プロペト 軟膏。 プロペトの効果と副作用【軟膏】

プロペトのニキビへの効果と副作用、使い方!

プロペト 軟膏

1.プロペトの特徴 まずはプロペトの特徴をざっくりと紹介します。 プロペトは油脂性の製剤で、水分を通しにくい性質があります。 そのため皮膚の保湿や湿潤・保護に役立ちます。 刺激性も極めて低いため副作用もほとんどありません。 プロペトの主成分は「白色ワセリン」ですが、ワセリンは石油から精製させる油脂性の物質です。 「水と油は相いれない」という事はよく知られていますが、この事から分かるように油脂性のワセリンは水を通しません。 そしてプロペトはこれを上手く利用する事で皮膚に様々な効果をもたらしてくれます。 皮膚にプロペトを塗ると、体表に分泌された水分はプロペトでフタをされている状態になるため、蒸発できません。 すると皮膚表面に水分が潤う事となり、これは保湿作用となります。 また近年では皮膚に出来た傷は潤わせることで治すという「湿潤療法 Moist Wound Healing 」が主流となっていますが、傷口にプロペトを塗ると、傷口が保湿されるため湿潤環境になります。 これにより傷の治りが早まるという効果も期待できます。 またプロペトは皮膚の上にバリアをを守るという働きも期待できます。 例えばお尻に出来てしまった床ずれ(褥瘡)は、便が傷口に入ってしまって傷口を刺激するため、なかなか治りません。 この時、お尻の褥瘡部にプロペトを塗ればプロペトがバリアとなり、便による褥瘡部の汚染の程度を軽減させることができます。 ワセリンの「水を通さない」というはたらきを利用すると、このように様々な皮膚トラブルに対して効果が期待できるのです。 またプロペトは刺激性がほとんどない点もメリットです。 塗る事で皮膚に副作用が生じる事はほとんどありません。 化学的にも安定した物質であるため、他の化合物と反応してしまう事も少なく、しばしば他の軟膏製剤と混ぜて使われます。 例えばステロイド軟膏を使って皮膚の炎症反応を抑えてあげたいという時、ステロイド単体で使うのも手ですが、ステロイドにプロペトを混合すればステロイドを薄めて副作用を軽減させつつ、保湿効果やバリア効果も期待する事ができます。 プロペトは「軟膏」という種類の製剤になります。 外用剤(塗り薬)には軟膏の他、クリームやローションなどもあり、それぞれメリットとデメリットがあります。 軟膏は保湿力が高く刺激性が低いのがメリットです。 反面、伸びが悪くべたつきやすいというデメリットがあります。 また皮膚へ浸透する力もあまり強くありません。 反対にローションは伸びが良くてべたつきも少なく、皮膚への浸透力も強いのですが、保湿力が低く、刺激性も高めという特徴があります。 クリームはちょうど軟膏とローションの中間くらいの性質を持ちます。 どの製剤が良い悪いという事ではなく、それぞれ特徴が異なりますので皮膚の状態に応じて適切に使い分ける事が大切です。 以上からプロペトの特徴としては次のような事が挙げられます。 【プロペトの特徴】 ・水を通さない性質を持った軟膏 ・皮膚を保湿・湿潤させたり、保護する作用がある ・刺激性は低く保湿力は高いが、べたつきやすく伸びが悪い ・副作用はほとんどない ・安定した物質であるため、他の軟膏と混ぜて使われる事も多い スポンサーリンク 2.プロペトはどのような疾患に用いるのか プロペトはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 【効能又は効果】 眼科用軟膏基剤、一般軟膏基剤として調剤に用いる。 また、皮膚保護剤として用いる。 ちょっとイメージが沸きにくい書き方になっていますが、「皮膚保護」をより具体的に書くと、• 保湿をしたい時• 傷を潤わせて治したい時• 傷に異物が入って欲しくない時 に用いられます。 刺激性の低いプロペトは顔や唇、陰部や肛門周囲などデリケートな部分にも使えるため、プロペトは軽症の皮膚トラブルにはとても重宝します。 また精度の高いプロペトは眼軟膏として目に使う事も可能です。 3.プロペトにはどのような作用があるのか プロペトの作用について詳しく見ていきましょう。 プロペトの作用は、「水分を通さない」という性質によるものです。 これによって次のような作用が期待できます。 油脂性のものですから、水をはじく性質を持っています。 という事は水の上にプロペトを塗った場合、水を閉じ込めておくことが出来るという事です。 これを利用したのが、プロペトの保湿作用です。 私たちの身体の皮膚からは汗が分泌されています。 しかし通常であれば汗はすぐに蒸発してしまいます。 そこにプロぺトを塗っておくと、体表に分泌された汗が分泌されず皮膚にとどまるため、皮膚表面の水分が多くなり潤います。 皮膚の乾燥が問題となっているようなケースではプロペトを塗る事によって保湿作用が得られるのです。 といってもプロペト自体に傷を治す成分が入っているわけではありません。 プロペトは水を通さない性質があるため、傷口にプロペトを塗ると、傷口に分泌された浸出液がその部位にとどまりやすくなります。 傷口を早く・綺麗に治すためには乾燥させてはいけず、潤わせた状況におく事が重要です。 これを湿潤療法(Moist Wound Healing)と呼びます。 プロペトは傷口に浸出液を閉じ込めることで創部を湿潤環境に保ちやすくしてくれるのです。 これによって傷口の治りを早める事が出来ます。 プロペトを皮膚に塗れば、何らかの液体が皮膚についてもその液体が皮膚表面に直接接触しにくくなります。 これが特に役立つのは、高齢者の陰部や肛門周りの傷です。 陰部や肛門周りの傷はなかなか治りにくいのですが、これは尿や便が傷口に入ってしまうためです。 特に寝たきりでおむつとなっている高齢者の方では、このような汚染が生じる可能性が高く、傷がいつまで経っても治らない事もあります。 このような状況でプロペトを傷口に塗ると、尿や便といった異物が傷口に侵入しにくくなります。 すると傷が治りやすくなります。 プロペトが皮膚を尿や便から守ってくれるという事です。 プロペトにはこのようなバリア機能も期待できます。 スポンサーリンク 4.プロペトの副作用 プロペトは安全性が高いとお話ししましたが、副作用はあるのでしょうか。 臨床で使っている印象としては、プロペトで副作用が生じるという事は「まずない」と考えてよいレベルです。 身体に塗るものである以上、絶対に何も起きないと言い切る事は出来ませんが、少なくともプロペトを塗ったことで大きな副作用が生じてしまったという例はほとんどありません。 プロペトは副作用発生率を詳しくは調査されていません。 生じうる副作用としては、• 接触皮膚炎様症状(かぶれ) が報告されています。 これらも重篤な状態になる事はまずなく、様子を見れる程度かプロペトの塗布を中止すれば自然と改善していく程度です。 5.プロペトの用法・用量と剤形 プロペトには、 プロペト 100g プロペト 500g プロペト 15kg の3つがあります。 ただし、この量でしか処方してもらえないという事はなく、小分けにしてほしい場合はプラスチックの容器に入れて必要な量を処方してもらう事も出来ます。 プロペトの使い方は、 適量を皮膚に軽く塗布する となっており、明確な使い方は記載がありません。 実際は創部の状態や場所によって回数や量は異なるため、主治医の指示に従いましょう。 プロペトの「水を通さない」という作用は薬が皮膚についている限り続くものではありますが、部位的にすぐに軟膏が落ちてしまう部位であれば、1日に何度も塗らないといけないでしょうし、そうでなければ1日1回の塗布で充分なこともあります。 6.プロペトの使用期限はどれくらい? プロペトの使用期限って、どのくらいの長さなのでしょうか。 「家に数年前に処方してもらったプロペトがあるんだけど、これってまだ使えますか?」 このような質問は患者さんから時々頂きます。 これは保存状態によっても異なってきますので一概に答えることはできませんが、製薬会社による記載では適正に保存されていれば(遮光・室温)、「3年」が使用期限となっています。 7.プロペトが向いている人は? 以上から考えて、プロペトが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 プロペトの特徴をおさらいすると、 ・水を通さない性質を持った軟膏 ・皮膚を保湿・湿潤させたり、保護する作用がある ・刺激性は低く保湿力は高いが、べたつきやすく伸びが悪い ・副作用はほとんどない ・安定した物質であるため、他の軟膏と混ぜて使われる事も多い というものでした。 プロペトは劇的な作用を持つお薬ではありませんが、• 水を通さない性質• 刺激性がなく安全性が高い という特徴があるため、軽症例の皮膚トラブルに広く用いられています。 副作用はまず生じないと考えて良いレベルであるため安全に治していきたい方にはお勧めできる軟膏です。 皮膚の乾燥を改善させたい方• 皮膚の傷を湿潤環境にして早く・綺麗に治したい方• 汚染されやすい部位(陰部・肛門周囲)の傷を治したい方 などに向いているお薬になるでしょう。 カテゴリー• 247•

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ワセリン

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ロコイドとは? ロコイドは皮膚の炎症を抑えるとても弱いステロイドです。 乾癬、皮膚炎、湿疹などの症状に使用され、 かゆみや炎症を抑えてくれます。 ただし対症療法であり、 疾患自体を治療するものではありません。 湿疹を改善 ・脂漏性皮膚炎、ビダール苔癬、進行性指掌角皮症などの皮膚炎群や湿疹 ・固定蕁麻疹、ストロフルス、蕁麻疹様苔癬などのじんましん群 ・掌蹠膿疱症 ・乾癬 では、上記の症状を発症している人はすべてロコイドを使用してもいいのか? というとそんなことはありません。 ロコイドは、購入時に医師の処方せんが必要です。 ですから、薬の購入の為にだけでも 皮膚科を受診する必要があります。 また、医師によっては症状が出ていなければ 処方せんを出してくれない場合もありますから、 何軒か皮膚科に足を運ぶ必要が出てくるかもしれませんね。 もし、仕事が忙しいなど病院に行く時間が無い方は、 ロコイドと同じ成分の入った軟膏を購入してはいかがでしょう? ロコイドの主成分は抗炎症作用がある 「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」です。 購入方法 「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」が配合されている市販薬は、 エスエス製薬や武田薬品、クラシエ薬品などから販売されていますが、 第2分類薬品である為に、薬剤師がいる薬局でしか購入することができません。 インターネット通販では、継続購入者 今まで購入したことがある方 または離島在住者しか購入することはできません。 これは、2009年6月1日の改正薬事法に伴う決定によります。 非常に面倒な世の中になったものですが、 今までと同じように購入できなくなったのですから仕方ありません。 ロコイドを購入するには、皮膚科に行って処方してもらい、 医師に頼んで多めに処方してもらうことが得策のようです。 ただし、ロコイドはステロイド剤ですから 長期間そして大量に使用すると様々な副作用が出てくるようになります。 ・ステロイド皮膚症・・・ニキビが出やすくなる、毛細血管が浮き出る、肌荒れなど ・皮膚から吸収されることで全身性の副作用が出ることがある ・刺激、発疹やかゆみなどロコイドを使用する前より過敏症になる ひどい場合には吐き気や頭痛、白内障や緑内障を引き起こしてしまうこともあります。 やはり処方箋が必要なだけある薬だということなんですね。 ロコイドを購入する際には面倒でも皮膚科を受診するようにしましょう。 プロペトとは? 乾燥肌の方は肌の防御機能であるバリアゾーンの働きが低下しています。 紫外線を少し浴びただけでもそれが刺激となり、炎症を起こしたり痒みが出てしまいます。 バリアゾーンとは天然の皮脂膜からできている皮膚の防御機能です。 バリアゾーンは体内からの水分流出を防ぎ、 外部からの刺激をブロックする役割を通常果たしています。 プロペトは低下したバリア機能の代わりに、体内からの水分流出を防ぐことができます。 つまり、プロペトは塗布することによって皮膚の「フタ」の役割をになってくれるものなのです。 効果・効能と副作用 ・脂性肌の方がプロペトを使用すると、毛穴が塞がれてニキビができることがあります。 ・発疹 ・かゆみ プロペトは安全性にもすぐれており、長期間使用しても問題はありません。 赤ちゃんにも使えますし、空気に触れても酸化する心配がとても少ないのです。 プロペト使用において上記の副作用が起こることは稀であり、年齢を問わず使用することが可能です。 アトピーは治る? アトピー性皮膚炎の方の皮膚は、防御層であるバリアゾーンが機能していまん。 体内の水分は流出しっぱなしですし、外部からの刺激を受けやすい状態になってしまっています。 アトピー性皮膚炎の方は極度の乾燥肌と言ってもいいでしょう。 乾燥している状態が続けば、痒みが出て引っかいてしまいます。 余計にアトピーがひどくなってしまいますね。 ですから、まずは乾燥を改善することが最優先です。 乾燥を改善する為に保湿成分がたっぷり入った化粧水やクリームを使用するといいでしょう。 市販のプロペト製品 プロペトの主成分は白色ワセリンですが、ワセリンを更に精製したものです。 日本薬局方白色ワセリンの規格に適合しており、 且つ眼軟膏の材料になるほどの安全性を持つ基材です。 皮膚科に行けばすぐにプロペトを処方してくれますが、 もしドラッグストアなどで手軽に購入したいという方は白色ワセリンを購入するといいでしょう。 白ワセリンであれば第3類医薬品ですから、通販などで購入することができます。 購入方法 プロペトは購入時に医師の処方せんが必要な保護剤です。 面倒ですが仕方ありません。 病院に何度も足を運ぶのが面倒であれば、 医師に多めに処方してもらうといいでしょう。 Copyright C 2011 Allrights reserved.

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ロコイド軟膏の強さや効能と副作用!顔や陰部や唇には使える?

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稀に見られる症状 副作用がほとんど心配ないというプロペトですが、極度にデリケートな敏感肌の方や赤ちゃんには、 赤みや かぶれ、 色素沈着などの副作用が出る場合があります。 他にも、皮膚の水分蒸発を防ぐため保護剤として皮膚に蓋をする形になるので、 ニキビの上に塗ると悪化する場合があります。 また、アトピー性皮膚炎の方が 入浴後すぐにプロペトを塗ると体内に熱がこもり、痒みが増す場合などもあります。 プロペトを赤ちゃんに使っても大丈夫? ただ、 プロペトによる肌トラブルは、稀なケースと理解して問題ありません。 そもそも通常は赤ちゃんのようなデリケートな肌でも安心して使えますし、目などの粘膜の中にも浸透することなく安全に使うことができる性質のものだからです。 そして、刺激も少ないので、赤ちゃんが無意識のうちに手などに塗った プロペトを舐めたとしても問題はありません。 万が一、副作用かもしれないと思った時に医者に診てもらう程度で対処する程度で、過度な心配はしなくても大丈夫ですよ。 それでは次に、プロペトの使い方の注意点について、お伝えしていきますね。 プロペトの効果的な使い方と注意点 プロペトの効果を発揮するためのポイントを紹介します。 それは• 肌に塗る時は、水分で肌を潤してから使う• 熱が取れてから、プロペトを塗る• プロペトを塗った後は日光に当たらない の3つです。 水分で肌を潤してから使う プロペトは、肌に水分を与え潤す働きはなく、肌の水分蒸発を防ぐ働きがあります。 そのため、乾燥肌が気になる場合は、プロペトを塗る前にしっかりと赤ちゃんの肌を保湿しておきましょう。 でも保湿の方法をお伝えしましたね。 お母さんだって洗顔をした後に、まず化粧水をしっかりと顔になじませてから乳液を使います。 赤ちゃんもたっぷりと保湿をした後に、プロペトで蓋をした方が効果的です。 熱が取れてから、プロペトを塗る 水分を防ぐラップの効果が高いため、お風呂上りや日焼け直後などに塗ってしまうと、 肌に熱を溜めてしまうことになり、赤みの原因になります。 また、赤ちゃんがかぶれや炎症を起こしている場合は、その部位が直接空気に触れることも防げます。 その時は、 保護のために肌に薄く塗ると油膜を張ってくれるのでとても効果的です。 プロペトを塗った後は日光に当たらない また、プロペトの成分は石油、つまり油です。 オイルを塗ると日焼けをしやすくなりますが、プロペトも同じことです。 プロペトを塗ってから外出をすると、日焼けやシミの原因になってしまいますので、避けるのが正解です。 プロペトの正しい塗り方 気になる部位に少量ずつ塗っていきましょう。 そして、肌にすり込まないように優しく丁寧に広げていくのがコツです。 しっかりと塗り伸ばすことで、ワセリン特有のベトつきがしっとりとしてきますので、ベタつきがなくなるまで伸ばしましょう。 ワセリンのランクについて 先程も言ったようにプロペトは、ワセリンを精製した純度の高い保湿剤です。 ワセリンには純度によって下記のように種類が分けられています。 こんな副作用が出たら、プロペトの使用を中止して! プロペトはとても肌に優しい成分ですが、肌の状態に寄っては副作用が出ることもまれにあります。 もし次のような症状がでたときには、使用を中止して、医師の診察を受けましょう。 発疹、かぶれ• ニキビができた、悪化した• 色素沈着 プロペトは保湿力が強く潤い効果が高い反面、 肌が油っぽい人や、体質的に合わないケースもあります。 プロペトの正しい活用方法については、こちらの記事も参考にして下さいね。 そんな時に赤ちゃんやお母さんの強い味方になってくれるのがプロペトです。 極稀に肌が過敏になっている赤ちゃんに副作用の赤みやかぶれが出る場合がありますが、その場合はプロペトを塗る前に 肌への水分補給をしっかりと行いましょう。 赤ちゃんの肌の保湿にも安全で有効な成分ですから、上手に利用していきたいですね。 人の肌が乾燥することでいいことは1つもありませんから、保湿対策はしっかりと行っていきましょう。

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