ぼく と ニケ あらすじ。 2019年小学校高学年:青少年読書感想文全国コンクール

「見本」これで完璧!第65回読書感想文課題図書あらすじと感想文

ぼく と ニケ あらすじ

php on line 1141 みなさん、こんにちは。 作文講師の菅野恭子です。 学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。 今回は、高学年向けの課題図書「ぼくとニケ」を読んでの感想文の書き方を解説します。 Contents• 「ぼくとニケ」はこんな本 ある日、子猫を飼うことになった主人公のぼく。 なぜかというと、幼馴染の仁菜に自分の代わりに飼ってくれと頼まれたから。 仁菜の家では、お母さんが猫嫌いのため、飼うことができないのです。 仁菜は学校をずっと休んでいて、ぼくとの関係も、無邪気な子ども時代とは違って、なんとなくぎこちない。 ニケという子猫の成長を通して、子どもから大人へと変化していく時期の心模様や、命の大切さなど、ぼくは様々なことに気づきます。 筆者は獣医師ということもあり、子猫の描写がリアルで、目の前に猫がいるかのようにイメージがわきます。 「ぼくとニケ」はこんな子におすすめ• 猫が好きな子• 猫を飼っている子• 親の言うことを小さいときのように受け入れられなくなってきた子• 学校へ行くことに疑問を持っている子• 人の目が気になる子 他にも多々ありますが、とにかく、猫が好きな子や猫を飼ってみたい子には間違いなくお勧めできる一冊です。 どんな流れで書いていくか 通常の感想文の書き方どおり4つのまとまりを作っていきましょう。 学校では、はじめ・なか・おわりという3つのまとまりで書くよう指導されているかもしれません。 その場合は、なかの部分を二つに分けて書く意識で書くとよいでしょう。 4つのまとまりは、つぎのようにしましょう。 本を読んでいちばん印象に残った部分をとりあげる• 印象に残った部分と似た体験を書く• もうひとつの似た体験または家族や友人に聞いた話を書く• 全体のまとめ では、それぞれ詳しく説明していきます。 おおまかな流れはこのように4つのまとまりに分けて書くとよいですが、内容に関しては真似する必要はありません。 いちばん印象に残った部分をあげてみよう ぼくとニケは、221ページまであります。 かなり長い物語ですので、一文だけ選ぶというのは難しいですね。 ある程度の要約力が必要になってきます。 たとえば、• 私がいちばん印象に残ったのは、みんなでニケと過ごした最後の場面です。 私がいちばん心に残ったのは、仁菜が、周りの目線など気にしない強い子だということです。 私がいちばん印象に残ったのは、生き物を飼うことには責任を伴うということです。 このように、印象に残った場面を要約してみましょう。 心に残る場面は多々あると思いますので、読む際に付箋を貼っておきましょう。 付箋に、重要度がわかるよう印をつけておくのもおすすめです。 その重要度に応じて、自分がどんな話題にひかれるのか、把握できると思います。 たとえば、子猫のニケの表紙にひかれて読んでみたのに、付箋が貼られている場所は、ぼくと仁菜のやりとりのシーンばかりだ、ということもあるでしょう。 2.いちばん〇〇と同じような体験をしたことを書く さっきの段階で、書きたいことの中心を決めることができました。 ここでは、いちばん印象に残った部分と同じような自分の体験を書いていきます。 子猫を拾ってきたことがある• 猫を飼いたいと思っているけれど、まだ許してもらえない• 実際に猫を飼っていて、責任をもって世話している最中だ• 成長とともに、両親と意見が食い違うことが多くなってきた などなど。 「ぼくとニケ」には、高学年の子どもたちが遭遇することや共感することがたくさんでてきますので、似た体験は探しやすいと思います。 3.もうひとつの似た体験または聞いた話を書く さて、似た体験をひとつ書くことができました。 つぎは、もうひとつの似た体験を書くか、または、両親や兄弟、友人から聞いた話を書いてみましょう。 母も子どものころ猫を拾ってきて飼ったことがあるそうだ• 父は、やはり高学年のころ、両親に反抗したくてたまらなかったそうだ• 友達は、飼っていたペットを亡くして、とても悲しんでいた などが考えられそうです。 身近な人と「ぼくとニケ」の内容を話してみて、出てきた話題から聞いた話を見つけてみましょう。 4.最後は全体のまとめ どんなところに惹かれるかは読んだ人の数だけあります。 「ぼくとニケ」を読んで、この本のテーマはなんだと思いますか? そのテーマにちなんだ「わかったこと」でまとめるとよいですね。 たとえば、生き物の命の大切さだと思ったら、 「ぼくとニケ」を通して、改めて生き物を飼うには、責任が必要だとわかった。 猫を飼うことに反対する両親の気持ちも理解できた。 両親に、責任を持ってペットを飼えるようになったと認めてもらえるよう、きちんとした生活をしていきたい。 そして、猫を飼う夢が叶ったら、しっかりお世話をしたいと思っている。 こんなふうにまとめてみましょう。 (一例です) 「ぼくとニケ」感想文の参考例 私は、もうずっと猫を飼いたいと思っている。 子どものころから猫が好きで、友達の飼っている猫を、自分の猫のようにかわいがっている。 だから、かわいい子猫の表紙が目に入ったときに、どうしてもこの本を読んでみたいと思った。 猫が好きな私にとって、印象に残る場面は山のようにあるが、その中でもいちばん心に残ったのは、みんながニケとともに過ごした最後の場面だ。 もうすぐニケの命が消えてしまう。 安楽死を選ぶのか、どうするのか、読んでいるあいだ気が気でなかった。 家に連れて帰って、一緒に過ごすことになったところで、涙が止まらなくなった。 自分では飼ったことがないものの、おばあちゃんの家ではタマという猫を飼っていた。 小学生の3年生ころまでは、夏休みや冬休みはずっとおばあちゃんの家で過ごしていた。 両親が共働きなので、いちばん安心に過ごせるおばあちゃんの家に送り込まれていたからだ。 ひとりでおばあちゃんの家に行く楽しみは、タマと遊ぶことだった。 タマのほうは、それほど私のことを好きではなかったようだが、私はタマが大好きだった。 相手にされないのに、いつもタマにちょっかいを出したり、じっと動きを眺めたりしていた。 そのタマが死んだのが、去年のことだ。 おばあちゃんからの電話で、タマが死んだことを知った。 まだ、身近な人の死を経験したことのない私にとって、大好きなタマにもう会えないことが、こんなにさみしく悲しいものだと初めて理解した。 だから、たとえ今夜死んでしまうとしても、ニケとともに過ごしたいという気持ちが、痛いくらいにわかった。 私に猫を飼うことを許してくれない母は、こんな話をしてくれた。 母は子どものころ、犬が飼いたくて、ねだりにねだって犬を飼ったそうだ。 そのときは、毎日散歩に行くのと餌をやることを条件に飼うことになったらしい。 でも、友達と遊ぶことや、朝は眠いと言っては、お世話をすることをさぼってしまった。 結局、お世話をするのは祖母の仕事になった。 その犬が死んだのは、母がすでに家を出てからだったそうだか、とても後悔したという。 約束も守らずに平気でいたことが、とても悔やまれたのだと。 生き物を飼うということは、命を預かるという責任がある。 病気になるかもしれないし、私の家のように家族みんなが留守がちの家では、さみしくてストレスがたまるかもしれない。 おもちゃじゃないのだから、そう母は言う。 だから、私が、自分の身の回りのこともひとりできちんとできるようになり、さらに、生き物の面倒をみられるようになったら、飼うことを許すつもりだと。 この本を読んで、生き物の命の大切さはずっしりと心にせまってきた。 また、責任を持って飼わなくてはいけないこともよくわかった。 母が言うことも、そのとおりだなと納得できる。 自分自身の生活をきちんとして、いつ猫が来てもしっかりお世話ができる余裕を持ちたい。 一日も早く、猫との生活ができる日が来るよう、がんばりたい。

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ぼく と ニケ あらすじ

こちらでは 2019年の「第65回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校高学年の部(5,6年生)の課題図書 『ぼくとニケ』の「あらすじ・ネタバレ」と読書感想文の書き方のコツ・ポイントをご紹介いたします。 5年生で突然登校拒否になった幼なじみの仁菜が、薄汚れた子猫を拾い、ぼくの家へ連れてきました。 自分の家で飼えない仁菜にかわって、ぼくと家族が世話をすることになったのだけれど……。 子猫のニケに関わる中で数々のことを学んでいく、ぼくの様子がていねいに紡がれます。 獣医師がえがく、子猫とぼくの大切な話。 15歳のときに講談社児童文学新人賞佳作を受賞し作家デビューした獣医師が贈る、感動の物語。 仁菜に捨て猫ニケを押し付けられて飼う事になったが… 仁菜:母子家庭でスゴいクセっ毛の幼馴染み。 独断的で意地っ張りで怒りっぽい。 登校拒否中にニケを拾って押し付けてきた。 玄太お母さん・真季:明るくて悪気はないが一言多いパート主婦。 素直で涙もろい性格。 玄太お父さん:猫大好きで不器用なお父さん。 自己主張もしないし冷遇されているのに寛容で大事な所では男らしい 弟・陽向:保育園児でまだ宇宙人。 特技は「鼻くそばくだん」 仁菜お母さん・雅さん:仁菜と同じ性格の看護師。 お母さんの同級生で猫嫌いでニケを拾った事に激怒する。 仁菜の叔母さん・楓さん:保護猫のボランティアをしている ニケ:仁菜が拾って玄太に押し付けた子猫。 家族でかわいがっていたがある日様子がおかしくなり… クッキー:仁菜の家で飼っている内弁慶のプードル(あだ名ウチベンケン)飼ってすぐ骨折した。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 第1章 ニケがうちにやってきた! 小学校5年生の玄太の家に幼なじみの仁菜が子猫を飼って欲しいとやってきた。 仁菜の母・雅が猫嫌いでプードルのクッキーも飼っているからムリだと言うのだ。 瀕死の子猫をちょうど帰ってきた母の真季と保育園児の弟・陽向と一緒に動物病院に連れて行き、なんとなく飼う雰囲気に。 猫好きの父さんも帰って来て大興奮し雅の夜勤だからと夕食に誘われた仁菜は猫の名前を「ニケ」に決めた。 雅さんは仁菜が登校拒否してるのにほおっているし、久しぶりに仁菜が家にいて猫もいて色々玄太は戸惑っていた。 第2章 ニケ、いきなり改名の危機 登校拒否1か月の仁菜はクラスの女子にウワサされてるのに平気な顔でニケに会いに来る。 玄太はモヤモヤと心配している自分をバカらしく感じる。 母さんと仁菜でニケをお風呂に入れて三毛猫だったとわかったり、動物病院でノミ取りや虫下し、6か月後の「ウィルス検査」を予定したり、カリカリも食べて、トイレもできて、元気なニケと仁菜も家にいるのが当たり前な穏やかな10日目、猫キライの雅が硬い表情で仁菜を連れ戻しに来た。 ニケの事を内緒にしていた仁菜を母さんはかばおうとしたが雅の怒りは収まらず、仁菜を怒鳴りつけて2人は帰っていった。 玄太は仁菜の苦しそうな表情を初めて見てもう二度とうちに来られないんじゃないか、と考えた。 第3章 母子バトル、ぼっ発! 立派なゲージも来て、ニケも成長してきたのにあれ以来仁菜は来ない。 仁菜の不登校を知らなかった父さんは日頃大らかなのに、昼間仁菜を家に入れた件では母さんを怒った。 だが、雅が猫アレルギーでもないのに怒り不登校も放置している事は納得できず、ニケを見せてあげたいので玄太が雅に直談判しにいくように押し切られた。 玄太は高学年になって女子と仲良くするのが気恥ずかしく、目も合わせられないのに仁菜はどんな気持ちでニケの事を頼ってきたのか?と考えた。 それでも玄太は雅にニケを見せてあげたい事を一生懸命話し、仁菜も雅に歯向かうと雅はなぜ猫に関して厳しいかの話を始めた。 それは雅が子供の時に飼った猫の話だった。 飼い方の知識や病院に連れて行く発想もなく10匹まで増えて、最初に拾った猫は腎臓病になり家もお金が続かないと、ろくに治療ができずに死なせた。 その後里親を探したり高校の時のバイト代は猫に使ったが、大学進学で実家を出た間に最後の猫も腎臓病で亡くなった話だった。 それ以来、動物は責任を撮れないなら飼うのはやめようと決めた雅だが、ペットショップで売れ残ったプードルのクッキーを仁菜が欲しがったので買った。 だが店頭で閉じ込められた環境で育ったクッキーはすぐ骨折したし、世話もロクできない仁菜に責任をもって生き物を飼うことは出来ないと言われ、仁菜は何も言い返せなくなった。 玄太にもニケに責任を持つように雅は言った。 玄太はもうニケを妹のように思っていたし、家はニケと家族が騒がしく明るい雰囲気なのに、仁菜の家はその対極で不登校で、雅もいつまで休ませるのだろうと思った。 第4章 シロ姉とみいちゃんと 玄太は雅のすすめで、仁菜の叔母・楓さんの家に行く事になった。 仁菜がクウの世話と楓がしている保護猫のボランティアの話を聞いたらニケに会いに行っていいと言われたのだ。 やわらかい雰囲気の楓さんの家は、猫専用の部屋があり2匹シロとみいが飛び出してきた。 楓さんは仁菜に言葉を選びながら話始め、このボランティアは捨てられたり、保健所に来た猫を次の飼い主が見つかるまで保護する活動で今の2匹も多頭飼い崩壊して保健所に連れて行かれた猫だった。 病気治療や不妊手術をして人なれした猫にして、新しい飼い主に渡すのだ。 猫ブームで安易に飼い、捨てられる猫もいる。 仁菜がニケを助けたのは立派だけど玄太の家に押し付けたと指摘し、 責任をもって飼えないなら拾うべきじゃないという考えからママも怒ったんだよね、と言われ仁菜は素直にうなずき、玄太も雅さんの怒りの理由を理解した。 そして楓さんは脈略なく「仁菜ちゃん学校行ってないんだって?」と切り出し、仁菜は自分のコンプレックスの髪の事を副担任がイジり、それを聞いたクラスの女子が笑った事も許せず、一緒に授業を受けたくない反抗の意思表示だと言う。 楓さんは雅さんも子供の時同じように登校拒否したことがあったし、仁菜と同じくせ毛でバイト代でストパーかけて、コンプレックス克服していたと話した。 玄太的には、仁菜は先生より女子に笑われた事の方ががショックだったんじゃないかと思ったし、玄太にだけこっそりと「登校拒否は雅もなんとかしたいみたいだけど、2人は独断的で意地っ張りな所が似てるからうまくいかないのかも」と教えてくれた。 玄太はニケをみつけたのが自分だったらどうしただろうか?ニケはうちに来て幸せなのか?とも考えた。 第5章 またもや、嵐の予感 ニケを拾って1か月ワクチンを打ちに動物病院へ行った。 身体検査も兼ねて体重や心音、体温や便検査をしてワクチンや避妊手術の重要性を聞き母さんは手術代を心配していた。 それから2週間、ニケはエサ残すのにお腹は前よりポニョポニョしていて、父さんがこっそりおやつをあげているのか?と問い詰めても今はしてないし、ニケはそっぽをむいて寝てばかりだ。 玄太は友達の瀬戸と一緒に帰ってきたところを仁菜が声をかけてくるからごまかすのに必死だった。 仁菜のまわりを気にしない態度は、なるべく人と衝突しないことを心掛ける玄太の気持と立場をおびやかすものだった。 それに仁菜の暇つぶしに付き合わされている気もしてきて、ついにスイッチが入りいつまでもうちに来るのが迷惑、最初からおまえが飼えばよかっただろ!と言ってしまった。 仁菜は怒鳴って猫のおもちゃを投げつけて走り去った。 玄太は言い過ぎに後悔したけど夕食はハンバーグだし、仁菜もまた来るだろうと都合よく考えた。 第6章 ぼくたちとニケ 習い事のない木曜日。 家に帰ると母さんがあせって、ニケが倒れたので動物病院に行くと準備していた。 ニケは検査でFIP猫伝染性腹膜炎という不治の病で1週間から10日しかもたないと告げられる。 玄太は仁菜なら病気に気が付いたかもしれないし自分のせいだと夜、父さんに泣きながら言った。 病気について調べた父さんは絶対玄太のせいじゃないし、仁菜も玄太もどうにもできない事だと、いつも自己主張しない父さんの声が力強く響いた。 そして父さんも中学の時、彼女を傷つけて振られた失敗談を話し、女子と話す恥ずかしさから 周りの目を気にして素っ気なくしたり被害者ぶったり、腹を立てるのは「我が身かわいさ」からだったと反省したと話した。 玄太自信も同じだと反省し、翌朝仁菜に謝りに行き放課後、仁菜は家に来てニケを見ていた。 母さんは父さんに病院から安楽死の話をされた事を泣きながら相談し「玄太が学校に行っている間に、安楽死させて自然に死んだことに…」と提案した。 父さんは「玄太も仁菜ももう理解できる年だよ」と優しくたしなめ、仁菜を含めた4人で家族会議することになった。 ニケの病気の最後は溺れるみたいな苦しさを感じ、延命はもっても数日。 苦しませたくないなら安楽死もあるが、玄太と仁菜はどう思うか?子供扱いせずに聞いてくれた。 仁菜は泣かずに苦しませたくないから安楽死を望み、玄太は「わからない」としか言えず、母さんは薬が効くかもと反対した。 仁菜と母さんが意見対立した時、ニケが苦しみだしパニック寸前の玄太は母さんに手を引かれみんなで病院に行った。 診療中、仁菜は実はニケは3匹兄弟で捨てられていて世話をしてたが助けられず2匹は死んで公園に埋めた事を話した。 仁菜はせめてニケだけはたすけたい一心で玄太の家を頼ってきたのだった。 玄太は仁菜がどんな気持で死んだ猫を埋めニケを連れて来たのかを思い、ニケが孤独死するより安楽死を望む理由も理解できた。 獣医さんはニケが退院も難しい事、病院では無人の夜間に死ぬ可能性があること、連れて帰っても設備もなく体力がもたないこと、もう一つは安楽死の話をした。 父さんは泣く母さんと仁菜に安楽死をする確認をした。 玄太だけは何がニケにとって一番なのか?苦しさから楽にしてあげるのをニケが望んでいるのか?と迷った。 最後のお別れにニケの背中をさわった時、キレイ好きなニケの背中があまりに汚れていて「こんな毛並みのままニケを死なせたくない、このままの体じゃ、天国に行ってもニケ悲しむと思うんだ」と安楽死を強く止めた。 父さんはじっと考えた後、先生にお願いし痛み止めの処置をしてニケを連れて帰った。 みんなで毛並みを整えながら、体が冷たくなっていくニケは今日死んじゃうのだろうと玄太は思った。 ニケの一生は迷う暇もない全力疾走でだった、もっと生きたがっただろうし僕たちはニケの分まで一生懸命生きなければならないと、仁菜に「ぐずぐずしてたらニケに笑われる」と学校に来るように言った。 生きてるのはキセキみたいなもので、生きてる僕たちは立ち止まっちゃいけないと思った。 夜の9時過ぎ、ニケはニャアと一声泣いて静かに力尽きた。 玄太は不思議と涙は出ず、 感謝の気持でニケの最後の姿を目に焼き付けた。 おまけ ニケが死んで数か月、仁菜はあの日を境に学校に来るようになり、クラスにも馴染んだ。 ニケはペットの火葬場に連れて行き、遺骨を入れるキーホルダーを2個玄太と仁菜で1こずつもらい、玄太はお守りにして仁菜はニケの兄弟の眠る公園に遺骨をまきに行ったらしい。 数週間前に楓さんから聞いた猫の譲渡会で白黒で生後半年をすぎた去勢済みのオス猫に会い、抱きついて離れなくなったモンを、仁菜はモンの妹モカを飼う事になった。 2匹は僕たちがニケに出会わなければ、出会う事がなかったと思い、たった3か月でみんなを変えたニケを誇らしく思えた。 ———————————————————— ~大人から見た感想と解説~2141文字 これは理想的かつ完璧な死別を乗り越える物語ですが、その他にも人生におこりうる様々な事を主人公・玄太が学んでいく物語です。 すべての問題を感想文にまとめ感想や意見を述べるのは既定の1200文字では足りないでしょう。 ・ペットの飼い方とその向き合い方、責任のとり方とはなにか? ・自分が捨て猫を見つけたらどうするか? ・ペットの幸せとはなにか? ・気の強い幼馴染みの裏にある親子関係や抱えている問題についてどう思うか? ・思春期寸前の自意識過剰な時期に自己保身で誰かを傷つけていないか? ・お父さんやお母さんを一面だけじゃなく、良いところや悪いところがあると知っているか? ・大切な問題は親が決めつけるのではなく、親子で話し合えているか? ・責任をもって飼えないなら拾うべきじゃない、ではどうしたら良いと思うか? ・命が消えかかっている動物に安楽死するか治療するか? ニケを取り巻く玄太が主人公ですので、仁菜の登校拒否や母親・雅との確執は深く掘り下げなくても良いかもしれません。 ですが、仁菜と仁菜の母親の動物への考え方は独断的で極端な面があります。 玄太の家の明るくにぎやかな雰囲気とそれと対極の仁菜の家の雰囲気 玄太の母はデリカシーはないけど、お父さんに相談できる素直さがある 仁菜の母はスレンダーでカッコイイけど、独断的で他の意見を取り入れる気がない 仁菜は小5とは言え、夜も一人で食事しなければならないネグレクト気味な孤独を抱えています。 親子関係・家庭問題に興味のある方は若干触れるのも良いかもしれません。 基本的には「ペットの飼い方」と「命との向き合い方」が主体です。 世の中には「動物は死ぬのが嫌だから」とペットを亡くした経験に心を悼め、もう二度と何も飼わないとする人もいます。 また逆に物語にあるように猫ブームから飼育が楽と本気で信じ、簡単に飼ってしまう人もいます。 ペットの命を軽くあつかう人もまだまだいます。 ペットを飼うなら、その死まで引き受けるのが責任ですが、飼い主の時間や経済力、カワイイと思う以上の愛情が必要です。 「責任をもって飼います」という人に一番大切なのは責任にはつらい思いをする「覚悟」もしなければいけないことです。 玄太がニケの最後に不思議と涙が出なかった事には、色んな答えがあると思います。 ニケが死ぬことをあきらめて覚悟を決められたから。 ニケがやっと楽になれたと感じてホッとしたから。 安楽死という罪悪感を背負う前にニケが死んでホッとしたから ニケが死ぬ寸前までに出来る限りの事はやったから ニケが死ぬ前にもう充分悲しんで、悲しみ疲れたから 一見ヒドイと思う答えもありますが、意識しないだけですべて少しずつ、涙が出なかった理由に含まれているのかもしれません。 玄太は事なかれ主義で責任回避型の性格でしたが徐々に成長していきます。 お父さんに言われた「我が身かわいさ」ではない、ニケを妹と思える確かな愛情を持ったことや最後に「ニケの意思」を尊重したいがための「わからない」だったのです。 もちろん猫の言葉や気持が理解できるはずもないのですがが、玄太だけが「ニケにとって一番」を考えたのです。 安楽死を求める仁菜はその命を終わらせる責任を持つ覚悟だったのかもしれませんが一方では「孤独にしたくない」「もう苦しませたくない」という願いは仁菜自身が「ニケを見る苦しみから解放されたい」思いもあったのかもしれません。 母さんの薬で延命治療を続けるのも、助かる可能性はない現実逃避的な考えに思います。 命と向き合うのは、いざその時が来たら決めていた事でも覚悟が揺らぐのは仕方がない事です。 それに安楽死や薬での延命、玄太のように自然に死なせる選択肢のどれも正解とは言えないものです。 ただ決めた正解が間違いだったと後で思ったとしても、その判断を抱えて生きていくのが責任なのです。 そういう意味では玄太が事なかれ主義だったのは気楽で無責任な薄っぺらい生き方ですし、雅や仁菜のように独断的な生き方は責任と厳しさでがんじがらめのめんどくさい人の生き方です。 この作品の中で理想的な人は玄太のお父さんです。 日頃、自己主張もせずニセモノのビールを喜んで飲み、家族に冷遇されがちなのに、誰かが間違ったり悩んだ時はちゃんと正してくれます。 でも子供でも玄太や仁菜の気持を尊重してくれます。 そして一番つらい責任の安楽死の決断する責任はお父さんが担ってくれます。 世の中は誰かが我慢したり、否定したり、人の気持ちを汲んであげたり、つらい嫌な事を引き受けなければなりません。 お父さんはそれでも与えられた環境の中でハンバーグじゃなくホタテを食べて喜べる人です。 もしペットを飼う責任とお父さんの生き方に共通点をみつけるなら、それは家族に対しての愛がゆえだと思います。 「大切な俺・私の家族(ペット)が今日も健康て楽しそう、だから俺・私も幸せ」と思えたら責任や覚悟の前に勇気とやる気が出て、人生は辛いばかりじゃなく楽しく家族(ペット)を守れるのではないでしょうか? この作品はペットを飼う上での責任が必要なのを自覚して欲しいのが作者のねらいです。 ここでの責任の到達点は「愛情があれば責任と覚悟も持てる」という事と、本当の愛情はそんなに軽くないと知ると良いと思います。 Sponsored Link 『ぼくとニケ』読書感想文の書き方のポイントとその他オススメ本 読書感想文・用紙と字数のルール その他の詳細 原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。 原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。 文字数については下記のとおりです。 改行のための空白か所は字数として数えます。 本を読むのがどうしても苦手な人は動物の生き死にをあつかって映画化もされた「豚のいた教室」や「ハチ公物語」も良いかもしれません。 どちらもトラウマレベルに悲しいお話ですが、「生死を考える」というテーマでは小学校高学連レベルでおすすめです。 2019年第65回 青少年読書感想文全国コンクール ~小学校高学年の全課題図書~ (BL出版) 著者:ブリッタ・テッケントラップ・作 風木一人・訳 本体価格:1,600円 ISBN978-4-7764-0816-1 (文研出版) 著者:ロイス・セパバーン・作 若林千鶴・訳 ひだかのり子・絵 本体価格:1,500円 ISBN978-4-580-82335-8 「もうひとつの屋久島から:世界遺産の森が伝えたいこと」(フレーベル館) 著者:武田剛・著 本体価格:1,500円 ISBN978-4-577-04625-8 読書感想文の裏ワザ 「奮闘するたすく」…文章のテンポが良いので読みやすさはNO.1 「こんぴら狗」…感動本、勢いで読書感想文が書きやすいNO.1 「ぼくとベルさん:友だちは発明王」…自分を変える勇気をもらえるかも? 「クニマスは生きていた! 」…魚好きにはおすすめ 前年の課題図書はすでに感想文を書いている人がいるので、参考にすることができると言う裏ワザがあります。 また昨年の課題図書の中で同じペット系のお話なら「こんぴら狗(イヌ)」です。 これは課題図書ですが号泣間違いなしで、大感動します。 それにこの犬は死ぬことはありませんが生死についても考える要素もありますのでかなりおすすめ本です。 Sponsored Link.

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感想文の書き方 課題図書「ぼくとベルさん」で感想文を書いてみよう

ぼく と ニケ あらすじ

php on line 1141 みなさん、こんにちは! 学習塾シンクスで作文を教えているです。 感想文の書き方についての記事、今回で3回目になります。 第一回は、中学年向けの課題図書「レイナが島にやってきた!」で感想文を書くなら 第二回では、高学年向けの課題図書「こんぴら狗」で感想文を書くなら、をお伝えしました。 心に残った場面がいくつかある場合、その数に応じてネタ3くらいまでの構成を作ることができます。 「ぼくとベルさん」はどんな内容のお話?(あらすじ) 物語の舞台は、1908年のカナダ、デバッグという町。 この町に暮らすエディという10歳の少年と、電話を発明したことで有名なグラハムベルとの交流が描かれています。 エディは、文字を読むのが苦手。 文字を読むことだけでなく、どうしても書くことができません。 ディスレクシアという学習障害で、文字と音を結びつけるのが困難なのです。 そのせいで、自分自身も、家族をはじめ周りの人たちも、エディは勉強ができないバカなやつだと思っています。 読み書きができなくても農夫にならなれる、そう父親に言われたエディは、漠然と自分の将来は農夫だと思い始めます。 そんな中、偶然出会ったベルさん。 ベルさんは、エディの行動を見てエディがただの少年でないことを見抜きます。 ヘレンケラーと引き合わせてくれたり、のちにエディの持つ才能が開花するような貴重なアドバイスを与えれくれます。 ベルさんとの会話は、エディにとってわくわくするような学ぶ世界の扉を開くきっかけになりました。 相変わらず読み書きは苦手でしたが、そのかわり、数学のセンスを発揮するようになったエディ。 ある日、お父さんが困っていた難題を簡単に片づけます。 それを機に、エディの父親もエディの特別な才能を認めはじめ、よき理解者になります。 もう、将来農夫になるしかないなどとは言いません。 ベルさんは、変わらずエディを友として励まし、あきらめないことやできたことを喜ぶということを教え続けます。 すっかり自信を取り戻したエディ。 物語は、エディがヘレンケラーに手紙をしたためる場面で終わります。 「ぼくとベルさん」の登場人物 物語の舞台は1908年でした。 200年も前になります。 日本でいうと明治41年、明治時代の終わりに当たります。 主な登場人物はつぎのとおりです。 ヘレンケラー ベルのお母さん、奥さんは耳が不自由だった。 そのため、聴覚障害への興味から音響学へ入っていき、それが電話の発明にもつながったようです。 ヘレンケラーにサリバン先生を引き合わせたのもベルさんなのだそうです。 そんな縁で、ベルさんはエディにヘレンケラーを紹介します。 エディは、ヘレンから「かしこさの正体」とは何かを得ることになります。 「ぼくとベルさん」はこんな子におすすめ 学習障害の少年が主人公ですが、学習障害に限らず、勉強が苦手で苦い思いをしている子は多いと思います。 また、そのことで、心に傷を負っていたり、学校の授業が苦痛だったり、親御さんからのプレッシャーがのしかかってきたりと、エディのように自分を卑下してしまうタイプの子もいるでしょう。 そんな子にこそ読んでほしい一冊です。 うちの子、なんだか自信がなさそうなのよね。。。 そう感じる親御さんは、この一冊を勧めてみてはいかがでしょうか。 また、あきらめないことや、コツコツ継続することの大切さ。 自分の才能を信じることや、まわりの言うことは絶対ではないこと、なにがきっかけで人生が変わるかわからないこと、そんなことを感じてもらえる一冊でもあります。 夢がまだ見つからない子や、なにかとあきらめ癖のある子にもオススメです。 また、親の世代にとっても、心に響く一冊です。 私は何度も泣いてしまいました。 (日頃から涙腺弱めではありますが) 「ぼくとベルさん」のテーマは? 読む人によってさまざまな解釈ができると思いますが、一般的に考えられるテーマとしては、• 自分の才能の使い方• まわりのいうことはすべて正しいとは限らない• ほんとうの賢さとは• あきらめずコツコツ続けることの大切さ• 先入観を持たないことの大切さ• できたことを喜ぶ姿勢 このようなものが考えられるでしょうか。 まずは心に残った場面を考えてみよう 親子で「ぼくとベルさん」を読んでみてください。 大人の方でしたら、1時間程度あれば読めるボリュームです。 心に残った場面をメモしたり、付箋を貼ったりしながら読むことをお勧めします。 付箋を二種類用意して、親と子で、それぞれ違う付箋をはってみるのもおもしろいですよ。 同じところに貼ってあれば「わかるわかる~」となりますし、全く思ってもみなかったところに貼ってあれば、お互い、こんなことを思っていたのだなあと、それぞれの思いを感じ取るきっかけにもなります。 その中から多くても3つくらいに絞っていきましょう。 絞るときのコツは、【似た体験・家族など周囲の人から聞いた話】とセットにできるかどうかを考えてみることです。 ですから、いちばん心に残った場面を厳選する際に、自分の似た経験と家族から聞いた話を考えながら進めてください。 家族から聞いた話は、お子さんの似た経験を聞いたうえで親御さんがご自分の経験を話してあげてもよいですし、あらかじめ親子それぞれが似た経験を持ち寄ってみてもよいでしょう。 自分の似た経験がなかなか見つからないお子さんの場合、親御さんがご自分の似た経験を先に話してあげることで 「ああ、こういうを書けばいいんだ!」 と、イメージがわくことも多いです。 ちなみに、私の個人的な心に残った場面はつぎのようなところです。 心に残った場面に続き、似た経験・聞いた話を付け加えていますので、参考にしてみてください。 (赤字が似た経験、青字が聞いた話になります)• エディとベルさんが湖で出会ったところ。 みんなのいうことは正しいわけではない。 人がなにかをできるようになるときは、本気でできるようになりたいと願ったときだ。 クラスのリーダー的な人が言う意見には、なんとなく従わないといけない雰囲気があるけれど、いつもそれが正しいとも思わない。 毎年やっているから、これが決まりだから、そういって無駄なことばかりしていると感じるけれど、みんなそれが正しいと思っているので言えないらしい。 母が仕事で遅くなったとき、代わりにお料理をしたら楽しくてたまらなくて、それからいろいろなものを作るようになった。 今ではレシピ本を読むのが趣味だ。 いまでは見事にはまってしまい、プログラミングが仕事になってしまったそうだ。 何をやってもうまくいかないとき、何をやってもダメな自分、そんなことを経験すると、自分を欠陥品のように思うし、なんで生まれてきたんだろうと泣きたくなる。 でも、その女性も、自信をなくして落ち込むことがあるらしい。 だから、欠陥品だなんて考えたらいけないと母は言う。 ベルさんは、やりたいとをいっぱいメモして、そのほとんどが失敗続きだというけれど、まだ行動に移していない自分に比べたら、なんてすごいことなんだろうと思う。 でも、その中で成功するのはほんとうにわずか、ベルさんのアイデアと同じらしい。 どうしても知りたい、どうしてもやってみたい、そういう気持ちの強い人ほど成功するのだと思う。 仕事でも、成果をあげることができる人は、心からこの仕事を成功させたい!と願っている人だと思う、そう言っていた。 ほんとうに人それぞれ、違う部分が心に残るものなので、単なる一例としてご覧ください。 心に残った場面を何か所かあげ、その場面と似た体験、聞いた話をセットで考えてみましょう。 最後にまとめの部分 いよいよまとめです。 心に残った部分を挙げていくと、なにか共通点のようなものが浮かんできます。 この共通点をうまくまとめていきましょう。 いちばん心に残った部分、似た経験、聞いた話、それぞれ共通したテーマをみつけまとめることができるとよいでしょう。 お子さんだけでは難しいと思いますので、親御さんがうまく汲み取ってあげると、うまくまとめることができると思います。 参考例その1 この本は、10歳の少年エディと電話を発明したグラハムベルさんの交流の物語です。 どうしても読み書きが苦手なエディは、家でも学校でも勉強ができない子だと思われていて、自分でも父親のいうまま、大きくなったら農夫にしかなれないと思っています。 ところが、ある日、偶然にベルさんと出会い、きらりと光る才能を見出されます。 ベルさんとの出会いをきっかけに、エディは自分の才能の生かし方を手探りで考え始めます。 あきらめないこと、できたことを喜ぶこと、そんなエディの教えを実行していくうちに、父親はじめ周囲も、エディの才能を認めはじめ、エディ自身も自信を持つようになるのです。 私がいちばん心に残った部分は、エディがベルさんに、「自分は自然が間違って作ってしまったのではないか?」と尋ねるところです。 読み書きができない自分、左手じゃないと上手に文字が書けない自分、みんなにダメだと言われる自分を、エディは、まるで欠陥品のように思っていたのです。 私もよく同じような気持ちになります。 だから、エディの気持ちがとてもよくわかりました。 私もよく、自分はなんてダメなんだろうと落ち込むことがあります。 ベルさんもエディも、とても発想が豊かで、頭の中はアイデアでいっぱいです。 でも、私は、全くアイデアが思いつきません。 なんてつまらない人間なんだろうと、自分が嫌になります。 周りのみんながとても賢く思えて、何がいけないんだろう、何が違うんだろうと悲しくなるのです。 そんなときは、トランプで最初に配られた札が最悪なときみたいに、悪いものばかり持って生まれてきたような気分になります。 この感想文を書くのに、初めてその気持ちを母に打ち明けてみました。 すると母は、そんなことを思っていたなんで知らなかったと泣きました。 そして私のいいところをたくさん教えてくれました。 そこには、私が欠点んだと思っていたこともたくさん含まれていました。 見方によっては欠点も長所になるのかと驚きました。 「みんながいっていること」を基準に考えると、欠点になってしまうことも、反対の見方をすると長所になるのです。 学校では、真面目すぎるとみんなにバカにされて笑われます。 でも、毎日真面目に決まったことを続けることは、実はすばらしいことなのだそうです。 それから、母は、「ベルさんが言うように、できたことを喜ぶ方式で考えたら、できることいっぱいあるじゃない」とにっこりしました。 エディは、ベルさんと出会ったことで、自分の才能に気付き、その才能を伸ばそうと努力しました。 私は、まだ、自分の才能がなにか、見つけることができていません。 エディのように数学の才能はなさそうです。 でも、絶対になにかある、だから私は生まれてきたのだと信じています。 いつかその芽がでるようにあきらめず、ひとつひとつできたこをと喜びながら、その日を待ちたいと思います。 参考例その2 この本は、10歳の少年エディと電話を発明したグラハムベルさんの交流の物語です。 どうしても読み書きが苦手なエディは、家でも学校でも勉強ができない子だと思われていて、自分でも父親のいうまま、大きくなったら農夫にしかなれないと思っています。 ところが、ある日、偶然にベルさんと出会い、きらりと光る才能を見出されます。 ベルさんとの出会いをきっかけに、エディは自分の才能の生かし方を手探りで考え始めます。 あきらめないこと、できたことを喜ぶこと、そんなエディの教えを実行していくうちに、父親はじめ周囲も、エディの才能を認めはじめ、エディ自身も自信を持つようになるのです。 私がいちばん心に残った部分は、エディがベルさんに、「自分は自然が間違って作ってしまったのではないか?」と尋ねるところです。 読み書きができない自分、左手じゃないと上手に文字が書けない自分、みんなにダメだと言われる自分を、エディは、まるで欠陥品のように思っていたのです。 私もよく同じような気持ちになります。 だから、エディの気持ちがとてもよくわかりました。 私もよく、自分はなんてダメなんだろうと落ち込むことがあります。 周りのみんながとても賢く思えて、何がいけないんだろう、何が違うんだろうと悲しくなるのです。 でも、エディのディスレクシアに比べたら、努力が足りないのだと思います。 母が教えてくれた話ですが、トムクルーズも、ディスレクシアなのだそうです。 母はトムクルーズの大ファンで、私もよく映画に付き合わされます。 あのトムクルーズがディスレクシア?私はとても驚きました。 ディスレクシアを克服するまでは、台本を覚えるのも、人に読んでもらってそれを暗記したりしていたそうです。 あんなに有名な俳優になる裏側にそんな努力があったなんて知りませんでした。 ベルさんが言うように、「人が何かをできるようになるのは、できるようになりたいと思う心があるからだ」はほんとうだと思いました。 絶対になってやるという気持ちが、欠けている部分を埋めてくれるような気がしました。 母は、そういう頑張りも、きっと人間的な魅力になっているのよね、と言いました。 もしエディがベルさんと出会わなかったら、自分の才能に気付くこともなく農夫になっていたでしょうか? 私はそうは思いません。 古代ギリシャに魅かれて仕方なかったように、毎日の中に自分の才能を見つけるきっかけは転がっているのだと思うからです。 それも、きっと、「絶対に才能を見つけるぞ!」と思って生活していたら、見つかるのだと思います。 「人が何かをできるようになるのは、できるようになりたいと思う心があるからだ」とベルさんが言うように。 一日も早く私の才能を見つけたいなあ。 この本を読んだいま、そんな気持ちでわくわくしています。 ひとつのネタで字数がふえない場合は? 心に残った場面・似た経験・聞いた話のワンセットでは字数が増えない場合があるかと思います。 その場合は、もうひとつ心に残った場面=ネタ2を用意しましょう。 その場合の書き方は、.

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