春日 ツッコミ。 オードリー春日はボケよりもツッコミが面白い

オードリーエピソード

春日 ツッコミ

ゲストはオードリー(若林正恭・春日俊彰)。 ゲストの芸人人生を振り返っていくこの番組。 下積み時代に行ったネタ番組のオーディションの話になり、 若林「あるネタ番組で、放送作家さんに僕だけ呼ばれまして、『あの~、 俺が言うのも変なんだけど、若手のツッコミを1000人ぐらい見てきたけど、春日はポンコツだよ』」 (スタジオ笑) 若林「『あんなツッコミの下手なヤツはいない』っていうことで、『ツッコミっていうのは周りのこととか、他の人のことも見れてないといけないんだけど、春日は春日のことしか考えてない』」 (大きくうなずく春日) 若林「『いや、そうですね』って言って、春日に『あの……放送作家の方が、お前のことツッコミとしてポンコツだよって、さっき言ってたよ』つったら、『そんなわけね~だろ!』ってツッコまれまして」 (スタジオ笑) 春日「ボケだと思って、ふふっ、ツッコんじゃったんです、それすらも気付かなかったんですよね」 そうです。 世に出る前はボケとツッコミが逆で、春日さんがまさかのツッコミでした。 放送作家からポンコツとまで言われてしまったオードリー。 全くウケない状況をなんとかすべく行動を起こします。 自分たちがどんな人間か知ってもらうため、春日宅でトークライブを始める 若林「ネタをやってるからいけないんじゃないか、 まず自分たちがどんな人間なのか、素のしゃべりなら出るだろうってことで、トークライブをやることになったんですけど、劇場代が1回ライブやると、4万、5万はかかってしまうんですね」 春日「ええ、かかります」 若林「『俺に良いアイデアがある、俺んちでトークライブやろう』って言うんですよ」 草野「俺んちで?」 春日「ウチの小屋空いてる、つって」 草野「ははははっ」 若林「『ウチの部屋なら劇場代タダだろう』ということで」 玉袋「おお」 若林「春日の部屋でトークライブを始めたんですね」 博士「やるの?」 春日「そうなんです」 春日宅でトークライブを始めたことが、オードリーの漫才スタイルに影響を与えます。 トークライブの企画でズレ漫才のベースが生まれる 若林「でまあ、そんなときにですね、ちょうどさっきの(春日の)ツッコミがポンコツだ、っていうのを聞いたりしてまして」 春日「ええ」 若林「で、このライブが2時間だったんですけども、ツッコミ下手なのかな?と思いまして、ライブの映像をですね、春日のツッコミが下手かどうかを見返してみたんです、フリートークで」 草野「はいはい」 若林「合ってるツッコミと間違ってるツッコミを、こう正の字で書き出してみようと思って、で、やったらあの~、間違ってるツッコミが28個あるんですね、合ってるツッコミが4個なんです」 (スタジオ笑) 若林「確かに下手だな~と思いまして、で、 (春日が)変なところでツッコんでくるのを『おい、それ違うだろ!』って言ってる部分が、わりかしお客さんの反応が良かったんで」 玉袋「おおっ」 博士「まさに今のネタと一緒だ」 若林「そうなんです、そこの言い合いの口喧嘩みたいになってるところが一番お客さんの反応が良かったので」 玉袋「ほぉ」 若林「あっ、じゃあ、それをそのまま漫才にすればいいんだ」 放送作家の春日のツッコミはポンコツ発言が、ここで活きるとは。 ズレ漫才を見つけたときの興奮を「オードリーのオールナイトニッポン」でも語っています。 2011年8月13日放送「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送) パーソナリティはオードリー(若林正恭・春日俊彰)。 春日さんのツッコミについて検証したトークライブ。 このビデオを家で見ていた若林さん。 若林「家でほら、トークライブのビデオを見てて」 春日「はいはいはい」 若林「『お前のツッコミ違うよ、そこ』って言ってるところの、フリートークになってるところがすごいウケてて」 春日「うんうん」 若林「で、それをボーっと見てて、 ちょっと待てよ……これツッコミが、場所が違う、ニュアンスが違うっていう、ツッコミができてないっていう漫才……やればいいんじゃねえの!?これをこのままやればいいんじゃねえの?」 春日「うんうん」 若林「って、思いついた瞬間気持ち悪くなったもん、(嘔吐の様子を再現しながら)ううっ!」 春日「ははははっ」 若林「ははははっ、これ……イケんじゃない!?と思うから、(嘔吐の)ううっ!ってなって、これ春日にすぐ言わなきゃ!と思って」 春日「ええ」 居ても立ってもいられない若林さんは、すぐに春日さんに連絡して呼び出し、原付に飛び乗ります。 若林「原付乗って、信号で止まってたら横に警官が、自転車でさ、止まったの、キーッて、したら警官に言いそうになったもん、あやうく」 春日「ははははっ」 若林「ちょっと俺、すごいこと思いついたんですけど!」 春日「ははははっ」 若林「ははははっ、聞いてくれません?って」 春日「はいはい」 若林「そいで、ジョナサン、高円寺に春日呼び出して、『春日……あんまおっきな声で言えない、これ、芸人がどこでネタ合わせしてるか分かんねえから』って、いるわけねえのに」 (作家さん笑) 若林「すごい小声で、あのこういう漫才で……俺が『どうも』って言って、『こうこう最近やせたいんですよ』つったら、(春日が)『誰に話しかけてんだよ!』ってツッコんでくるんだよ、で、それツッコミ間違ってるだろ?したら、『なんで今ね、ツッコんできたか分かんないんですけども』とか、『お客さんだよ!』とか、ず~っとそれをケツまでやるんだよ!イケるぞ、俺ら!つったら、春日が『どういうことですか?』」 (スタジオ笑) 春日「『ちょっと分からない、それはなんなの?』って」 若林「『分からんか!もう!』、ふふふっ、『もう1回説明するぞ!いいか……』つって、もう気持ち悪くなっちゃって」 春日「ははははっ」 ズレ漫才の発見によって、これまでのスタイルをがらりと変えたオードリー。 ボケとツッコミも入れ替えて、春日さんはピンクのベストを着込み、もみあげを切り落としテクノカットに。 あとは階段を一気に駆け上がるのみ!と思いきや……そう上手くいきません。 ズレ漫才というスタイルを自分達で消化しきれてないのに加えて、以前と全く違うスタイルになった事への拒否反応。 これにしばらく苦しめられることになります。 2011年8月20日放送放送「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送) スタイルを急に変えたオードリーに対する周りの反応について、 若林「ネタ見せするじゃん、稽古場で、あの事務所で、したらさ、芸人が溜まりになってるのよ」 春日「はい」 若林「20人ぐらい」 春日「まあ見てるんですよね、ネタ見せを」 若林「そう、で、芸人がゲラゲラ笑ったりするのよ、急にね、したらさ、ある力も持ってる先輩がさ、『いや、裏だな~』とか」 春日「くふっ」 若林「終わった後言ったりするのよ」 春日「ははははっ」 若林「『裏だな~』つって、裏だな~っていうのは要するに、裏笑いだから」 春日「客前ではウケないぞ、と」 若林「気にすんだよな、俺も春日も、裏かな?って、その先輩が言ってさ、『裏だな~』って言われたらさ、先輩だし」 春日「うん」 若林「で、『裏だ、裏だ』って言うヤツがいて、でも『いや、続けたほうがいいよ』って言う先輩と、絶対見つけてるから続けたほうがいいって人がいるの」 春日「うん」 若林「で、ネタやってる最中に言われたりしたもんな、『裏だよ、裏』って」 (苦笑する春日) 若林「あれ、すごいよな~、そういうのがあるからね、正直、だからそれでも関係ねえよ!と思わなきゃいけない、後輩が」 春日「そうね」 若林「 お前が言ってることなんて知ったこっちゃねえよって思わないと」 先輩芸人だけでなく、それまで付いてきてくれたファンからも辛らつな意見が。 若林「で、お客さんも(アンケートに)書かれるからな~」 春日「あ~」 若林「あの~、『なんなんですか?』と、ふふふっ、それを頑張る……何年か頑張んないといけないじゃん、3年かなんか」 春日「そうね」 若林「結局2回戦で落ちてるから、M-1も、『形見つけた!ついにこれで出れるぞ!』って、俺が吐き気した後のM-1、2回戦で落ちてるからね」 スタイルを変えたオードリーを見たテレビ局の人から「茨(いばら)の道だよ」 若林「春日が読むのよ、全部のアンケート、で、春日が読んでて、また次のネタ、あの形(ズレ漫才)で作ってると、春日たまに言ってたもんね、『ナニナニって書いてあったけどな……』とか、そういうこと言ってたもんね」 春日「まあ……そうね、う~ん、だから難しいところだよね、それで新規で入ってきてくれるね、ファンの人もいたり、形変えてね、今までのファンがいなくなったり」 若林「今でも覚えてるけどね、テレビ局のね、オーディションで、(以前のスタイルの)コントでそこそこいいよって言ってくれてた人が、急にピンクのベストでもみあげ落とした春日が」 春日「ははははっ!」 若林「アラララ~、ってなるわけよ」 (作家さん笑) 若林「したら言われたもん、追っかけられて、オーディション終わって歩いてたら、あの~追っかけてきて、『いや~、茨の道だよ』って言われて、『それでどうなんだろう……俺は責任持って言えないけど茨の道だよ、とにかく』って言われてさ」 春日「うん」 若林「でももう追い込まれたし、茨の道でもな~っていう感じまで行っちゃってたから」 春日「まあそうね」 「茨の道だよ」。 オードリーのことを親身になって考えた上で出てきた言葉。 そうに違いありません。 でなければ、わざわざ追っかけてきて声なんて掛けないでしょうから。 春日「自分らとしても面白いんだけど、大丈夫なのか?っていうのがあるからね、世間に出したときに」 若林「うん、そうだよね」 春日「我々だけ面白いヤツなんじゃねえか?っていう、不安がありますからね」 若林「そうだよな~」 春日「第三者に言われると、そこけっこう……」 直後のM-1グランプリでも結果は出なかった。 自分達と世間とでギャップがあるんじゃないか?という不安。 そんなとき、ある大物先輩芸人との出会いが、オードリーの迷いや不安を消し去ります。 若林「リーダー(渡辺正行)が本当にダメ出しがけっこう厳しいんですね、若手に、それも聞いてたんで初めて見せるとき怒られるんじゃないか、と思ったんですけど、本当に親身に『これは良い漫才に絶対になるから、真剣にやりな』って言われまして」 春日「ええ」 若林「で、 原付で泣きながら帰ったぐらい嬉しかったんですけど」 (真剣な表情でうなずく浅草キッド) このときのことを渡辺正行さん自身が語っていたラジオ番組がありますので、一緒に紹介させて下さい。 2012年3月10日放送「土曜朝イチエンタ」(TBSラジオ) パーソナリティは堀尾正明。 ゲストは渡辺正行。 自身が主催する「ラ・ママ」のコント大会で、オードリーのネタを初めて見たとき、 渡辺「彼ら(オードリー)がまだその~、本当に低迷してて、自分たちのライブであるとか、いろんなライブに出てたときに」 堀尾「はい」 渡辺「つまんない、つまんないって言われてたんですけど、で、僕らのライブのネタ見せに来て、やったんですよ」 堀尾「はい」 渡辺「すっごい、あの、漫才としては出来上がってるんですよ」 堀尾「へぇ~」 渡辺「ただ、そのツッコミがちょっと強すぎたりとか」 堀尾「若林さんね」 渡辺「はい、そういうのがあったんですけど、そんときに僕がオードリーの漫才を見て、『いや、君達の漫才はもう漫才として出来上がってる、君達の漫才は……』、当時M-1ってあったんですけど、『M-1を狙えるクラスの漫才である』って言ったんです」 堀尾「うん」 渡辺「で、彼らはそれまで本当に落ち込んでて、もう漫才やめようかな、みたいな気持ち……だったらしいんですけど」 堀尾「うんうん」 渡辺「でも僕が『いや、君らはM-1狙えるクラスだ』っていう風に言ったら、 若林君は嬉しくて、なんか当時バイクでね、通ってたらしいんですけど、帰りながらヘルメットの中、涙で濡れたらしいですよ」 堀尾「へぇ~」 さらに渡辺正行さんのアドバイスが、ズレ漫才に足りなかったピースを埋めます。 渡辺「若林君が、春日君がボケたときに、ここのおでこのところをパンッパンッて叩いてたんですよ、ずっと」 堀尾「叩く、叩く」 渡辺「で、全部のボケに対して叩いてたんですよ、『それは~ちょっと強すぎない?』って話をして」 堀尾「うん」 渡辺「で、『もうちょっとそれはネタでやってるんですよ、これは段取りでやってるんですよっていうような、なんかそういうニュアンスが……あの~見えてこないかな?もうちょっと仲のいい感じがね、見えてこないかな~』って言ったら」 堀尾「はい」 渡辺「その次の月に、 (若林が)叩いて(春日が)『お前痛いよ』とかって言って、『そんなにお前、俺のことイヤなのかよ』って言ったら、『本当にイヤだったら漫才なんかやってねえよ』って、2人で」 堀尾「わぁっ!と笑う」 渡辺「笑う」 堀尾「はぁ~」 渡辺「ってパターンを作ってきたんですよ」 堀尾「作ったんだ、アレを、へぇ~」 渡辺「『おお!そういう感じ、そういう感じ、それいいよ、それいいよ』って」 こうして渡辺正行さんと出会ったことで、ズレ漫才に磨きがかかっていきます。 そして、オードリーのズレ漫才が確立したところで開催された2008年の「M-1グランプリ」。 彼らは、その舞台へ向かうのでした。

次の

オードリー・春日のツッコミが人気? 「ボケツッコミ逆にして」の声に若林鬼ギレ:しらべぇ 気になるアレを大調査ニュース!:しらべぇ 気になるアレを大調査ニュース!(しらべぇ)

春日 ツッコミ

ゲストはオードリー(若林正恭・春日俊彰)。 ゲストの芸人人生を振り返っていくこの番組。 下積み時代に行ったネタ番組のオーディションの話になり、 若林「あるネタ番組で、放送作家さんに僕だけ呼ばれまして、『あの~、 俺が言うのも変なんだけど、若手のツッコミを1000人ぐらい見てきたけど、春日はポンコツだよ』」 (スタジオ笑) 若林「『あんなツッコミの下手なヤツはいない』っていうことで、『ツッコミっていうのは周りのこととか、他の人のことも見れてないといけないんだけど、春日は春日のことしか考えてない』」 (大きくうなずく春日) 若林「『いや、そうですね』って言って、春日に『あの……放送作家の方が、お前のことツッコミとしてポンコツだよって、さっき言ってたよ』つったら、『そんなわけね~だろ!』ってツッコまれまして」 (スタジオ笑) 春日「ボケだと思って、ふふっ、ツッコんじゃったんです、それすらも気付かなかったんですよね」 そうです。 世に出る前はボケとツッコミが逆で、春日さんがまさかのツッコミでした。 放送作家からポンコツとまで言われてしまったオードリー。 全くウケない状況をなんとかすべく行動を起こします。 自分たちがどんな人間か知ってもらうため、春日宅でトークライブを始める 若林「ネタをやってるからいけないんじゃないか、 まず自分たちがどんな人間なのか、素のしゃべりなら出るだろうってことで、トークライブをやることになったんですけど、劇場代が1回ライブやると、4万、5万はかかってしまうんですね」 春日「ええ、かかります」 若林「『俺に良いアイデアがある、俺んちでトークライブやろう』って言うんですよ」 草野「俺んちで?」 春日「ウチの小屋空いてる、つって」 草野「ははははっ」 若林「『ウチの部屋なら劇場代タダだろう』ということで」 玉袋「おお」 若林「春日の部屋でトークライブを始めたんですね」 博士「やるの?」 春日「そうなんです」 春日宅でトークライブを始めたことが、オードリーの漫才スタイルに影響を与えます。 トークライブの企画でズレ漫才のベースが生まれる 若林「でまあ、そんなときにですね、ちょうどさっきの(春日の)ツッコミがポンコツだ、っていうのを聞いたりしてまして」 春日「ええ」 若林「で、このライブが2時間だったんですけども、ツッコミ下手なのかな?と思いまして、ライブの映像をですね、春日のツッコミが下手かどうかを見返してみたんです、フリートークで」 草野「はいはい」 若林「合ってるツッコミと間違ってるツッコミを、こう正の字で書き出してみようと思って、で、やったらあの~、間違ってるツッコミが28個あるんですね、合ってるツッコミが4個なんです」 (スタジオ笑) 若林「確かに下手だな~と思いまして、で、 (春日が)変なところでツッコんでくるのを『おい、それ違うだろ!』って言ってる部分が、わりかしお客さんの反応が良かったんで」 玉袋「おおっ」 博士「まさに今のネタと一緒だ」 若林「そうなんです、そこの言い合いの口喧嘩みたいになってるところが一番お客さんの反応が良かったので」 玉袋「ほぉ」 若林「あっ、じゃあ、それをそのまま漫才にすればいいんだ」 放送作家の春日のツッコミはポンコツ発言が、ここで活きるとは。 ズレ漫才を見つけたときの興奮を「オードリーのオールナイトニッポン」でも語っています。 2011年8月13日放送「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送) パーソナリティはオードリー(若林正恭・春日俊彰)。 春日さんのツッコミについて検証したトークライブ。 このビデオを家で見ていた若林さん。 若林「家でほら、トークライブのビデオを見てて」 春日「はいはいはい」 若林「『お前のツッコミ違うよ、そこ』って言ってるところの、フリートークになってるところがすごいウケてて」 春日「うんうん」 若林「で、それをボーっと見てて、 ちょっと待てよ……これツッコミが、場所が違う、ニュアンスが違うっていう、ツッコミができてないっていう漫才……やればいいんじゃねえの!?これをこのままやればいいんじゃねえの?」 春日「うんうん」 若林「って、思いついた瞬間気持ち悪くなったもん、(嘔吐の様子を再現しながら)ううっ!」 春日「ははははっ」 若林「ははははっ、これ……イケんじゃない!?と思うから、(嘔吐の)ううっ!ってなって、これ春日にすぐ言わなきゃ!と思って」 春日「ええ」 居ても立ってもいられない若林さんは、すぐに春日さんに連絡して呼び出し、原付に飛び乗ります。 若林「原付乗って、信号で止まってたら横に警官が、自転車でさ、止まったの、キーッて、したら警官に言いそうになったもん、あやうく」 春日「ははははっ」 若林「ちょっと俺、すごいこと思いついたんですけど!」 春日「ははははっ」 若林「ははははっ、聞いてくれません?って」 春日「はいはい」 若林「そいで、ジョナサン、高円寺に春日呼び出して、『春日……あんまおっきな声で言えない、これ、芸人がどこでネタ合わせしてるか分かんねえから』って、いるわけねえのに」 (作家さん笑) 若林「すごい小声で、あのこういう漫才で……俺が『どうも』って言って、『こうこう最近やせたいんですよ』つったら、(春日が)『誰に話しかけてんだよ!』ってツッコんでくるんだよ、で、それツッコミ間違ってるだろ?したら、『なんで今ね、ツッコんできたか分かんないんですけども』とか、『お客さんだよ!』とか、ず~っとそれをケツまでやるんだよ!イケるぞ、俺ら!つったら、春日が『どういうことですか?』」 (スタジオ笑) 春日「『ちょっと分からない、それはなんなの?』って」 若林「『分からんか!もう!』、ふふふっ、『もう1回説明するぞ!いいか……』つって、もう気持ち悪くなっちゃって」 春日「ははははっ」 ズレ漫才の発見によって、これまでのスタイルをがらりと変えたオードリー。 ボケとツッコミも入れ替えて、春日さんはピンクのベストを着込み、もみあげを切り落としテクノカットに。 あとは階段を一気に駆け上がるのみ!と思いきや……そう上手くいきません。 ズレ漫才というスタイルを自分達で消化しきれてないのに加えて、以前と全く違うスタイルになった事への拒否反応。 これにしばらく苦しめられることになります。 2011年8月20日放送放送「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送) スタイルを急に変えたオードリーに対する周りの反応について、 若林「ネタ見せするじゃん、稽古場で、あの事務所で、したらさ、芸人が溜まりになってるのよ」 春日「はい」 若林「20人ぐらい」 春日「まあ見てるんですよね、ネタ見せを」 若林「そう、で、芸人がゲラゲラ笑ったりするのよ、急にね、したらさ、ある力も持ってる先輩がさ、『いや、裏だな~』とか」 春日「くふっ」 若林「終わった後言ったりするのよ」 春日「ははははっ」 若林「『裏だな~』つって、裏だな~っていうのは要するに、裏笑いだから」 春日「客前ではウケないぞ、と」 若林「気にすんだよな、俺も春日も、裏かな?って、その先輩が言ってさ、『裏だな~』って言われたらさ、先輩だし」 春日「うん」 若林「で、『裏だ、裏だ』って言うヤツがいて、でも『いや、続けたほうがいいよ』って言う先輩と、絶対見つけてるから続けたほうがいいって人がいるの」 春日「うん」 若林「で、ネタやってる最中に言われたりしたもんな、『裏だよ、裏』って」 (苦笑する春日) 若林「あれ、すごいよな~、そういうのがあるからね、正直、だからそれでも関係ねえよ!と思わなきゃいけない、後輩が」 春日「そうね」 若林「 お前が言ってることなんて知ったこっちゃねえよって思わないと」 先輩芸人だけでなく、それまで付いてきてくれたファンからも辛らつな意見が。 若林「で、お客さんも(アンケートに)書かれるからな~」 春日「あ~」 若林「あの~、『なんなんですか?』と、ふふふっ、それを頑張る……何年か頑張んないといけないじゃん、3年かなんか」 春日「そうね」 若林「結局2回戦で落ちてるから、M-1も、『形見つけた!ついにこれで出れるぞ!』って、俺が吐き気した後のM-1、2回戦で落ちてるからね」 スタイルを変えたオードリーを見たテレビ局の人から「茨(いばら)の道だよ」 若林「春日が読むのよ、全部のアンケート、で、春日が読んでて、また次のネタ、あの形(ズレ漫才)で作ってると、春日たまに言ってたもんね、『ナニナニって書いてあったけどな……』とか、そういうこと言ってたもんね」 春日「まあ……そうね、う~ん、だから難しいところだよね、それで新規で入ってきてくれるね、ファンの人もいたり、形変えてね、今までのファンがいなくなったり」 若林「今でも覚えてるけどね、テレビ局のね、オーディションで、(以前のスタイルの)コントでそこそこいいよって言ってくれてた人が、急にピンクのベストでもみあげ落とした春日が」 春日「ははははっ!」 若林「アラララ~、ってなるわけよ」 (作家さん笑) 若林「したら言われたもん、追っかけられて、オーディション終わって歩いてたら、あの~追っかけてきて、『いや~、茨の道だよ』って言われて、『それでどうなんだろう……俺は責任持って言えないけど茨の道だよ、とにかく』って言われてさ」 春日「うん」 若林「でももう追い込まれたし、茨の道でもな~っていう感じまで行っちゃってたから」 春日「まあそうね」 「茨の道だよ」。 オードリーのことを親身になって考えた上で出てきた言葉。 そうに違いありません。 でなければ、わざわざ追っかけてきて声なんて掛けないでしょうから。 春日「自分らとしても面白いんだけど、大丈夫なのか?っていうのがあるからね、世間に出したときに」 若林「うん、そうだよね」 春日「我々だけ面白いヤツなんじゃねえか?っていう、不安がありますからね」 若林「そうだよな~」 春日「第三者に言われると、そこけっこう……」 直後のM-1グランプリでも結果は出なかった。 自分達と世間とでギャップがあるんじゃないか?という不安。 そんなとき、ある大物先輩芸人との出会いが、オードリーの迷いや不安を消し去ります。 若林「リーダー(渡辺正行)が本当にダメ出しがけっこう厳しいんですね、若手に、それも聞いてたんで初めて見せるとき怒られるんじゃないか、と思ったんですけど、本当に親身に『これは良い漫才に絶対になるから、真剣にやりな』って言われまして」 春日「ええ」 若林「で、 原付で泣きながら帰ったぐらい嬉しかったんですけど」 (真剣な表情でうなずく浅草キッド) このときのことを渡辺正行さん自身が語っていたラジオ番組がありますので、一緒に紹介させて下さい。 2012年3月10日放送「土曜朝イチエンタ」(TBSラジオ) パーソナリティは堀尾正明。 ゲストは渡辺正行。 自身が主催する「ラ・ママ」のコント大会で、オードリーのネタを初めて見たとき、 渡辺「彼ら(オードリー)がまだその~、本当に低迷してて、自分たちのライブであるとか、いろんなライブに出てたときに」 堀尾「はい」 渡辺「つまんない、つまんないって言われてたんですけど、で、僕らのライブのネタ見せに来て、やったんですよ」 堀尾「はい」 渡辺「すっごい、あの、漫才としては出来上がってるんですよ」 堀尾「へぇ~」 渡辺「ただ、そのツッコミがちょっと強すぎたりとか」 堀尾「若林さんね」 渡辺「はい、そういうのがあったんですけど、そんときに僕がオードリーの漫才を見て、『いや、君達の漫才はもう漫才として出来上がってる、君達の漫才は……』、当時M-1ってあったんですけど、『M-1を狙えるクラスの漫才である』って言ったんです」 堀尾「うん」 渡辺「で、彼らはそれまで本当に落ち込んでて、もう漫才やめようかな、みたいな気持ち……だったらしいんですけど」 堀尾「うんうん」 渡辺「でも僕が『いや、君らはM-1狙えるクラスだ』っていう風に言ったら、 若林君は嬉しくて、なんか当時バイクでね、通ってたらしいんですけど、帰りながらヘルメットの中、涙で濡れたらしいですよ」 堀尾「へぇ~」 さらに渡辺正行さんのアドバイスが、ズレ漫才に足りなかったピースを埋めます。 渡辺「若林君が、春日君がボケたときに、ここのおでこのところをパンッパンッて叩いてたんですよ、ずっと」 堀尾「叩く、叩く」 渡辺「で、全部のボケに対して叩いてたんですよ、『それは~ちょっと強すぎない?』って話をして」 堀尾「うん」 渡辺「で、『もうちょっとそれはネタでやってるんですよ、これは段取りでやってるんですよっていうような、なんかそういうニュアンスが……あの~見えてこないかな?もうちょっと仲のいい感じがね、見えてこないかな~』って言ったら」 堀尾「はい」 渡辺「その次の月に、 (若林が)叩いて(春日が)『お前痛いよ』とかって言って、『そんなにお前、俺のことイヤなのかよ』って言ったら、『本当にイヤだったら漫才なんかやってねえよ』って、2人で」 堀尾「わぁっ!と笑う」 渡辺「笑う」 堀尾「はぁ~」 渡辺「ってパターンを作ってきたんですよ」 堀尾「作ったんだ、アレを、へぇ~」 渡辺「『おお!そういう感じ、そういう感じ、それいいよ、それいいよ』って」 こうして渡辺正行さんと出会ったことで、ズレ漫才に磨きがかかっていきます。 そして、オードリーのズレ漫才が確立したところで開催された2008年の「M-1グランプリ」。 彼らは、その舞台へ向かうのでした。

次の

『ヒルナンデス』オードリー春日に“ズル疑惑”! ファンに買わせてる?

春日 ツッコミ

オードリー春日さんが2020年2月21日放送のにゲスト出演。 佐久間宣行さんが『あちこちオードリー』の中で見せる春日さんのツッコミの切れ味について話していました。 🗼佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント🗼 ゲスト、オードリー・春日俊彰さんでした! 4日間、ありがとうございました! 【radiko】 — 佐久間宣行のオールナイトニッポン0【公式】 SakumaANN0 (佐久間宣行)最終日、金曜日の大トリは春日くんですよ。 『あちこちオードリー』を一緒にやっていてっていう。 いや、本当にびっくりしたんだよな。 (春日俊彰)何が? (佐久間宣行)春日が……俺、春日はずっと好きなのよ。 俺とバカリズムは春日をずっと好きだから(笑)。 (春日俊彰)フフフ、バカリズムさん、評価高いんですよ(笑)。 (佐久間宣行)俺とバカリズムは春日の評価がすごい激高だから。 (春日俊彰)ええ。 もうヒーローだと思ってくれてますからね(笑)。 異様に春日への評価が高い佐久間宣行&バカリズム (佐久間宣行)だって俺、マジ歌にピンで呼んでるんだから。 フハハハハハハハハッ! (春日俊彰)本当ですよ。 あれもなんで……佐久間さんのオファーってだいたい「何でなんだろう?」って思うの。 まずそこが先なんですけどね(笑)。 (佐久間宣行)なんだけど、元々好きだったんだけど『あちこちオードリー』で仕事したら……要はあれ、ちょっとラジオに近いじゃない? (春日俊彰)まあほとんどラジオですよね。 (佐久間宣行)そうすると若林は回しつつボケるじゃん? (春日俊彰)まあまあ、そうですね。 (佐久間宣行)テレビの若林をやらないじゃん。 テレビの若林をやらない中、「テレビの若林をやんないな」と思ったら、春日がガンガン突っ込むんだよ(笑)。 (春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 春日がガンガンに突っ込む (佐久間宣行)というのと、あと俺、やっぱり昔のオードリーと違うなと思ったのは、そしてその春日のツッコミで若林がすげえ笑うんだよね。 (春日俊彰)ああ、そうですね。 (佐久間宣行)昔は要は春日が突っ込んでも次のことを考えていた感じがするんだけど、なんかそれが違ったなと思って。 「うわ、ヤベえ。 オードリー、面白くなってんじゃん!」っていう風に『あちこちオードリー』を見て思ったから、その話もあるから春日としゃべりたいなと思ったわけ。 (春日俊彰)ああ、そういうことなんですね。 ただ単にオチ的な感じで呼んだわけじゃないんですね(笑)。 (佐久間宣行)違うよ。 オチ的に呼ぶにしては荷が重するだろ?(笑)。 (春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ゲストのオチとして呼んだわけじゃないんですね。 ああ、それはありがたいですね。 いや、逆に言うとあの番組はもう自由にやらせてもらってるんで。 それでゲストの方もね、本当に今のところしゃべりたいというか、興味があるというか。 そういう方々ばっかりなんで。 (佐久間宣行)もう今週と先週オンエアーのアンミカさんの回。 アンミカさんの回の春日のツッコミ、キレッキレだからね! (春日俊彰)いやいやいや(笑)。 (佐久間宣行)あのさ、アンミカにしゃべるだけしゃべらせといて、「もう黙れ!」っつったんだから(笑)。 バサッ!って(笑)。 やっぱり動くんですよね。 心が動くんで。 なんか「ツッコミを入れてやろう」とか、そういうのはないですよ。 ツッコミじゃないですし。 まあ、そういうゲストの方ばかりなんで、たまたまそうなっちゃうっていう。 カトちゃんの話とか、やっぱりそうなるんですよね。 (佐久間宣行)ああ、カトちゃんの話ね。 あの……カトちゃんのエピソードをカトちゃんの奥さんの加藤綾菜さんがしゃべるのよ。 左とん平さんと小野ヤスシさんと加藤茶さんのその3人組が常に一緒にいるっていう時で。 それで、「いないと思った時にも左とん平さんがいたんですよ」って言った時に春日が「いるんかい!」って(笑)。 (春日俊彰)「しょうがねえな、とん平は!」とかって(笑)。 もう大先輩なのに(笑)。 (佐久間宣行)大先輩に(笑)。 (春日俊彰)あれは別にツッコミじゃないですから。 本当に「しょうがねえジジイたちだな」って思ったんで(笑)。 加藤綾菜とナイツ 加藤茶との交際と小野ヤスシ・左とん平を語る (塙宣之)ロイヤルホストで1人で茶さん、待っていたの? (加藤綾菜)いや、左とん平さんと小野ヤスシさんと3人で待っていたんですよ。 (土屋伸之)フフフ(笑)。 いたんだ。 もうそこに? — みやーんZZ miyearnzz (佐久間宣行)で、それが、まあ俺は新鮮で。 しかも春日の言うことで若林が爆笑するなと思って。 (春日俊彰)ああ、まあまあ、そうですね。 それはありますね。 (佐久間宣行)それが、昔はよく仕事をしていたっていうか、若手に近い頃。 ゴッドタンとかによく来ていた頃のオードリーとは違うなと思って。 <書き起こしおわり>.

次の