ガーゼに水を含ませるのが一番、のどの湿度を維持できます。 99Nは呼気の大半がマスクを回避して隙間から入るのでわざわざ99Nにする意味はありません。 本当に99Nのフィルターを通すと訓練を受けていない人はまともに呼吸できません。 訓練を受けていても99Nは厳しいですよ。 自然に息が入ってくるということは、呼気はフィルターを通っていない、ということです。 少し考えれば誰でもわかることですが、医療用の特殊なものを除いて一般のマスクは顔に密着していません。 当然、通りにくいフィルターよりマスクの端の隙間を空気が通る、これは当たり前のことです。 さて、不活化型で皮下注射するタイプのインフルエンザワクチンを学童に強制摂取してきたのは日本くらいでしょう。 47年? 49年かな、、、 長いことやり続け、世界中から不思議の国と言われていました。 こちらは海外の医療から仕事を始めたので日本が異常にみえました。 言葉を和らげるために集団接種と呼び方を変え、それでも集団なんとかみたいだから、と定期接種とさらに言葉をマイルドにしましたが、要するに該当者はみんなうつんだ、という「強制接種」なのか、該当者の中でうちたい人は自己責任でうちましょうという「任意接種」なのかどちらかなのです。 どちらも自由診療ですが、強制接種の場合は補助金がでますし、子宮頸がんワクチンの場合は、任意接種なのに補助金がでた、など、いくつかバリエーションがあります。 インフルエンザワクチンも永年、批判にさらされながら、半世紀にもわたって強制接種され続け、やっと任意接種になり、さらに感染予防効果は認められないことを厚労省も認め、「重症化防止を目的とする」に至りました。 しばらくはマスメディアも感染予防効果はないことを記事に書くようになっていましたが、最近はまたぞろ、ウイルスの流行の型とワクチンの型が合わないと流行を抑えられないような記述をみかけるようになっています。 感染予防効果はないのです。 型は関係ないのです。 ウイルスの感染装置を破壊した不活化ワクチンを皮下注射しても感染予防効果は認められません。 のどの粘膜に塗布すれば効くのですが、これがさっぱり承認されません。 そもそも生ワクチン以外のワクチンは、なかなか感染予防効果はでないのです。 まさかインフルエンザの生ワクチンは使えません。 ワクチンそのもの一発で感染しますから。 ワクチンは、まず生ワクチンが使えるのかどうか。 ここが要です。 使えないとなると、どうしても予防効果の方はあてにできなくなる、これは避けられないのです。 生ワクチンというのは、感染力をもつウイルスでありながら、毒性を弱めているものですので、接種後に強毒性に戻るリスクがあれば、危なくて使えません。 そこでやむなく、効果を犠牲にしてでも、感染力を叩いた不活化などの変性ウイルス等を用いるワクチンの検討となります。 インフルエンザワクチンの不活化タイプを皮下注射すると、血液中から外にはあまりでないIgGというタイプの中和抗体が誘導されます。 中和抗体はウイルスにくっつくだけで、破壊しません。 しかもインフルエンザウイルスは気道粘膜上皮細胞内で感染が完結し、粘膜に接触した瞬間に感染しますので血中中和抗体とまったく接触もしないのです。 理屈からいっても感染予防効果は最初から期待できないのです。 厚労省に実際に問い合わせると、「重症化防止を目的としています」と答えられてましたね。 ウイルスが血液に入り、更に脊髄、そして脳に達すると命にかかわります。 血液中中和抗体なら、血液に侵入したウイルスと接触するのでは、ということですが、実際に重症化防止効果は確認できません。 なので「目的としています」なのです。 今までにも書いた内容なので恐縮ですが、またぞろインフルエンザワクチンに感染予防効果があるような報道が目につきますので、忘れたらだめでしょうという意味で再度、書かせていただきました。 念のために申し上げますが、重症化防止効果がないと証明されたわけではありません。 重症化防止効果が証明されていないと申し上げただけです。 ですから、効くのかもしれない、でも証明はされていない、ということです。 (老人が沢山いらっしゃる施設でワクチンを接種した人と接種しなかった人を比べると、前者の方が重症化率が低かったとする報告はあるのですが、当然ながら接種しなかった人は何か疾病を抱えておられた、とか体調がすぐれなかったという背景をおもちだった可能性があり、重症化リスクが高い人ほど接種しなかったグループに入る可能性が高くなります。 統計にはこうしたバイアスと呼ばれる歪みが入りますので結果を額面通りに読む訳にはいきません。 ) ところでANK療法にインフルエンザ予防効果はあるのか。 ANK治療中は、なかなかインフルエンザには感染しないようです。 また、以前は、ANK療法を受けられる際に、最初は入院というパターンも多かったのですが(今は、入院は不要となっています)、たまたまがん患者さんも何人か入院中に院内でインフルエンザが流行したことがありました。 これはどうしようもないのです。 ほとんどの人が感染したのになぜか末期も含めた進行がん患者さんだけが元気だと不思議がられ、その方々はANK療法を受けていたということがありました。 まさかインフルエンザ予防目的でANK療法など検討すらできません。 進行がんというのは標準治療だけでは、残念ながら、多くの場合、助からないわけです。 なので、発熱があることは大原則として、容認され、自由診療で実施することも認められているのです。 「認められている」のですよ、保険適応になっていませんので、「承認」とは違います。 誤解ないようにお願いします。 心筋梗塞の治療は保険診療で素早くやれば救命可能ですから、自由診療で心筋梗塞の治療というのはやらないわけです。 (どこかでやっていたらすみません、ま、一般にはやらないはずです) インフルエンザの場合、数日寝ていれば通常はよくなります。 なので、感染予防目的となると副作用に対する見方はきびしくなります。 それでも亡くなられる方がいらっしゃるので、高齢者で体力がおちている方に重症化防止目的で接種すれば、という議論があるわけです。 一方、高齢者で体力がおちているとワクチンの副作用もでやすくなります。

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インフルエンザの予防接種は10月1日から開始です インフルエンザは予防接種法によって、二類疾患に分類されていて、自治体がインフルエンザの予防接種を行うように決められています。 つまり、インフルエンザの予防接種は定期接種ということになります。 残念ながらそれ以外の人は全額自己負担でインフルエンザワクチンを接種することになります(なんで子供が無料じゃないのか不思議です。 助成金が出る自治体もあります、それは後述)。 全額自己負担で行うインフルエンザワクチンの予防接種、いつから開始か、持続期間はどのくらい? との質問が多いのでまとめてブログにしますね。 なお、当院は公的に定期予防接種としていただける金額に合わせて、全額自費のインフルエンザワクチンの接種の料金を決めていますので、周囲の医療機関よりは費用は高めです(5000円です)。 安く済ませたい方はお近くの医療機関にお問い合わせくださいね。 本年も定期接種としてスタートする10月1日に合わせて、インフルエンザワクチン接種を開始します。 そこで気になるのが 10月にインフルエンザワクチンを打っても冬の間、流行期間中、ずうっと効果あるの? ですね。 その辺りを少々解説しつつ、私の考え方をお伝えしますね。 tokyo-eiken. 一年中、インフルエンザの流行状況を教えてくれています。 今年、2019年は9月16日から9月22日の間(第38週)から都内ではインフルエンザが流行し出したことを、9月26日に東京都福祉保健局の報道発表資料で伝えています。 metro. tokyo. htmlより 東京都では インフルエンザはすでに流行しています!! ということであり、 いつワクチンを接種すればいいの?では遅すぎかも。 いますぐ接種するべきです!! と言わざる得ない状況なんです。 日本ではインフルエンザワクチンはいつ接種するべき、と公的機関が明確に表明していないようです。 あったとしても10月から12月中旬と明確なドンピシャ的なスタート時期は書かれていません。 米国のCDC(Centers for Disease Control and Prevention 米国疾病予防管理センター)は10月中にはワクチン接種を行うことを推奨しています。 cdc. htm 結論:インフルエンザワクチンはいますぐにでも打つべきであり、少なくとも10月中に予防接種を受けることを私は推奨します。 インフルエンザのワクチンの効果が持続する期間はどのくらい? 早くワクチンを打ってしまうと流行シーズンの後半には効果が無くなるでは?と考えている方も多いのではないでしょうか? インフルエンザワクチンの効果持続期間は5ヶ月程度 と判断されています。 ワクチンの効果を発揮し出すのは接種後2週間 と考える研究者および医療関係者がほとんどです。 これを基準として考えてみましょう。 idsi-net. htmlより これは2017年から2018年シーズンのインフルエンザの流行状況です。 第48週から翌年第15週の間くらいが大きな山になっていますね。 2017年の第48週は11月26日から12月2日までのことで、2018年の第15週は4月8日から4月14日までのことです。 予防接種を10月中に済ませておけば、全シーズンカバーできることになるんじゃないでしょうか? じゃあ、10月はじめにワクチンを打ったら、後半の数週間は効果ないじゃん!!ってことになります。 結論:10月に入ったらワクチンを打つ心構えをして、10月末まで予防接種を完了すればインフルエンザの流行期間ぜーんぶカバーできます。 ワクチン接種の順番はこんな感じになっています 当院の所在地である目黒区では「目黒区インフルエンザ予防接種予診票」という封書が該当者に送付されますが、順番があるようです。 まあ、高齢者から順番にインフルエンザ予防接種を始めましょう、一気に押し寄せると混乱するからね、ということなんだろうと、大人の解釈をしますね、ここは(ワクチンの生産量や区や医師会にもそれなりの理由があると忖度)。 WHOはインフルエンザワクチンを打つ順番をこのように記載しています。 who. 自費の人も自分を守るため、家族を守るため、地域に感染を拡散しないためには早めに予防接種を打ちましょう。 インフルエンザワクチン接種は補助が出るの? お子さん達に対しての、インフルエンザワクチンは全額自費(任意の予防接種だから)となっている点が目黒区としては残念ですね、他の区では無料あるいは助成金が出ているんだけどなぁ(これもまた医師会から怒られるかも)。 hokeni. 妊婦さんへのインフルエンザ予防接種に対して助成を行なっているところもあります。 town. higashiagatsuma. gunma. html)より ワクチンに関して、ご質問がある方はかかりつけ医にご相談ください。 助成金などに関してはお住いの自治体にお尋ねください。 お子さんをお持ちの方はこのような一般向けの本も出ています。 黄色い本は医療機関に配布されたもの、後ろの本は私が参考にさせてもらい診察机の横のこっそり常備している保護者の方にぜひ読んでいただきたい一般向けの本です(小児科専門の森戸やすみ医師と宮原篤医師の共著です)。 私は感染症が専門でも小児科が専門でも、産婦人科が専門でもありません。 しかし、医師として普通に学んでいればワクチンの重要性は認識できますし(世の中には反ワクチンとかワクチン忌避派が医師でもいます)、地域医療に微力ながら貢献するためには、普通の町にあるかかりつけ医の機能としてワクチン、特にインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン接種を行なっています。 私はインフルエンザ脳症により障害が残ってしまった患者さんのお母さんの言葉が忘れられません。 「あの時、私がインフルエンザワクチンのことを真剣に考えていれば・・・」。

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新型インフルエンザワクチン接種事業(平成22年度)に関するQ&A|厚生労働省

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【インフルエンザ総論】 Q. 1 : Q. 2 : Q. 3 : Q. 4 : Q. 5 : Q. 6 : Q. 7 : Q. 8 : 【インフルエンザの予防・治療について】 Q. 9 : Q. 10 : Q. 11 : Q. 12 : Q. 13 : Q. 14 : Q. 15 : Q. 16 : Q. 17 : Q. 18 : Q. 19 : 【インフルエンザワクチンの接種について】 Q. 20 : Q. 21 : Q. 22 : Q. 23 : Q. 24 : Q. 25 : Q. 26 : Q. 27 : Q. 28 : Q. 29 : 【定期接種について】 Q. 30 : Q. 31 : Q. 32 : 【副反応等について】 Q. 33 : Q. 34 : Q. 35 : Q. 36 : 【インフルエンザ総論】 Q. 1: インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか? 一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。 発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。 一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。 併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。 お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。 2: インフルエンザはいつ流行するのですか? A型のインフルエンザはその原因となるインフルエンザウイルスの抗原性が小さく変化しながら毎年世界中のヒトの間で流行しています。 これが季節性インフルエンザです。 一方、新型インフルエンザは、時としてこの抗原性が大きく異なるインフルエンザウイルスが現れ、多くの国民が免疫を獲得していないことから、全国的に急速にまん延することによって起こります。 新型インフルエンザは、いつどこで発生するのかは、誰にも予測することは困難です。 しかし、ひとたび発生すれば、国民の生命及び健康、医療体制、国民生活や経済全体に大きな影響を与えかねません。 過去に流行した新型インフルエンザは、大正7-8(1918-1919)年(スペインインフルエンザ)、昭和32-33(1957-1958)年(アジアインフルエンザ)、昭和43-44(1968-1969)年(香港インフルエンザ)、平成21-22(2009-2010)年(新型インフルエンザA(H1N1)pdm2009)に発生しました pdm:パンデミック。 しかし、世界に流行が拡がり、多くの国民が新型インフルエンザに対して免疫を獲得するにつれ、このような新型インフルエンザも、季節的な流行を繰り返すようになってきました。 新型インフルエンザA(H1N1)pdm2009についても、平成23(2011)年4月からは、季節性インフルエンザとして取り扱われることになりました。 4: 平成25(2013)年春に中国で発生した、鳥インフルエンザA(H7N9)の現況を教えてください。 鳥インフルエンザA H7N9 は、平成25 2013 年4月から夏にかけて、また11月から平成26 2014 年5月にかけて中国で多数の感染者が報告されました。 それ以降、冬季に感染者が報告されていますが、平成29(2017)年から平成30(2018)年の感染者数は大幅に減少しています。 世界保健機関(WHO)は、平成31 2019 年4月9日現在、1,568人の感染者が確認されていると報告しています。 内訳では、中国(香港及びマカオを含む)からの報告が1,560症例、台湾からの報告が5症例です。 また、中国からの輸入症例として、マレーシアで1症例及びカナダで2症例の報告がありました。 感染症例の詳細は、WHOのウェブページで知ることができます。 現在まで、持続的なヒトからヒトへの感染は確認されていませんが、限定的なヒトからヒトへの感染が疑われたことは指摘されており、今後も引き続き注意が必要です。 詳しい情報や最新のリスクアセスメントについては、国立感染症研究所ウェブページを御覧ください。 5: 平成21(2009)年に流行した、新型インフルエンザの状況を教えてください。 平成21 2009 年4月に新型インフルエンザA(H1N1)pdm2009ウイルスがメキシコで確認され、世界的大流行となり、我が国でも多くの人々が免疫を持っていなかったため、同年秋季を中心に大規模な流行となりました。 発生後、一年余で約2千万人が罹患したと推計されましたが、入院患者数は約1. 8万人、死亡者は203人であり、死亡率は0. 16 人口10万対 と、諸外国と比較して低い水準にとどまりました。 翌年には、新型インフルエンザA(H1N1)pdm2009ウイルスに加え、A香港型やB型のインフルエンザウイルスも流行しており、季節性インフルエンザとは異なる時期に大きな流行が発生する等の特別な状況は確認されませんでした。 このような状況を踏まえ、厚生労働省は、平成23(2011)年3月31日の時点において「新型インフルエンザ」と呼ばれていたインフルエンザA(H1N1)pdm2009ウイルスについて、季節性インフルエンザとして取り扱うこととし、対応も季節性インフルエンザの対策に移行しました。 6: 現在国内で流行しているインフルエンザウイルスはどのような種類ですか? インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。 このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。 近年、国内で流行しているインフルエンザウイルスは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(香港型)とB型の3種類です。 このうち、A(H1N1)亜型のウイルスは、ほとんどが平成21 2009 年に発生したH1N1pdmウイルスです。 A(H1N1)亜型のウイルスの中でも、平成21 2009 年より前に季節性として流行していたもの(Aソ連型)は、平成21 2009 年のインフルエンザ(H1N1)pdm09ウイルス発生後は検出されていません。 これらの3種類のインフルエンザウイルスは、毎年世界中で流行を繰り返していますが、流行するウイルス型や亜型の割合は、国や地域で、また、その年ごとにも異なっています。 日本国内における流行状況の詳細は、国立感染症研究所感染症疫学センターのウェブページを御覧ください。 7: 世界でのインフルエンザの流行状況を教えてください。 インフルエンザの流行は歴史的にも古くから記載されていますが、科学的に確認されているのは1900年頃からで、毎年の流行に加えて数回の世界的大流行が知られています。 中でも、大正7(1918)年から流行した「スペインインフルエンザ(原因ウイルス:A(H1N1)亜型)」による死亡者数は全世界で2,000万人とも4,000万人ともいわれ、日本でも約40万人の犠牲者が出たと推定されています。 【インフルエンザの予防・治療について】 Q. 9: インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか? 1 流行前のワクチン接種 インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。 を参照 2 外出後の手洗い等 流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。 インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。 3 適度な湿度の保持 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。 特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的です。 4 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取 体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。 5 人混みや繁華街への外出を控える インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。 やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。 10: インフルエンザにかかったかもしれないのですが、どうすればよいのですか?• 1 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。 2 咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としてのを徹底しましょう。 インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。 たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。 したがって、周囲の人にうつさないよう、インフルエンザの飛沫感染対策としては、 1. 普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと 2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけ不織布製マスクをすること。 とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと 3. 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと などを守ることを心がけてください。 3 安静にして、休養をとりましょう。 特に、睡眠を十分にとることが大切です。 4 水分を十分に補給しましょう。 お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。 5 高熱が出る、呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。 また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあります。 自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です を参照。 繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、これを用いたマスクを不織布製マスクと言います。 11: インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか? インフルエンザに対する治療薬としては、下記の抗インフルエンザウイルス薬があります。 オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル等)• ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)• ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)• ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)• アマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル等)(A型にのみ有効)• バロキサビル マルボキシル 商品名:ゾフルーザ ただし、その効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。 抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。 なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。 効果的な使用のためには用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。 アマンタジン塩酸塩はA型にのみ有効で、ほとんどのインフルエンザウイルスが耐性を獲得しており、使用の機会は少なくなっています。 バロキサビル マルボキシルについては、薬剤耐性等の観点から、一般社団法人日本感染症学会と日本小児科学会が以下の趣旨の提言を出しています。 1 12歳未満の小児では、慎重に投与を検討する(積極的な投与を推奨しない)。 2 免疫不全患者や重症患者では、単独での積極的な投与は推奨しない。 12: 薬剤耐性インフルエンザウイルスとはどのようなものですか? 毎年、日本では、国立感染症研究所と全国の地方衛生研究所が中心となってタミフルやリレンザなどの抗インフルエンザウイルス薬に耐性をもつウイルスの調査を行っています。 詳しくは国立感染症研究所のウェブページを御覧下さい。 これらのウイルスの多くは、抗インフルエンザウイルス薬にて治療を行った後、採取されたウイルスです。 現時点では、平成21 2009 年に大流行したインフルエンザA(H1N1)pdm2009でのタミフル耐性株の発生頻度は低く、また、分離されている耐性株のほとんどはリレンザやイナビルによる治療が有効であることが確認されています。 また、インフルエンザA(H3N2)においては、タミフル、リレンザ、イナビルによる治療が有効であることが確認されていますが、ゾフルーザに対する耐性株の発生頻度は9. 6%と報告されています。 インフルエンザBにおける薬剤耐性率は、他の型に比較して、いずれの薬剤に対しても低いことが報告されています。 引き続き薬剤耐性株サーベイランスを行い、発生動向を注視することとしています。 14: 抗インフルエンザウイルス薬の服用後に、転落死を含む異常行動が報告されていると聞きましたが、薬が原因なのでしょうか? 抗インフルエンザウイルス薬の服用後に異常行動(例:急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロするなど)が報告されています。 また、これらの異常行動の結果、極めてまれですが、転落等による死亡事例も報告されています。 以上のことから、インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動に対して注意が必要です(具体的注意はを参照)。 15: 異常行動による転落等の事故を予防するため、どのようなことに注意が必要でしょうか? インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています(を参照)。 インフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類によらず、少なくとも発熱から2日間は、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じて下さい。 なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いことが知られています。 <転落等の事故に対する防止対策の例> ・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む) ・ ベランダに面していない部屋で寝かせる ・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合) ・ できる限り1階で寝かせる(一戸建てにお住まいの場合) <異常行動の例> ・ 突然立ち上がって部屋から出ようとする ・ 興奮して窓を開けてベランダに出て、飛び降りようとする ・ 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない ・ 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す ・ 変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る Q. 16: 抗菌薬はインフルエンザに効果がありますか? 一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3〜7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。 そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。 排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。 排出期間の長さには個人差がありますが、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、不織布製マスクを着用する等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。 現在、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。 18: インフルエンザにり患した従業員が復帰する際に、職場には治癒証明書や陰性証明書を提出させる必要がありますか? 「学校において予防すべき感染症の解説〈平成30(2018)年3月発行〉」によると、「診断は、診察に当たった医師が身体症状及び検査結果等を総合して、医学的知見に基づいて行うものであり、学校から特定の検査等の実施を全てに一律に求める必要はない。 治癒の判断(治癒証明書)も同様である。 」とされています。 なお、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」によると、「子どもの症状が回復し、集団生活に支障がないという診断は、身体症状、その他の検査結果等を総合的に勘案し、診察に当たった医師が医学的知見に基づいて行うものです。 罹患した子どもが登園を再開する際の取扱いについては、個々の保育所で決めるのではなく、子どもの負担や医療機関の状況も考慮して、市区町村の支援の下、地域の医療機関、地区医師会・都道府県医師会、学校等と協議して決めることが大切になります。 この協議の結果、疾患の種類に応じて「意見書(医師が記入)」又は「登園届(保護者が記入)」を保護者から保育所に提出するという取扱いをすることが考えられます。 」とされています。 参考: 【インフルエンザワクチンの接種について】 Q. 20: ワクチンは1回接種でよいでしょうか?• [1] 13歳以上の方は、1回接種を原則としています (注1)。 ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0. ただし、医学的な理由により (注1)、医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。 なお、定期の予防接種 (注3)は1回接種としています。 [2] 13歳未満の方は、2回接種です。 1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、日本ではインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりとなっています。 なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。 1 6カ月以上3歳未満の方 1回0. 25mL 2回接種 (注4)• 2 3歳以上13歳未満の方 1回0. 5mL 2回接種• [3]諸外国の状況について、世界保健機関(WHO)においては、ワクチン(不活化ワクチンに限る。 )の用法において、9歳以上の小児及び健康成人に対しては「1回注射」が適切である旨、見解を示しています。 また、米国予防接種諮問委員会(US-ACIP)も、9歳以上(「月齢6ヶ月から8歳の小児」以外)の者は「1回注射」とする旨を示しています。 (注1)13歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。 (注2)抗体価とは、抗原と反応できる抗体の量であり、ウイルス感染やワクチン接種により体内で産生された抗体の量を測定することで得られる値のことです。 (注3)インフルエンザワクチンの定期接種の対象者については、Q28をご参照下さい。 (注4)[2](1)について、一部のワクチンは、「1歳以上3歳未満の方 1回0. 25mL 2回接種」となります。 21: ワクチンの効果、有効性について教えてください。 インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。 体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。 この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。 ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。 この状態を「発病」といいます。 インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。 発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。 これをインフルエンザの「重症化」といいます。 特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。 インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。 「インフルエンザワクチンの有効性」は、ヒトを対象とした研究において、「ワクチンを接種しなかった人が病気にかかるリスクを基準とした場合、接種した人が病気にかかるリスクが、『相対的に』どれだけ減少したか」という指標で示されます。 「インフルエンザ発病防止に対するワクチン有効率が60%」とは、下記の状況が相当します。 すなわち、ワクチンを接種せず発病した方のうち60%(上記の例では30人のうち18人)は、ワクチンを接種していれば発病を防ぐことができた、ということになります。 現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。 しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。 22: 昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方がよいでしょうか? 現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。 また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます。 (参考:Katayose et al. Vaccine. 2011 Feb 17;29 9 :1844-9) しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためには、ワクチン接種に加え、御家族や周囲の大人たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、乳幼児がインフルエンザウイルスへ曝露される機会を出来るだけ減らす工夫も大切です。 24: インフルエンザワクチンの有効性が、製造の過程で低下することはあるのでしょうか? インフルエンザワクチンは発育鶏卵を用いて製造されますが、ウイルスを発育鶏卵の中で増えやすくするためには馴化 じゅんか させなければなりません。 馴化とは、ウイルスを発育鶏卵で複数回増やし、発育鶏卵での増殖に適応させることです。 このような馴化の過程で、ウイルスの遺伝子に変異が起きる場合があります。 遺伝子に変異が起きた場合、実際に流行しているインフルエンザウイルス(流行株)と、ワクチンのもとになっているインフルエンザウイルス(ワクチン株)とで、免疫への作用の程度に違い(抗原性の乖離)が認められる場合があります。 しかしながら、そのような場合であっても、ヒトでは一定程度の有効性が保たれることが、疫学的な研究により明らかとなっています。 この理由として、ヒトは、インフルエンザウイルスの抗原性の乖離の程度を調べるために用いられている実験動物とは異なり、毎年の流行に曝露されることで一定の交差反応性のある抗体を有しているためと考えられています。 25: 「4価ワクチン」とはどのようなものですか? 今冬のインフルエンザシーズンのワクチンの製造予定量(注1)は、平成28年度以降、最も多い供給量であり、近年の使用量等から、ワクチンを適切に使用すれば、不足は生じない状況と考えられます。 なお、ワクチンの効率的な使用と安定供給を推進するため、今後の対応として、• 13歳以上の者が接種を受ける場合には医師が特に必要と認める場合を除き (注2)、「1回接種」であることを周知徹底する (注3)• 必要量に見合う量のワクチンを購入すること等を徹底する(必要以上に早期の、又は多量の納入を求める注文を行わない等) こととしています。 (注1)今シーズンの供給予定量(令和元年7月末現在)は、約5,902万回分(約2,951万本)となります。 昨年度の推計使用量は約2,630万本でした。 なお、1回分は、健康成人の1人分の接種量に相当します。 (注2)13歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。 (注3)もご参照ください。 28: 同一バイアルから複数回の使用が可能な製品は、いつまで使用できますか? インフルエンザワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。 原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。 しかし、予防接種法(昭和23年法律第68号)に基づく定期接種の対象者等については、接種費用が市区町村によって公費負担されているところもありますので、お住まいの市区町村(保健所・保健センター)、医師会、医療機関、かかりつけ医等に問い合わせていただくようお願いします(定期接種の対象でない方であっても、市区町村によっては、独自の助成事業を行っている場合があります)。 【定期接種について】 Q. 30: 予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種の対象はどのような人ですか? 定期のインフルエンザ予防接種であっても、希望すれば必ず受けられるわけではありません。 以下に該当する方は予防接種を受けることが適当でない又は予防接種を行うに際して注意を要するとされています。 予防接種を受けることが適当でない者(予防接種実施規則;昭和33年9月17日厚生省令第27号(最終改正:平成28年6月22日厚生労働省令第115号)) ・明らかな発熱を呈している者 ・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者 ・インフルエンザ予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者 ・インフルエンザの定期接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者 ・そのほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者 予防接種の判断を行うに際して注意を要する者(定期接種実施要領;「予防接種法第5条第1項の規定による予防接種の実施について」の一部改正について(平成29年3月31日健発0331第7号厚生労働省健康局長通知)の別紙)• ア 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者• イ 過去にけいれんの既往のある者• ウ 過去に免疫不全の診断がされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者• エ 接種しようとする接種液の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者 【副反応等について】 Q. 33: インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)には、どのようなものがありますか? 免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。 これを副反応といいます。 季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。 接種を受けられた方の10〜20%に起こりますが、通常2〜3日でなくなります。 全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。 接種を受けられた方の5〜10%に起こり、こちらも通常2〜3日でなくなります。 また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。 ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。 また、帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。 そのほか、重い副反応(注1)の報告がまれにあります。 ただし、報告された副反応の原因がワクチン接種かどうかは、必ずしも明らかではありません。 インフルエンザワクチンの接種後に報告された副反応が疑われる症状等については、順次評価を行い、公表していきます。 表 インフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告として医師に報告が義務付けられている症状と接種から症状発生までの期間 インフルエンザ 1. アナフィラキシー 2. 急性散在性脳脊髄炎(ADEM) 3. 脳炎・脳症 4. けいれん 5. 脊髄炎 6. ギラン・バレ症候群 7. 視神経炎 8. 血小板減少性紫斑病 9. 血管炎 10. 肝機能障害 11. ネフローゼ症候群 12. 喘息発作 13. 間質性肺炎 14. 皮膚粘膜眼症候群 15. 急性汎発性発疹性膿疱症 16. (注1)重い副反応として、ギラン・バレ症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されています。 34: インフルエンザワクチンの接種後の死亡例はありますか? 種別 期間 症例 新型 平成21 2009 年10月〜平成22 2010 年9月 3例 平成22 2010 年10月〜平成23 2011 年3月 4例 季節性 平成23 2011 年10月〜平成24 2012 年5月21日 0例 平成24 2012 年10月〜平成25 2013 年5月14日 1例 平成25(2013)年10月〜平成26(2014)年7月まで 1例 平成26 2014 年10月〜平成27 2015 年6月まで 3例 平成27 2015 年10月〜平成28 2016 年4月まで 1例 平成28 2016 年10月〜平成29 2017 年4月まで 2例 平成29 2017 年10月〜平成30 2018 年4月まで 3例 平成30 2018 年10月〜平成31 2019 年4月まで 3例 これらの副反応疑い報告について、副反応検討部会において専門家による評価を行ったところ、死亡とワクチン接種の直接の明確な因果関係があるとされた症例は認められませんでした。 また、死亡例のほとんどが、基礎疾患等がある御高齢の方でした。 資料は、厚生労働省のウェブページの下記アドレスに掲載しています。 35: インフルエンザワクチンの接種によって、インフルエンザを発症することはありますか? の回答で示した対象者の方への接種については、予防接種法に基づく定期の予防接種を受けたことによる健康被害であると厚生労働大臣が認定した場合に、予防接種法に基づく健康被害救済制度の対象となります。 救済制度の内容については、下記アドレスを御参照ください。 また、予防接種法の定期接種によらない任意の接種については、ワクチンを適正に使用したにもかかわらず発生した副反応により、健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法(平成14年法律第192号)による医薬品副作用被害救済制度又は生物由来製品感染等被害救済制度の対象となります。 救済制度の内容については、下記を参照するか、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)に御照会ください。

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